さらざんまい 第八皿目 さらっとメモ
一稀怖すぎ!!わかるよ?気持ちはわかる。でもさ、話聞こうよ。マジで。本当、さらざんまいに出てくる人達、ちゃんと最後まで話し聞かない人多すぎ!
な、8話でした。
観たままの熱さで、気になった点だけをピックアップ。詳細は明日~明後日に。
誓の捨てた紙袋→中身が銃なのか、違うのか。もし銃なら悠が持っている事に矛盾。
悠の捨てたボール→ミサンガは一稀へ。ボールは?燕太?
悠「切れてから気づく」
誓「命の替え玉はねぇからな」
誓の指名手配書→飴が葡萄 葡萄は燕太が誓へあげた
燕太ばーさん 誓が来るまで居たのに、レオ真武が来たら消えた
4年前→2015年
人形焼→生焼け
仁丹塔→関係あるのか否か
浅草X丁目
サラレポート→今日はプリンスに~「プリンス」と「王子」の違い
安田ヤス→頭ぶち抜かれ?
アイキャッチ→キャンディー
燕太ばーさん、真武と茶
レオやきそば→カワウソ
ケッピ→「レオと真武。まさか、生きてたのかケロ」
対カワウソ用秘密兵器→殺熊砲と同じ匂い
ケッピ凍る→サラ、生放送へ。ケッピ放置
燕太、誓から飴もらう→イチゴ・青リンゴ?味。重要
誓「おう、マサ?」
燕太スマホ→久慈表記
一稀→未登録者着信(悠から)重要
※普通にみれば、悠から一稀への着信。でも電話を出す前の車は黒。電話を手にした時の車の頭は白。光の加減?1話のアバンの時から、一稀の電話が気になる。
一稀→ガチキレきゅうり踏む。一稀に違和感。誰?
燕太撃たれる→だから、食べ物はダメって…。
ED→影が3人から2人へ
ED→鳥が3匹から2匹へ
8皿目は、一稀のガチキレ(?)に全て持っていかれた感がします。大事な友達って…なんだろう。
さらざんまい 予告@第八皿目
次は8皿目。あっと言う間です。
予告も来ました♪
♪かっぱになって らっきー♪
♪かっぱになって さいこー♪
仲違いしてしまった一稀と燕太。ふてくされた燕太が街で偶然であったのは、悠の兄・誓だった。指名手配がかけられた誓は、玲央と真武の包囲網から逃げ切れるのかー?それぞれの想いが交錯して明かされる、大切な記憶とは…?
なんとなく不穏な文章なのに、予告動画を見るとポップな感じなのが、え?一体どうなるの?!と思わずに居られません。そして、誓が出てくる様です。こうなると燕太が咥えている飴が非常に気になりますし、誓の指名手配書にある飴も気になります。
燕太は、3話で朝ごはんを食べてますし、7話でもコロッケ食べてましたし、8話でも飴咥えてますし。3話でいったはず!幾原作品において、料理を作ったり食べたりする人はロクな事にならないんだよー!燕太!いますぐ飴を食べるのやめなさい!
料理関連でいいますと、レオとマブも同じく。多分、ハッピーな感じにはならなそうですが…。そして、7話でやっつけたはずの「タマゾンビ」 またしてもタマ関連の言葉が予告に出てきています。スマートボールの玉、多摩地区、シコタマ詐欺、たまたまたま、ソイヤァの歌に入れるくらいですから、タマは重要なキーになるのでしょうか。
ちなみに、指名手配されている誓と一緒に載せられている飴。どうみても「葡萄味」の様です。今まではイチゴだったのに急な葡萄。多分これも「タマ」に掛けているのだと思います。葡萄はふさふさと丸い実がついてますから。タマタマ。そして誓と悠といえば、拳銃も弾。タマタマ。これだけ「タマ」が並んでいるのに、何も無いということは無いはず。奪うぞタマタマ、魂もタマ。どのタマを奪うのか。ウソウソ。全部嘘らしいです。
燕太がスマートボールをしている場所は「三松館」
ゆるふわ日誌にでてきていました。
またサボってた#真武 pic.twitter.com/mlWcCsrbQm
— 玲央と真武 (@keeponly1luv) January 27, 2019
何気に、燕太のおばーちゃんも座っていますね。
そして、ケッピはまたまた!サラちゃんとおデート?!今度はラーメンとか食べる気か!映画なんて観ている場合じゃないぞ!
指名手配された誓の行く末は? なぜか燕太と忍者歩きをする誓。予告最後に出てきたどうみても、変なチンピラは!ヤツでしょうヤツですヤツ。キュエエエェエとかって鳴いていたヤツに違いありません。胸元に見覚えのあるマークがありますしね。EDで燕太が立っている、花やしきの外壁あたりで遭遇?したっぽいですが。どうなのでしょう。またしても花やしきが出てくるのか。
7話の漏洩で、一稀と悠は燕太とどう接するのか?予告を見る限り、一稀はご立腹で、燕太はふてくされている様ですが。ふてくされるの意味がちょっとわかりません…w
悠は誓と浅草を出て行くのでしょうか?船着場に悠は居るみたいですが。
8話、どう展開していくのか、楽しみです!
8話までのまとめ
自分の中でではありますが、こういうことなんだろうな。と解った事をだらだらと。
カパゾンビがでる欲望フィールド
こういう形で戦っているのだと思います。これが
こうなってみえている状態。ですので
橋の欄干は縦。
こういう状態で、生と死のハザマだとしましたら、天と地。もしくは、地と地下。ここは、6話でケッピが手の内を晒してくれましたので、地と地下という構図で正解だと思います。
希望の皿について
金だろうが銀だろうが「希望」と言う名前がついてますが、「願えばなんでも叶う」皿です。願いって欲望ですよね。だとすると、欲望が実る皿であって、生前に満たされなかった欲求を満たそうとするカパゾンビと、皿を求めている一稀達との差ってなんだろう?と思います。どちらも欲望を満たそうとしてる事に大差ありませんし。ケッピは、希望の皿という欲望を叶えるアイテムを生み出します。なんだかマルチアイテム、聖なるアイテムの様に扱われていますが、本当にそうなのでしょうか。今のところ欲望がプラスの意味で、動いていないように見えます。多分最終的に「欲望は皆、同じなんだ。誰しも同じ欲望を抱き、それを共有しているんだ」な感じになるのじゃないかな?とは思っているのですが(ユング的リビドー)それと希望の皿がどう繋がっていくのか。現時点では、うーん…と頭を抱えている状態です。
アの世界
1話アバンは、ほかの話数と切り離して考え、なんとなくつながりそうなのですが、上手く繋ぎきれていない状態です。一稀・悠・燕太が絡む場面には「ア」が存在するのですが、彼らが絡まないシーン(屋内除く)は唯一音寧が、モットクレーの魔の手から逃れた時だけです。その時、モブの女性たちはピクトグラムではありませんでした。しかも綺麗に「ア」がありません。3話ってやっぱり凄く重要な気がするのです。ただのギャグ回かよ!ではなくて、ヒントやアンサー的なものが物凄く盛り込まれている回。燕太が、妄想癖がすげぇ!と言うだけでなく。この妄想も後々何かしら、物語に絡んでくるのかもしれませんし。またお前かよ!また妄想かよ!な流れを、あと1回は欲しい所…。
一稀・悠・燕太が居る世界は「ア」 それ以外は「ア」のない世界。これとカレンダーや建物等々を含め考えますと、過去起きた事を見せられているのか、生と死のハザマの世界で何かをやり直しているのか、どちらにしろ「ア」は、鏡写しの世界だとは思います。ではそこになぜ、一稀達が居るのか。それぞれがそれぞれの理由で、何かしらあって、今の「ア」世界に居るのだと思います。一稀は浅草にいつも、墨田区側からやってきます。これは前に書きましたが、過去へと戻る構図です。春河の事故の時、春河は台東区側から走ってきました。墨田公園も台東区です。色々含め、一稀の自宅は台東区だと思います。なのになぜ、墨田区側から一稀は歩いてくるのか。謎しかありません。今のところ、過去へ戻っている・生と死の橋を渡っていると考えるのがいいかなとは思いますが。
もう少し、考えをまとめてから、7話までのまとめを書き出したいと思います。
あと、関係ないのかもですが。なんでカワウソって黒に赤縁なんだろう?目も赤。あれが本当の姿なのかなぁ?999の車掌さんみたい。あれじゃカワウソってわかりませんw本当の姿、隠してるだけな気も。カワウソ関連でもうひとつ。ラジオ『ぷれざんまい』で幾原監督が「嫉妬が一番人を狂わせる」的な事をお話されていました。7話の燕太の事だとは思いますが。嫉妬しているのは、燕太だけでは無いですよね。もうひとり、激しく嫉妬している人が。大切な人…と言いかけたのを「はいはいわかってるよ」と、遮ってしまった人。嫉妬に燃える可能性がある様な気がしますが。怖い…。嫉妬が向く方向って、どこに飛ぶかわからないですし。誰かに取られるくらいなら。って嫉妬もあると思います。
さらざんまい 第七皿目 つながりたいけど 裏切りたい その2
Bパートは、誓からの電話の内容を、悠が一稀と燕太に伝える所から始まります。
どうやら、でかい仕事がダメになったらしく、裏家業をしている誓は仲間に裏切られた模様です。
鳥も2匹になりました。
誓は、指名手配がかかるのも時間の問題との事。悠は誓に着いていき、この街(浅草?)を出て行くと言います。
「だから、サッカー部の話は忘れてくれ…」
と、壁を触りながら言う悠。本当は、サッカーしたかったのでしょうね…。14歳の少年ですから、友達と馬鹿言って笑ったり、何かに夢中になったりしたい年頃なのに。それでも悠にとってのヒーローは誓です。誓がNO1であり、今の悠の全てなのでしょう。
「あと1枚…」
ふいに一稀が、声をあげます。「え?」
「希望の皿だよ。あと1枚で、5枚集まるんだ。それで悠のお兄さん、助けられる」
燕太「一稀…」
一稀「そうすれば、悠は出て行かなくていいんだろ?」
戸惑う悠「あ…あぁ…」
一稀「じゃあ、きまりだ。なぁ燕太」
燕太「おうっ!久慈のために、ラスト1枚手にいれようぜっ」
一稀「だから、悠はここにいてよ」
一稀が笑顔を悠に向けます。「なっ燕太」「きまりきまりぃっ」
仲良し3人組の青春がキラキラ光ります。なんていい友達!
燕太「一稀ってさ、本当はああいうヤツだったよ。春河の事故が起きる前みたいだ」
コロッケを頬張りながら、悠に話します。一稀は、ゆあばすけっとで「しろはす」を購入中。
燕太「オレ、ずっと思ってたんだぁ。前みたいに一稀に笑ってほしいって」
燕太の話を聴いていた悠が、口を開きます
悠「お前はいいのか?お前はあいつの望みを叶えるために、皿を集めてたんじゃないのかよ」
皿を自分(悠)の為に使ってもいいのか?と気にしているのだと思います。
燕太は、久慈が気を使うなんて、雪降るんじゃね?とちゃかしますが。悠に窘められ、今でも一稀の望みをかなえたいと思っていると話します。そして、悠にコロッケを差し出し、今の一稀の望みは、悠を助けたいってことだから。と燕太は言いました。みんな友達思い!
燕太「わかったら、素直に受け取れよっ(コロッケを)」多分、皿にも掛かっていると思います。
悠「…ありがとな…」
燕太「あっ、やっぱ調子狂うからやーめたっ」
悠「ブスっといくぞ!!」 コロッケをむしりとります。
コロッケ、食べたくなってきた…。
一稀「おまたせー、ケッピのところいこうか」
何気ないこのシーン。友情物語いいなぁ~…なんてことはない!後から非常に大事になります。
けろよぉーーーーじん!!
今日もこの街の間違いを正していくケロ。…今日…も?毎日しているのでしょうかね。
そして間違いと言うのは
カッパだケロ
素敵でぃっしゅ~
これは……カッパじゃねええええぇっ!!
さらっと、かっこいいでっしゅ
いやまって。確かに私も、あれ?これカッパじゃないの?ああカエルだ。とは思いましたけど。それ以前に主観バリバリ反映なシールよ、シール!なんでカエルはアホ顔なのか!鼻水まで垂らして。目もアホ満開。偏向すぎ!でね?サラちゃん?あなたなんで、ケッピを抱っこしてるの?ねぇなんで?しかも、素敵とか格好いいとか、ハートまで飛ばして…。さてはケッピ、希望の皿使ってサラちゃんを惑わしたな!?欲望バリバリじゃないか!欲望割れた癖に!
「そして君は…私だけのカッパだケロ」
なにいってんだ…
「さらっと、好きでぃっしゅ」 ちゅっー
!!!!!!
サラちゃんがケッピの頬にKissを!キスは悪魔だぞ!
「最高のカップルです…ケロ」
たまったまたま たまたま たまたま♪
ケッピの相手は
↑こういうのでイイのです。なのに、なんでサラちゃん!
確かに、サラッとレポートでプリンスを探していました。そして「自称」第一継承なんたらはケッピです。やはりケッピが探していたプリンス?!となりますが。
よくよく思い出してみると。燕太が妄想するとき、いつも少女マンガヨロシクな、光のオーブが舞ってました。もっと言えば、ウテナの時に薔薇枠が出てくるシーンは、これは虚構の物語ですよ。と暗示する使われ方をしていました。サブタイトルなどがそうでした。ユリ熊嵐でも、同じように使われていたと思います。これを踏まえて考えて見ますと、このサラちゃんとのデートシーンが現実なのか、ケッピの妄想なのか、微妙なラインだと思います。現実にデートしていたとしても、相手がサラちゃんかどうかが謎です。燕太の妄想と同じ様に、その場にサラちゃんが居たとしても、キスなんてしてないでぃっしゅ☆と言われる可能性もオオアリだ!だいたいサラちゃんはケッピとデートしているのになぜ、カッパ状態じゃないのか。
後ろから、たまたまたまたまたまたまたまたま 歌声が。この声は…。
世の中 ウソウソ 奪うぞ タマタマ
キターーーーーーーーーーー!!!!!!!!
カワウーーゥーー!ソイヤーーァッ!!
交番が舞台転換するときに、左側のテレビが微妙に揺れます。細かいw
ソイヤッ!ソイヤ!
そして後半戦だからかして、歌詞は2番へ。
新しいカパゾンビが生成されました。
空を飛ぶのは、ボール。サラッとレポートには、たまがいっぱいたまらないでぃっしゅ。ときどき間違えて、プリンスを投げちゃいます。との事。やはり、プリンスはケッピかな…。6話みて、ああ、ケッピだねとしか思えないですしね。でも、投げるですから、うーん。
ボールはフレンズ でぃっしゅ☆
どこからどうみても、ETなのですが。ETも少年と宇宙人の友情物語です。でもやはり、スタンドバイミーのように、主人公・エリオットが成長する物語でもありました。
一方、一稀・悠・燕太は、ケッピの所へ。
ところが、ケッピの姿はなく(サラちゃんとデート中)しかも、きゅうりの残骸がっ。
燕太「ケッピの食べ残しか?」
悠「あいつが好物、放り出していくなんて…」
ケッピの扱いが…。
一稀「!まさか!ケッピの身に何かあったんじゃ!」
大丈夫。そんな心配してやることは無いです。
「ふたりぃは、カップルぅ~♪」などと、浮かれた歌を口ずさみながら、ケッピ登場。足が蜘蛛!きもいよぅ。
燕太「…なんだ、無事じゃん…」
「んんっ!!!!!!」
ケッピ、いきなりの眼力!
「留守中に、何者かが侵入した気配がありますケロ 空き巣です!ケロ」
どんだけ留守にしてたのー。そして、空き巣て。ケッピの家かよ!って、ある意味家かも?
大変です!希望の銀の皿4枚が!何者かに盗まれています。○マザキ春のパン祭りヨロシク、コツコツと貯めてきたのに!一体、誰が。
「カワウソ帝国の仕業かもしれませんケロ」
燕太「マジかよ、やばくね?」
そんなやりとりをしていると、一稀のサッカーボールが、空を飛んで行きます。
「どうやら、カパゾンビのお出ましですケロ」
悠「クッソー、こんな時にかよ」
燕太「一稀のボールを取り戻すっ 皿の事はあとでかん「がえる」っ」
「カエルじゃねぇってんだろおおおぉぉぉっ!!!」
「言ってねぇええええええ」
タマゾンビ。今回は、長場は立たなかったようで。
それよりもヴィジュアル!口!口!ボールギャグ咥えてますがががっ!
しかも、手が足になって頭がボールで、蹴っているという表現?ややこしい…w
なんか欲望の傾向はこの姿でもう、わかるのですけれども…。なんでサッカーボールなんだ!訳がわかんないっ
とりもーどさなきゃ いけなーいものがあるー♪ タマタマ
前回なかった戦闘バンク。しかも燕太がセンター。え?!なんで?!漏洩しそうな事ありましたっけ?となりますが。そう、6話からその前兆はありました。相撲の妄想でも、スーパーでの悠との会話の時にも。
無事に尻子玉搾取! こりゃ タマらん…
「そうか ボールになって彼女に蹴られたかったのか」
えっと…。うん、なんかそういう人、居るんだろうね。うん…。というか、ボールになる云々じゃなくて、なんで男まで赤ヒール履く必要あるんだよ。でもまぁ、今までのカパゾンビに比べたら、まだ、まとも?被害者居るわけでもないので。
そして、来ました。漏洩タイム!ドキドキ…。
なななんと!!練習場を荒らしていたのは、燕太!!!
お前かよ!!しかも2度も! しかも2度目は念入りに!!マジか!
悠「まさかっ…なんでっ お前の大事な場所だったんじゃなかったのか!」
燕太「うへへ、いただきぃ」
皿も、お前かよ!!!
ごめんなさい。爆笑するしかありませんでした。一稀への強い執着があるのは、誰しもわかったと思いますが、なんてのか、やる事がゲスい。そして、一番ツボだったのは、場荒らしを2度もしたこと。2度目の念の入れ様。だから、寝坊したのかとか、色々とここで繋がってきます。しばらく、笑いが止まりませんでした。ごめんなさい…wやってる事はゲスいのに。
最後の台詞は
燕太「チクショー!!久慈の事ばかり、気にしやがってええ!」
ダメ押しです。笑いが止まらない。いや気持ちはわかる?かもです。いや、わからないかな…wいや、多少はわかる…かな?
七実のような、リンゴちゃんのような、るるのような…。
それの進化系が燕太なのかもです。
Bパートはここまででした。
うわぁ、これ3人組どうするのw ねぇ燕太、どうするのw裏切りすぎw
燕太は「久慈」呼びだった事や、自分から何かを言い出すのではなく、一稀に同調しているだけの返事だったこと、色々と7話内にも伏線はありました。彼の中で、区分けをしていたのだと思います。一稀が言うから、久慈も仲間にいれて「やった」
あくまでもゴールデンコンビは、オレと一稀。この形は絶対なのでしょう。
でも、燕太はなぜ一稀を好きになったのか。これを思い出したらまた、気づきがあるかもしれません。まだまだ彼には余白が沢山あると思います。もしくは、久慈ばかり気にするんだよ!の中には、一稀と悠がお互いに、共感性を抱いていることを感じ取っていたのかもしれません。もちろん、一稀と悠がLOVE的な意味でどうにかなるとかではなくて。それにしても、燕太…。ギャグ枠すぎ。
Cパートは、回想 海草×から始まります
エレベーターを上がるレオ。着いた屋上にはマブの姿が。
「レオ…心配をかけたな…もう、元通りだ」
「お前は……誰だ」
レオが搾り出す様に言います。
「私はマブ、お前の相棒だ」
「違う!お前はオレの知ってるマブじゃない!マブはそんな顔でオレを見ないっ!!」
「帝国の技術力は本物だ。私の人格は完全に再現されている」
「嘘だ!オレは認めない!」
「ウッソー……ではない。今のマブには、機械の心臓が埋め込まれている。それを動かすためには、お前の助けが必要だ。気に入らないなら、マブの心臓を止めればいい。お前の手で…」
「オレに…マブを二度も殺せっていうのかよ…」
「ウッソー。お前達には本日づけで、人間の世界に移動してもらう。カッパ王国から奪い取った、我々の希望と共に」
だだだだだだだだだだだだ
ダダダダダダークネス!!!!!!
どうやら、欲望が割れた後のダークネスは、カワウソ帝国によって捕獲?された模様です。我々の希望と言っている点からして、元からカワウソ側はこの「ダダダダダークネス」を目的として、カッパ王国を殲滅したのかもしれません。
ケッピが「人の子よ!助けてほしい」と、一稀と悠にお願いしようとしたのは、もしかしたら、このダークネスに関わることなのかもです。
6話のCパートで欲望が割れる前までは、人間っぽい姿をしていました。アレがケッピならば。ですが。そして、欲望が割れてしまい、黒いものは外にでてしまいました。が、そういった黒いものも、ケッピの一部には変わりありません。今は半身状態で、完璧な元の姿に戻れない。だから、元に戻るためにダークネスがケッピには必要。こういう事も考えられます。
レオとマブは、そんな顔で俺をみない!とレオは言っています。じゃあどんな顔?となりますが、レオ視点からの事をいっているのか、もしかしたらレオとマブ共に、違う形態があって、そちら側の姿じゃない!とレオは言っているのか。私達にもまだ明かされていない姿があるのは、間違いないと思うのです。レオからしてみたら、その変身後の姿が本当のマブ。といっているのかもですし。このあたりも、謎です。
そしてやはり、本当はレオが生かされている気がします。科学力は本物のはず。でもマブなら、レオを生き返らせてくれと頼むでしょうか。願ったとしても、レオを苦しめるような形にはしない気がします。だとしたら、本当はレオがマブを庇った。立場を入れ替えて、私を殺してくれと、願ったのかもしれません。そう考えたら、レオが白い部屋で目覚めた時の、何かが割れる音も皿なのかも?と、思えます。そしてまた、レオは希望の皿を欲しています。
レオの願いは?マブを前のマブに戻してくれ。かもしれませんが。仮にそうだとしましたら、レオは自分の命が落ちるということに繋がる気がします。マブはそれを良しとはしないでしょう(レオが本当は命を落としていたら。という仮定の元の話です)
だとすると、二人が願うことって一体何なのか。
さらざんまい 第7皿目 つながりたいけど 裏切りたい その1
7話は、情緒不安定な回でした。誰が?観ている私が。ですw レオとマブは、なんだか観ていて含みありすぎな感じもしましたし、マブの気持ちもレオの気持ちもわからなくもない反面、なんでだろう?と言う違和感を覚えたり。それとは別に三人組は、前半「あら~」と思っていた出来事が、お前かよ!と深夜にも関わらず声をだしてツッコミ必須でした。
その前に、ひとつだけどうしても、どうしても!書きたい事が。5話からずっとモヤモヤしていて、頭から離れない事が…。さらざんまいとは、1ミリも関係がないので書く必要も無いかなと思っていました。そしてやっぱり1ミリも関係ないのですが。
↑これ、みなしごハッチという、大々昔のアニメ。ふた昔前あたりなら特番で「泣けるアニメ50選!」とかでお馴染みのアニメです。ハッチは、ママである女王蜂を求めて旅をする。みたいなアニメらしいのですが。
ハッチの王国は敵に襲撃され壊滅し、まだ卵だったハッチは親切なおばさんに助けられ命拾いします。そのおばさんは、ハッチを自分の子供として、他の兄弟と同じ様に育てるのですが。
ある日、ママ(親切なおばさん)がお出かけに行く際「いい子にしていてね」と言ういいつけをハッチは破り、勝手に外へ飛び出してしまいます。そこでカマキリに襲われたり、色々と危ない目にあうのですが、何とか自宅へたどり着きます。
心配していたママ(親切なおばさん)に、大目玉を食らうのですが、その時にハッチは本当の子供じゃない、あなたはミツバチだから、ミツバチとして育てられたほうがいいのかもしれない。的な事をママ(親切なおばさん)に言われます。ハッチはそれを素直に受け止め、本当の母を求め旅立つのですが。
実母を求め、ハッチは皆が寝静まった頃、こっそりと旅立ちます。その際、ハッチが言った台詞は
「さようなら、知らないおばさん」
でした。えっ…。今まで育ててもらったおばさんだろ?なんだよ、知らないおばさんて!つい昨日まで、おかあさーん言ってたのに?!知らないって…。と、摩訶不思議な感覚に。ハッチのメンタルが謎。
そして、さらざんまいの5話。養子とわかった途端、一稀は「あの人たち」と、今まで家族として接してきた人を表現します。一稀なりに葛藤しているというのは、頭では…理屈ではわかります。ですがこの台詞を聞いたときに、ハッチと同じやん!!と思いました。そこからもう、モヤモヤモヤモヤモヤと、なんで育ててもらった時間や、一緒に過ごした思い出は放り出してしまい、実母じゃない・実父じゃないってだけで、他人として扱おうとするのか?とか、一稀なりの葛藤があるにしろ、手のひら返しがすげーな…って思ってしまうのです。何度も言いますが、葛藤はわかります。凄くわかるのですが…。私の中で、ハッチ一稀に。
という、1ミリも関係の無いお話でした。
さらざんまい7話
始まって早々、何これ?!な展開。マブ何してるの!後ろにいるのは、カワウッソーの様ですが、シルエットはレオ?後ろにたってサワサワサワサワサワサワサワ。観ているこっちの気持ちがザワザワするわ!
マブの背景は
多分こちらのお店↓↓
ちか男くん…もとい「うそ男くん」
地下にどうやら、カワウッソーの何かがあるようです。ソイヤソイヤ舞台の場所とはまた別みたいですが。
表世界は「ア」だらけなのに対して、地下は「カワウソマーク」です。両方のマークが階段隔てて、両方同時に存在している図というのは、今回始めて解った事だと思います。観ている限り、特別な場所でもなく日常に溶け込んでいる様にみえますし、誰でも簡単に階段を降りたら、カワウソ街に行ける仕様みたいですが…。
「ウッソー まだ早いんじゃないのかね?」
「でも…私には耐えられない…」
「ウッソー お前は相変わらず我慢が足りないねぇ」
「お願いだ 焦らさないで」
「そこまで言うなら、自分でやって みなっさい」
「ああっ…」
なんやこのやりとり!!深夜だからって何してるんや!そんなことしてるのか!
人形焼作ってました。
ややこしいな!!
「私の行ったとおりだろ?まだ早かったのだ」
ややこしい言い方しない!マブもお料理を習っているのでしょうか。ふたりはさらざんまいでは、料理上手だったはずですが…。
そしてここからが、問題のシーン!
「ウッソー やはり微調整が必要なようだな。もう一度体の中を見せて御覧?」
「お願いします…。私は早く、望まれた私になりたいのです」
なんだか綾波チックになってまいりました。
「マブ…憐れで美しい、私の人形…」
カワウソ、何してるの!私の人形って!前回のメンテナンスとやらは、これの事だとは思いますが。一体何を施しているのでしょう。
食事するレオとマブ。Twitterでもブロッコリー入りカップ焼きそばありましたね。レオの好物のブロッコリーを乗せて食べるマブ。どうやら、機械人間のようで。レオはそんなマブにイライラ。大切な人が…と言いかけるマブに、はいはいわかってるよ。と、そっけないレオですが。さらざんまいの人達は、最後まで話聞かない人多すぎですw多分マブは、とても重要な事を言おうとしたと思うのですが。
上手く食べられないマブ。口の周りにブロッコリー。レオに「昨日みたことはいうな」と口止めされます。多分、ケッピを見つけた事をカワウソに言うな。ということでしょうけれども。
銃はキケン 社会の敵 らしいです。確かに吸い取られる。キケン。
6話では、一稀を救った悠の銃。この先、どうなるのか。
○○では 怪しいやつらに 気をつけろ ○○は吾妻?道路?
いや、レオとマブこそが怪しいです。ここでもブーメラン。
ちなみに、探し犬のドラゴンはまだ見つかってない模様。というか、誰も気にして無い。そして話にも関係が無い。ドラゴン可哀想に…w
このあと、3人組の話に場面は変わるのですが、先にレオとマブを。
川嘘交番の掲示板。凄くハイテク仕様でした。
「サラがあれば、全てうまくいく」と、手をかざすマブ。
なんと。サーチできる仕組みに。
カワウソアイコンは「USSO」
アマークは「FIND」
地図に現れる文字は、カワウソマークはSEARCH
アマークはFOUND
うおお!もうこれ、答えじゃないの?!レベルです。ですが、どう答えなのか…。
欲望の目印がカワウソマーク。欲望を搾取したあとがア
文字も、私の画面ではしっかり読み取れず、本当にFind・Foundなのかもわかりません。
「ア」は、やっぱり、欲望搾取された・またはカパゾンビの慣れの果てなのかな?と思いますが…。
それを前提に考えますと、アは既に調べた場所。見つけた・見つかった場所だと考えられます。ココから考えるに、レオとマブがカワウソ側から派遣(?)されるまでは、ア看板は無かった。なので、1話アバンのアのない浅草に。欲望を搾り取られた後→アが出現。なので、アが沢山でてくる。こうなります。1話アバンの大きなアが一稀に落ちてくるのは、ピンクの輪の中に一稀がいますのでアは一稀。抽象的な何かではなく自分や人間だよ。という種明かし?的な事だったのかもしれません。あえていうなら「吾妻橋」の「吾」まさか、ふと思ったなっちゃん先生の話だったの?!本当に最初の最初の最初、深読みいくない!と、思ってたのに…。吾妻のアで、自分と言う意味。透明になった人の「ア」 もうひとつ敢えていうなら、ピンクの丸なのは浅草だから。浅草線でピンクなのかな?と思います。
この後レオの回想 海草×に。
どこかの部屋で目覚めたレオ。白い部屋。天井に江戸切子模様
壁には、花の模様も。レオは青、マブは赤。静脈と動脈チックです。
見知らぬ誰か…。かぁーわっ・ウッソーですけどね。厳密には、カワウソ帝国科学技術庁長官らしいです。手下はゼロ。長官自ら働きます。
「気分はどうだい?」とレオに問うウッソー。
後ろでは、何かが割れる音。何が割れたのでしょうか?
ウッソーの話では、マブは命尽きていたらしく。
「マブ!!おきろ!オレを置いて一人で行くなんて、ゆるさねーからな!」と悲痛な叫び。マブには届きません。「なぁ!マブ!嘘だっていえよ!」
「ウッソー」 (筆者)お前が応えるな! って嘘なの?!なんだ、ギャグか。
「…ではない」(筆者)ややこしいやつだな! 嘘じゃないんかい!
こちとら、悲劇のシーンを見ているのに、横からウッソーではないとかなんとか、感情のもって行き方がわからなく。まさにジェットコースター。
「相棒の命を救いたいか?」ウッソーが問います。
「もう一度マブの声が聴けるなら何だってする……オレにはそれしかない…」
もう一度、声が聴きたいと願ったレオ。それは叶ったはずなのに。それなのに、違うと思う感情。一体なぜ。複雑な心境なのかもですが、個人的にはなんか違う気がするのです。レオは純粋に、もう一度声が聴きたいと願った。完璧な以前のマブに戻してくれ。とは願ってません。例えマブが寝たきりであろうが、なんだろうが、自分が触れる事のできる距離にいてくれて、レオと名前を呼んでくれる。それ以上望んでません。なのに、なぜブロッコリーでいらついたのか。想像でしかありませんが、もしかしたらレオがイラついているのは、自分を庇った事についてなのかもしれません。自分を庇わなければ、自分があの時絶命していれば、マブは命を落とさずカワウソの言いなりになることもなかった。レオは過去のマブを求めているのではなく、過去のマブを奪った自分が腹立たしいとも思えます。
あと、部屋を長官が簡単に行き来している点。もうひとつ、部屋が分かれていて、窓越しにしか見えない点。色は違えど、鏡写しなのです。鏡の中の世界があるといいますか。カワウソは1匹しかいません。ケッピも分裂しましたから、レオとマブも不可能ではないとは思います。どちらかが善で、どちらかが悪という分裂ではなく。元々2つのものがひとつになっただけ。だから、ひとつのものがまたふたつになる。表現しづらいですが、戦隊モノの合体ロボみたいな。それぞれの人格はあるけれども、ひとつにも合体できるという。それに近い形態も現状ではアリなのかもと思います。
※ananの雑誌インタビューで、レオは過去にこだわっている。人は変わっていくものなのに、過去のマブを求めている。マブは今を見ている。でも、レオの求める自分になろうとしている。というようなお話をされていました。それって、マブだけではなくレオも同じで、レオも過去のレオではないはず。
レオが拘っている過去というのは、レオとマブが出会ったときの事かもしれません。最初出会ったときに、レオを見たマブの目。マブがそれを覚えているのかどうか。
それと、6話Cパートで間違いなく負傷していたのはマブですが、あれだけの事故でレオも助かっていたのかなぁ?と言う謎もあります。
今回のCパートでマブは「カワウソの科学力は凄い」と言ってました。本当に凄いならなぜ、不完全状態のマブなのか。感情までは操作できないから?それと、本当に凄いのであれば、完全体なのはレオのほうで、不完全状態なのがマブ。両方ともに命を取られている・欲望搾取されているのかもしれませんし、現時点ではどうとも取れると思います。
前回、一稀の心のささくれがフラットになり、家族とも春河とも笑顔で接する事ができている一稀。サッカーもまた、復帰するようです。燕太との二人の場所で、サッカーをしていると、通りがかる悠。一稀が「悠!」と声を掛けます。呼び名も久慈から悠へ変化。なんだかんだと、3人でそれよりさっかーしようぜ!な流れに。
なんだかイイ感じに青春謳歌してます。が、翌日、練習場に行くと…
「なんじゃこりゃー!」な展開。ゴミ捨て場よろしく、ごみだらけ。
「誰がこんなことを」
一番に動き出したのは悠。「やるんだろ?サッカー。三人で」
かっぱぁ~♪ さらっら~♪ かっぱぁ~♪ さらっら~♪ かっぱかっぱ♪ふっふっ♪
悠、いい子すぎる…。新鮮なお野菜から、手洗えばいいのにー!
それにしても酷い有様。一体だれが!!
一生懸命片付けた甲斐もあり、ぴかぴかに。おつかれ!と手を叩きあう3人。
じゃ、また明日と別れます。
どうやら?一人違う方向を向いている様です。
街灯や、映る鳥は一稀・悠・燕太を表しているみたいです。
最初は
3匹とまっていたのですけれどもね。どうなるのか。
マブは一人で、ウッソーに報告しています。何か変わったことは?と聴かれ、何もありませんと応えました。レオとの約束を守ったみたいです。
「カパゾンビ予備軍がかなり減少しています」
「…ぅっそぉ~(微妙な言い回し)それはお前『達』の存在の危機を意味してるんだよ?」
「重々承知しております」
マブは何か…レオに秘密があるのかないのか。カパゾンビを生み出すことは、レオとマブにとって存在するため必要な事。それ以外にも何かあるのかないのか。
僕には3つのルールが「あった」
ルールが過去形に変化しました。人は変わっていくものですね。持っているものも、箱からボールへ。
アイドル・吾妻サラのラッキー自撮り占いを気にしない。
ちなみに、今回のラッキーアイテムは「タマ」
サラッとレポートには「なまず」の事がかかれていました。そういえば、シタッパーズはなまずに似てると言えば似てますが…。
オオサンショウウオといい、なんかヌメヌメ系っぽいのが多い。電気なまずなら、地震かなとも思いましたが、今のところ何に繋がるのかわからないです。
三人仲良くSNS交換している模様。約束の時間に遅刻?な燕太。夜更かししてるから。早寝早起きしないと。夏休みだからって夜更かしはダメ。
罰として、コロッケは燕太の驕り!と返信する一稀。
3人のやり取りに、笑顔がこぼれます。
すこーーし穿った見方をするとですが…。なんか、空元気?っぽい感じがしなくもないのですが。思い過ごしかもしれません。ですが、変わりすぎな気が。勿論、元々の一稀がこんな感じだったのかもしれませんが。
今目の前にあるつながりを大事にしたい。
一稀の変化は、良い方向に流れている気はします。
かと思いきや!
またしても!荒らされる練習場。しかも前回より、手が混んでます。やる気満々な犯人。執念深い。チョーーーーー念入り。これだけのごみを運ぶだけでも労力でしょうに。
「もう一度、もう一度なおそうよ!」諦めないと証明しようと、前向きな一稀。悠・燕太も同意。
掃除を始めようとすると、悠のスマホにコール音が。誓からのようです。
電話から戻ってきた悠は、もうサッカーはできないと二人に伝えます。鳥は一人、違う方向を見ています。
ここまでがAパートでした。
正直、ココまでの流れ・展開は6話よりも、断然好みでした。6話は熱い友情物語的な展開でしたので、なんとなく「こうなるだろうな」が予測できた。でも7話は、急な変化が様々現れたり、謎だったものの破片がみえてきたり。そしてまた新たな謎。ところどころにみえる、今後の伏線も十分にいれこまれていて、見ていて非常に楽しかったです。気になるのは、場荒らしの犯人。一体誰なのでしょうか。
さらざんまい 尻子玉とタイトル
尻子玉について、新しいルールが提示されました。
尻子玉は移植できる。これをわざわざ言うあたり、何かしら意図が確実にあるのだと思います。今後尻子玉の移植が行われるのか、それとも過去にそういうことがあったのか。
気になるのは、尻子玉を取られると完全に存在が消えるという所。記憶からもなくなります。カパゾンビたちは、いつも写真から消えていきます。
写真といえば、このシーン。悠の回のものです。引き出しにも「オレ」とあります。放送当時、オレって誰?といわれたのは知っていたのですが、もしも尻子玉を抜かれてた人物が、悠一家にいたとしたら?
オレの文字が消えないのは、謎しかないですが。オレが父だとしましたら、母は?となりますし、オレ文字には違和感しかないのは非常にわかります。
なぜ、オレが尻子玉を移植したのか。誰にしたのか。ご両親の死因がはっきりしませんので、借金苦?と思うしかありませんでした。ですが、子供二人を残したまま死ぬでしょうか?そうとは思えないのです。保険金で借金を返そうとしたとかなら、誓がお金の調達をする必要ありません。そもそも、事故でなくなっているのであれば、保険金がおりるはずです。でもそれもなかった。だとすると、保険を掛けてなかった。と思うのが自然です。ならば、借金苦の自死というのもどうなの?となります。
死ぬ意思はなかった。だとすると、不慮の事故と考えるのが一番です。そしてその時、悠か誓も一緒に居たのではないでしょうか。本当は消え行く命をオレなる人物が、どちらかに尻子玉を渡していたら。それで今も命を紡いでいる。記憶はなくなるけれども、なぜか温かさは覚えてる。それが飴?位牌もないですが、飴が供えられている点からも、綺麗に記憶がなくなった訳じゃない。ピングドラムチックになりますが、そう考えてもいいような気がします。だから、誓も飴を咥えている。消えた人物について、思い出す事ができるのかどうか。尻子玉の移植によって、記憶の改竄がされたとして、元持ち主の趣向等々は引き継がれるのか?オレは飴が好きだったのかもしれません。写真の通りだとしましたら、2007年の5月には、オレなる人物はいました。悠が10歳のときに両親が他界されていますから、その時に消えたと考えられます。
写真の裏には「祭りの日」とあります。時期的には、三社祭あたりだとは思いますが、写真からは祭りの匂いはしません。わざわざ「祭り」と書いているのですから、それらしきものが映っていてもいいとは思いますが。何もないのに、祭りの日とは書かないと思います。実際あまり関係ないかもしれませんが、誓の左側、もしくはご両親の間に隙間がありますので、もう一人入れられると言えば、入れられます。でもこの予想は妄想でしかないですし、そうじゃないほうがいいかな?と想って居たりします。仮にそうだとしましたら、なんかもう、胸が苦しすぎます。
2007年といえば、レオとマブがTwitterを書いていた時期です。この頃は多分、ダークネス爆発もされていなかったはず。
もし、尻子玉の移植を過去にしていたとしたら、その移植をしたのは誰なのか?という謎も発生します。ケッピは一稀に「ここに降りろ」といいました。クロケッピシステムが判定する場です。そんなことせずとも、尻子玉搾取!といつもどおりにしたらいいんじゃないの?と思いますが、どうやら違うようです。一度肉体的に死を迎えてから、尻子玉を抜くというプロセスが必要なのかもです。
尻子玉の移植について、誰にでも出来るとは思えません。しかも、ココに降りてくださいといっている点からしても、黒ケッピシステムが必要。だとしたら、ダークネス爆発が必要なのか、そうでないのか。ケッピが尻子玉移植のできる存在だとしたら、オレはケッピに会っているということにもなります。どういう条件の人が、ケッピに会うことができるのか。見えるようになるのか。像を壊したら会えるのか、色々と謎がふかまっていくばかりです。もう少し考えてみようと思います。
後タイトルなのですが。
いままでは、つながりたい「けど」○○たい だったと思います。
6話では、つながりたい「から」○○たい に変化しました。
今後のタイトルを見ないとわからないですが、もしかしたら、クロケッピシステムで「愛」と判定されるものは、つながりたい「から」どう行動するのか。というものを持っている人なのではないでしょうか?単純にLOVEかLIBIDOで分けてしまうと、フロイト的には性欲になってしまって、そりゃ春河は愛になるわな。と、性に目覚めの無い年齢な子を連れて行くレオがわかりません。しかもフロイトは、父性にとても重点を置いています。いくらなんでも、父性がどうの、性の象徴がどうのでの判定システムとは思えません。
愛は「から」欲望は「けど」
タイトルはそのまま三人の心情になってますが、カパゾンビたちは「けど」という否定形だったのかもしれません。皆、自分の欲望を表す方法が間違えていた。猫山にしろ彼女に愛されたかったけど、それは叶わない。もし、猫になろうとはせずに、彼女が猫のほうが大事というならば、一緒に飼おうとか、自分も歩み寄りをしてみたり違う方法はあったはず。猫山に関しては個人的に、猫のほうが大事といった彼女は猫山自身に愛想つかせただけだとは思いますが…。モットクレーは、世界中の女の子に愛されたいから、自分を磨くとか、アイドルになろうとかするのではなく、相手を騙す事に走ってしまった。相手の事を考えてなく、自分本位だったのだとおもいます。蕎麦山にしろ、彼女に何か思いを伝えたのではなく、湯を盗んだ。なんだか、方法が違います。
春河の場合、欲望は「一稀と一緒に居たい」だから、相手の事を思う気持ちをとても大事にしていたと思います。自分の円の中に、一稀を受け入れていた。
欲望は誰しもありますし、否定的な事柄ではないはず。愛は円の中に誰かを受け入れているのか。欲望は、円の中に実は誰も受け入れてないのではないか。ひとりよがりじゃないのか?だから、欲望といわれる尻子玉は、誰しも持ちえているものであり、皿三昧の中では、その尻子玉にある欲望の種類がどうなのか?で、判定しているかもしれません。欲望のみか、欲望に愛はあるのかどうか。
ココでもう一度、アを観てみます。
OPのアバンにだけ出てくるタイプの「ア」です。このピンクの円にだけ「TSUNAGARITAI」とあります。前にこの「ア」看板は、カパゾンビの成れの果てではないか?と書きました。その仮説を採用しましたら、この「ア」はカパゾンビは円の外に弾かれて孤立しています。もし、繋がれていたのなら、鎖のように連なっているはずです。なので、ピンク枠には「つながりたい」の文字。繋がれなかった人々。アの意味は「愛」かもしれませんし「I」かもしれません。愛で繋がれなかった人々。欲望は愛でもありますが、愛の無い欲望もあります。一言「欲望」という文字だけで考えてしまいますが、欲望にも色々種類があって、どの欲望なのかが大事だったり。身勝手すぎる欲望は、きっと暴走してしまうのでしょう。
さらざんまいで繋がることは、ユング的なリビドーであり、深層心理にある過去は人類皆繋がっている本能的、生命の意思である。という方向にいくのかな?と思って居たりします。ただこうなると、私なんかは頭がパンクしそうになり、心理学的要素を入れ込んで考えるのは、難儀だなぁ…となってしまいます。ですので、観たままを感じ取るほうが正解な気がしますので、心理学的な事はいったん、保留したいです。
さらざんまい 予告@第七皿目:レオとマブの時系列(仮説)
第七皿 予告きました♪
まさかの変化球、レオとマブナレーション!「おまっ!なんかでてんぞ!」が面白くて、何度もリピート。何がでているのでしょうね。
夏休み中、青春を謳歌しているかのような三人組。いいですね♪時間軸はどうやら、7月あたり?大事な場所をお掃除している様です。で、こういうほのぼのキラキラァな時間を過ごすと、後に必ずやってくる空前絶後のギスギスタイム。知ってるんだから。
公式に
「第七皿:夏休みを前にして、一稀と燕太は悠をサッカー部に誘う。三人の夏が始まろうとしていた。そんな時、燕太が守ってきた思い出の練習場が何者かに荒らされる事件が起こる。何かを計略している玲央と真武。二人の過去が、今明かされる―」
とありましたので、誰かが荒らした模様ですが。何者が。レオとマブだったら、ちょっと笑います…w夜中に二人で、空き缶とかばら撒いて壁にエッチラホッチラ落書きとか、想像すると面白い…wというか、警官なのにそんな事しちゃ駄目です。じゃあ誰。ケッピが、6話の腹いせでやったとか?ボコボコにされて、むききー!みたいな。それもまた、なんか話が繋がりませんので、なさそうです。
そういえば、予告にケッピの姿がみえませんが…。一稀のシャツは「かえる」と書かれたどうみても「かっぱ」ですし。かっぱは帰ったのでしょうか?
反面、レオとマブが入院?している感じのシーンが。マブは死んでなかった?もしくは、人造人間よろしく改造された?マブの体をさわる手が、人間のものじゃなさそうに見えます。カエルみたいな…。色合いからして、カワウソでしょうけれども。点滴袋にもカワウソマークがありましたし。うぅ…気持ち悪い。マブ逃げて!
ここから考えるに、謎のダークネス爆発後、レオとマブはカワウソ側に救出?された。その後、カワウソ病院にて治療。マブの生死は不明(今までの事を振り返ると、命は落としていると思われる)そこで、マブになんらかの処置をしたのがカワウソ。その延命処置が機械心臓。ただしマブの延命の見返りとして、カワウソ側の味方になることを要求される。これに従ったレオとマブ
これが、今までの流れ的な王道だと思うのですが。ここは、大きくはずして来ないと思います。
上の流れの通りだとして、謎がいくつか。
①なぜカワウソ側は、レオとマブを救ったのか?
②延命できるとして、カワウソ帝国の技術力は一体?
③時間軸の謎
1話から延々と、時間軸がどうしてもわかりません。6話Cパートで凌雲閣は出てきましたが、それ以外の物をみますと、現代風でもありましたので、大正時代とすぐに結びつきません。あくまでもワカメケッピ風な何者かが居る城?みたいな体でしょうから、それがたまたま(?)凌雲閣なデザインだったともいえます。ですがそこに、レオとマブが現れたのも、謎です。素直に受け止めるなら
ふたりはサラざんまい→Twitter→6話Cパート→7話(どのあたりに語られるか現時点では謎)→1~5話Cパートみたいな流れなのかもです。
追記:二人はサラ三昧を読み返しましたら、背景にスカイツリー「らしき」ものが。だとすると、Twitterよりも後になります。あまり考えたくはないのですが、多次元的なもので、空間が多重になっている。という考え方も出来るかもしれません。全てを1本の軸として考えるのではなく、そして、ばらばらでもない。だとすると所謂パラレル的な考えもあるにはあると思います。ですが、こうだったらいいな。という願望の世界ではなく、ユング的深層心理に基づいた高次元への意識の昇華というのでしょうか。そういった世界観で起きてる現実。という捉え方もできなくはないかな?と。
ただパラレルだった場合、サラの存在が非常にわからなくなります。Twitterにスカイツリーが無い点、ここが一番のネックです。現在・過去・未来とシャッフル的に、時空を行き来してないと、あらゆることが繋がりません。もうひとつ。これも、えーー!的な考えではあるのですが、ふたりはさらざんまいが夢だった場合。
Twitterから今に至るまで何年かの空白期間があります。謎のダークネス爆発を受けて、レオとマブが負傷し、カワウソ病院に収容されていたとしたら。目が覚めるまでの時間が、どれくらいなのかが現時点ではわかりません。もしかすると二人とも、11年の間眠っていたとも考えられます。その間、二人で見ていた夢がふたりはさらざんまいだとも言えます。その夢には、誰かの意思が間違いなく介入していると思います。それがケッピなのか、サラなのかはわかりません。ですがダークネスでは無いと思います。夢であり、二人が居た現実でもある。ある意味パラレルでもありますが、一番繋がるパターンだと思います。夢のはずではあるのですが、そこに出てくるものは現実である。ややこしくはなりますが…。
時系列的には
↓
ケッピを見つける→謎のダークネス爆発。
↓
マブ死亡・レオ負傷
↓
レオ・マブカワウソに救出される
(マブ、機械心臓の手術を受ける?)
↓
レオ・マブコールドスリープ中(ふたりはさらざんまいの夢を見る)
↓
7話予告
↓
1話からのCパートへ
↓
5話のCパート
↓
6話、レオ
こういう流れだとしたら、繋がるといえば繋がります。こうなりますと、ふたりはさらざんまいの夢が、非常に重要な鍵になります。なぜサラがでてくるのか。二人の夢はどういう意味があるのか。多分、深層心理的に繋がっている・生命としてのリビドーが繋がっていた。という事で「同じ夢」を観ていたと説明はできます。ですので、夢というよりも、パラレル的な扱いでもいいのかな?とは思います。
※あくまでも推測・妄想の域です。
俺たちの希望と表現されたケッピの存在もわかりません。ここはもう少し、じっくり考えないと駄目みたいです。コミック・Twitter・アニメ。それぞれがどう繋がるのか。これで「繋がってません」「別物です」とか言われたら、テーマは繋がりじゃないのかよ!と、言いたくなりますし。繋がりはあるはず。
それで、いつものパターンなら、三人組とは逆で報われるのは、レオとマブ。ただし、報われ方が一般的では無いというオチ。でも『前を向いて進もう』という報われ方なので、悪くは無いはずです。
6話Cパートと、7話予告のせいで、河童三人組よりもレオとマブのほうに意識が集中してしまい「あいつらはあいつらでどうにかするやろ!」的になってまいりました…。謎に満ち満ちているレオとマブ。三人組は今後どうなろうがキラキラな青春謳歌だな!で、レオとマブの謎をさっぱりして欲しい!と願います。悠は少々気がかりではありますが。
キャラデザインのミギーさんが、さらざんまいをコミカライズされるみたいで。
1話は無料で読むことができました。
ちょうど、1話のアバンシーンなのですが。
レオとマブの幼少期のカットが追加?されたみたいです。
コミックの中で気になった点。ごぼごぼごぼと、終始水の中にいる様な書かれ方をしている所。もうひとつ、1ページ目で一稀のパジャマは半そでなのですが、最後の「おやすみ」とスマホのメッセージを受け取った手は、長袖を着ています。これはどういうことなのか。季節が違うのか、別人なのか、単なるミスなのか。
アニメでは、起きた一稀は半そででした。スマホと手が映るシーンではパジャマの袖自体が見えません。単なるミスとは思えないのですが。
アニメとコミックでは違う表現をされているのかもしれません。ですが非常に気になります。
さらざんまい 雑記
前回、第六皿の感想を書いたのですが。お友達から『細かい』指摘が…。こまけぇんだよ!!と、言ったものの、確かに言いたい事はわかる。わかるよ?でも、これだけは言わせて。私にもわからないものは、わからないんだよっ!あくまでも、妄想・捏造・憶測&思い込みでしかないんだからっ!実際全話終わらないと、ここはこうだ・ああだとは言えないのです。そして幾原作品の困った(うれしい)所は、全話終わったとしても、完璧に咀嚼しきるまで何年も、下手したら何十年もかかる。それは、延々とカタルシスを味わえるということでもあります。しかも、完璧に理解してるとは言えない、あくまでも自己理解の範疇でしかなく、正解は監督ご本人以外は、わからない。そして監督は、その事については絶対語られないでしょう。
具体的に、何がわからないの?と聞くと、まず「あっさりしすぎ!」との事。いや、語るべきことはアレ以上ないでしょ…。となりますし、あるとしても6話時点では、何も言えない。そう返したら、そうじゃない。例えばAパートの燕太のきゅうり枠。あれなんなのよ!と。「え?ウテナみたよね?」「もちろん」「じゃあ分かるでしょ」「そうじゃなくて!ウテナで出てきた薔薇がくるくる枠と同じなのはわかるよ。でもそれ、どういう意味なの?」ココまで聞いて、ああー!なるほど。言いたい事がわかった。と理解しました。ウテナみてりゃ、ウテナオマージュだということまでは、分かるはず。ですが肝心の、その演出の意味がなんなの?ということを知りたかった模様。子供ブロイラーもそう、ケッピの黒判定もそう。ピンドラであり、ユリ熊嵐であり。そこはわかるんだけど、演出の意味がわからないから、聞いてるんだよ!と言う事らしいです。確かに、確かに。言えば、今、私がCパートで謎に満ち満ちているな。となっている状態と同じと言う感じです。凌雲閣や関東大震災などは、浅草といえば。ですから出てくるのは大体予測できました。でもなぜ、それが河童王国にあるの?国芳はなんで?レオとマブが「見つけた!」といってみたり、何でお前が俺を庇う?と、不可解な言い回しをしたり、未来を繋ぐものだけが…とか、意味不明。みたいな状態と同じなんだろうなと思いました。ですがこれをみて例えば、月らしきものに影があるから、これは書き割りで…まさかの舞台演出?ああ、星の王子様は寺山版なの?ウワバミ的世界?とか、色々思います。でもこれも、ただの戯言・妄想でしかないのです。これを、お友達に伝えたところで、余計意味不明になるか、もしかするとそれに洗脳されてしまいます。しかも、言った本人でさえ、なんでそうなるのか説明しようにも、現時点では出来ないのです。
さらざんまいを見ていて、これは前の記事でも書きましたが…。幾原監督が「これを最後にしてもいい」という気概を、私は感じています。それは、所々にみられるセルフオマージュであったり、ぶっとんでいる斬新な演出であったり。特にセルフオマージュ的な部分、それは今までの作品のアンサーでもあると思うのです。何かといえば、謎が多い、意味がわからない、暗喩だらけと言われてしまう。一番はなんといっても「自己犠牲」 こういうものが、こう理解してくれたらわかるかな?と、わかりやすく見せてくださっている様にも思うのです。監督はご自身の口から、この作品の正解はこうで、ああで、と公には細かに説明は絶対になさらないですし、この先もなさらないと思います。アンサー的なものは、違う作品で提示するけれども、具体的に細かく、自分の口からは言わないよ。という姿勢は変えられないはずです。だからこそ、最後になってもいい。と言う熱意が伝わってきているのかもしれません。
なぜ、監督ご自身が言及・正解を話されないのか?
ここからは、私個人の推測でしかありませんが。監督は、物語が世に出るとき、それは視聴者(読者)の誕生であり、すなわち作者の死である。と考えられているのでは?と思うのです。物語が自分の手から離れたら、様々な解釈を生み、人それぞれ突き刺さる事や、感じ方は千差万別です。作者が語りたい事のみが、媒体を通して流されるものは、受け止め側には何も残りません。乱暴な言い方をすると、自慰でしかない。ですが、物語ですから起承転結は必要不可欠。山をつくり谷をつくり、ゴールを作る。この大前提の中で、自分の語りたい事をいれていくのではなく、受け止める人それぞれが、何かを掴んでほしいという余白を残されています。ですがそうなると、正解はなくなり、作者は死んでいきます。その見返りとして、新しい読み手が生まれていく。だからこそ、そういった作品は長く愛される。余白の無い作品は、見て終わりです。読み取りができるかどうか。その読み取りは正解も不正解もありません。読書感想文みたいなものもそうです。そうなると、幾原監督ご自身が、公の場で、ここはこうなんだ、ああなんだ。と話されたら、作者の死がなくなり、蘇ってきて今度は、受け手の死が待っています。監督が語られることは、全て正解になりますから。それまで、違う解釈をしていた人は、全否定されるのです。
受け手同士で、討論する事もなくなります。だって監督はこういってたよ?で、議論は終了です。そこはこういう解釈できるでしょ?いや、こうだろ?と、思考することこそが監督の望む作品の形のような気がするのです。だからこそ、暗喩もいれまくる。そこにはきっと、正解があります。でもその正解は何個もあるうちのひとつでしかなく、監督ご自身も意図しない正解が見つかるかもしれないという期待感。
ウテナはそれが、もっとも如実に出ていた作品でした。理解しようとしてはいけない。感覚で観ろ。的なアレです。ですがウテナでいう所の感覚は、言葉に出来ない美しさであり、共感できる内面の心情であり、アンビバレンスな感情であり。それを、可視化されたものでしかなく、その受け止めは人によって違うのです。だから、感情を揺さぶられる。だからといって、文字の羅列として表現するには、難しい。
ここでの登場人物の心情は、こうであったに違いない。これも、その人の感想でしかありません。さらざんまいにおける登場人物たちも、観る人それぞれに違う印象を与えています。同じものを観ても、実はこうじゃないのか?いや、こうだろう?と思える余白があるからこそ、楽しめる部分が大きい。ここを、台詞などで説明してしまうと、それが正解になってしまいます。余白を多く残そうとすると、その反動で意味不明な流れになってしまうこともあります。
6話でいうならば、春河が一稀の実母に
「カズちゃんを取らないで!帰ってよ!もうこないで!」と、訴えます。
このときの春河の心情は
①一稀が大好きだから
②家族としての円を壊したくなかったから
③知らない人は嫌い
色々考えられますし、上記全てが正解で、不正解かもしれません。台詞や行動ひとつで、共感を生み出し、反感を生み出します。
全てを説明してくれて、わかりやすく答えが用意されているものは、確かに見やすいです。が、ああ、こういう物語でしたね。で終わってしまう。その先にある、想像する楽しさが激減します。幾原作品では、私はこう感じた・思った。きっとこうなんだろうな。という思考する楽しさがあります。作中で様々なモチーフを織り込まれるのも、もしかしたらココから来てるのかな?と言う、違う世界への好奇心も沸き立ってきます。それをも踏まえて、作品を作り上げること、最終的には作者は死に至り、新しい創造主を生み出すという事。これは非常に難しく、誰しも出来ないと思います。
ウテナ劇場版で、西園寺とウテナが決闘するシーンがありました。その時ウテナは武器として、箒を折って使います。このシーンに脚本家の榎戸洋司氏は「女の子は、お姫様か、お姫様になれなかった女の子は魔女になるしかない。でも本当にそうなのか?という意味で、魔女のメタファーでもある箒を、ウテナが二つに折った」というお話をされました。
これは、脚本家自身が語られたことですから、もうそれは「完璧な正解」であり、それ以外の答えはありません。ではなぜ、答えを明示されたのか。難解だ、難解だ。言われすぎたから?確かに、難解すぎて頭が混乱する点は、否めません。ですが、物語を解き読むヒントとして、こういう風にみていけば、色々面白いし、難解でもないだろう?というほんの少しの種明かしだったと思います。そのひとつのヒントから、もしかして!と、目の前の霧が開けてくる。そうなるともう、面白さに気づき、永遠の心のバイブル(個人的感想です…w)となっていきます。なぜ、ウテナが車に変身するのか、なぜ某夢の国の城が、追いかけてくるのか。難解です。が、そこに込められているものを考えるとき、ああー!となるアハ体験こそ、脳内麻薬が放出される瞬間なのです。
今回のさらざんまいにおいても同じです。考察的に、ここはこうだ、ああだと語っていても、それはひとつの見方でしかなく、正解でもないのです。だからこそ、色々考える。さまざまな媒体を駆使し、直接関係のないものまで引っ張り出してきて、こうなんじゃないの?ああなのかしら?と、思考する。わかりやすさも大事ですが、思考する楽しさや、好奇心はそれ以上に大事なのだと教えてくださっている気がします。
ですので、6話時点でここはこうだろう。と書いたところで戯言でしかなく、全話終わったとしても、それは変わらない気もします。
それを踏まえて、こうなのでは?ああなのでは?と書いている事は、人からみれば馬鹿みたいwと思われるかもしれませんし、なるほど!と思われるかもしれません。
先に書いた、お友達の「ここはどうなの?!」的な、細かい指摘は、今私が、こうでしょ?ああでしょ。と言ったとしても、それはひとつの考え方でしかなく、しかも、脱線も甚だしいものかもしれません。なんでそうなんのよwと、笑われる事かもしれません。実際私も、お友達の考察?に、なんでそうなんのよwと、笑ったこともありました。ですが、感じ方は人それぞれですから、その考え・感じたことは不正解でもないのだと思います。
考えて欲しい、感じてほしい、思考停止するな!幾原監督からの、メッセージがたくさん盛り込まれてきた、少女革命ウテナ・輪るピングドラム・ユリ熊嵐、そしてさらざんまい。監督ご自身のメッセージや叫びでもあり、私たちへのエールやメッセージでもあるのだと思います。