ニッポンノワール

「あなたの番です」の考察を、書きとめておけなかったので。

次こそは!と、同ドラマ枠で一ヵ月後に始まる「ニッポンノワール」について、出来るところまで書き留めていこうと思います。

 

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公式サイトを拝読しますと…。

 

目が覚めると俺の横には女性刑事の亡骸があった。

手には拳銃。なぜか俺の記憶は数ヶ月消し飛んでいた。

 

俺がコイツを殺したのか…。

それとも何者かにハメられたのか……。

 

容疑者は『自分自身』と俺の『目に映る全ての人物』

 

俺を疑い追いかける同僚刑事。

かつての仲間は一夜にして敵に。

相棒は亡き女性刑事の一人息子である幼き少年ただ一人。

        

         やがて事件は

未解決の「十億円強奪事件」の真相へと繋がっていく……。

女性刑事を殺したのは…?

 十億円を奪ったのは…?

 

疑いが加速し、裏切りが止まらない。

究極のアンストッパブル・ミステリーがここに開幕!

一人の刑事が巨悪に反乱を起こす

予想を覆し続ける規格外の刑事ドラマ!!

 

この物語、一度見たらその結末を見届けるまで

「とんでもないこと」

が、止まらない。

 

***引用ここまで***

 

 

放送前ですので、言えることはほとんど無いのですが。

公式の紹介文を拝読する限り、かなり見応え&考察しがいのあるドラマになりそうだとは思います。もしかすると考察というよりも、ジェットコースター型…24のような、ハラハラドキドキの展開を楽しむ方向になるかも?しれませんが。

ただ「ミステリー」と銘打っておられますので、多少の考察要素はあるはず。と期待したい所です。

 

今ある情報の中で、予測できる事。

 

1、タイトル

「ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー」という、独特のタイトル。ノワールはフランス語で「黒」の意味。また「フィルム・ノワール」という言葉も。

ja.wikipedia.org

公式にもありますが、巨悪・裏世界・裏の顔など、そういったものに立ち向かう姿を描かれるものだと予測できます。

また「日本の悪(ニッポン・ノ・ワル)」という風にも受け止める事ができます。なんだか、壮大な話になりそうですが…。

サブタイトルに、刑事Yの反乱とあります。Yは単純に現時点では、賀来賢人さん演じる主人公「遊佐清春」のYかと思いますが、ここはなんとも言えません。個人のイニシャルなのか、そうでないのか、別のイニシャルYが存在するのか。

 

2、ヒロインが既に死んでいる

キャスト紹介で2番手にある、広末涼子さん演じる碓井薫。彼女が物語の「鍵」を握るのは、ほぼ間違いないはずです。始まる前から「死んでいる」設定な彼女。かなりのインパクトがありますが。ただの亡骸ならば、わざわざ名前を出し、キャスティングする必要はありません。碓井薫と遊佐清春の関係性も、今後注目していきたいです。

 

3、始まりは遊佐清春の状況

○記憶喪失

○拳銃を握り、自分の横に死体

現時点では、これだけしかわからないですが、都合のいいことに主人公は「記憶喪失」になっています。なぜ?そして、場所は屋外なのか屋内なのか。公式のティザー動画をですと、どうやら屋内で目覚める様ですが…。屋内だとしたら、その家?小屋?の持ち主は?建物は森の中?街中?どこにあるのか。横にある死体の死因は?拳銃があるのだから、撃たれて死んだ?等々。今から謎だらけではありますが、ここは1話である程度判明するはずです。記憶喪失の理由は、最後のほうまでわからないと思いますが、なんらかの理由はあるはず。

その場で二人で何かしらしていたのか、別の場所から運ばれてきたのか。

 

4、碓井薫の一人息子

まだ、キャスティングが発表されていません。「幼い」とだけありますので、中学生以下なのだろうとは思います。子供が居るという事は、碓井薫は既婚者であると推測はできますが、未婚の母やもしくは、養子縁組した子供・親族の子供という可能性もあるとは思います。既婚の場合、夫の存在も気になる所。死別しているのか、離婚しているのか、それとも最初から居なかったのか。

 

5、十億円強奪事件

女刑事殺しの大きな鍵を握るのは、十億円強奪事件の様です。

 

6、今までの刑事物を覆す

少々メタ的な読みになってしまいますが、公式に出ているキャスト陣の皆様のコメントを拝読していますと「今までに無い刑事ドラマ」というニュアンスのコメントが目立ちます。

定番ならば、刑事が犯人を逮捕する。これが、ド定番です。

その犯人が問題で、意外と言われる犯人でありがちなのは、刑事だった。仲間だった。家族だった。恋人だった。相棒だった。このあたりは、割と見かけます。ですので、意外性に乏しい可能性もあります。時々あるのが、主人公本人だった。いわゆる、信用の出来ない語り手パターン。物語が壮大になりますと、社会全体だったり、国だったり。そういう場合もあります。

ニッポンノワールも、巨悪に立ち向かうとありますので「黒幕」が存在しているはずです。現時点で、犯人が存在していると確定している事柄は

○女刑事(碓井薫)殺し(自殺も有り得る)

○十億円強奪事件

この2件です。この2件に絡む黒幕が存在しているのでしょう。

全10話の中で、巨悪に立ち向かうものとして描かれていくのだと思いますが、謎を追ってそれを解明するパターンではない。という事も考えられます。逆転の発想で、謎を隠しそれを隠滅するパターンということも。

巨悪に立ち向かう。この巨悪が問題になります。常識的に悪いヤツが「巨悪」ですが、果たしてその「悪」という前提が何なのか?一般的に「悪」という概念で見ていないものかもしれない。このあたりも、何やら鍵になりそうな予感もします。

 

7、とんでもない事とは?

毎回、とんでもない事が起こるのだと思います。あなたの番です。でいう毎話ラスト5分で起きる「衝撃的な事」が今回も起こるのかもしれません。最初から死んでいる設定の碓井薫ですが、本当に死んでいるのかもわかりませんし、この先、死人が出ないとも限りません。中盤あたりで、主要キャストとどなたかが犠牲になるパターンもあると思います。1話目から次の犠牲が出るのかもしれません。主人公は、死なないと思いますが…。主人公が死んだらそれはそれで凄い!となり、次からどうするの?とは思います。幽霊話になってしまうので、有り得ないと思いますけれども。とんでもない!という括りだけでいえば、一番とんでもない!と思います。もしくは、既に死んでいて、過去の話をみせられていた。というパターンもあるのか、ないのか…。または、信用の出来ない語り部に近いですが、遊佐清春という人物の入れ替え。死んでいたのが、碓井ではなく遊佐。観ている側をだまし討ちパターン。ただこうなりますと、ものすごくややこしくなりますので、どう描かれるのか。

何にしろ、ポイントは「記憶喪失」だと思います。記憶喪失というのは、少々都合がよすぎますので。何らかの理由があるはずですし、その理由が一体何なのか。

仮に「たまたま記憶喪失になったんだよ」でも「碓井殺しの犯人に衝撃を受けたショックで」とか薬や装置、殴られて…とか、それはそれでアリだとも思いますが。あまり推奨したくないです(笑)

 

上記から、現時点でのポイントは

○女刑事殺しの犯人は誰?(遊佐なのか別なのか)

○十億円強奪事件の犯人は?

○遊佐と碓井の関係

○遊佐が記憶喪失になった理由。または記憶喪失でなければいけない事情

○「巨悪」とは一体何を指しているのか?

 

 

今考えられることはこれくらいですが、まだ1ヶ月先なのにワクワクしています。

どんな展開になるのか。考察的な部分はどこにポイントがあるのか。ただ犯人・黒幕を考えればいいだけでは無いはずです。物語全体に仕掛けられた謎を、どこまで暴けるのか。

個人的に面白いと思うのは、上記で書き上げた中でならば「信用の出来ない語り部」パターン。記憶の相違。観ているものが全て事実とは限らない。

小説では有名な「アクロイド殺し」映画では「ユージュアル・サスペクツ」や「メメント」あたりを彷彿とします。が、まだまだ情報がほぼ無い状態ですので、推測や予想でしかありません。それでも、どんどん期待が膨らみます。