ニッポンノワール 7話を前に~

 予告動画が更新されました。

いよいよ、特撮ヒーロー色が濃くなってくるノワール

 

異色と言うならば、異色。通常なら、日曜の朝に放送されててもおかしくなさげ?です。才門さんは、タバコの一件もあり、私個人は「死んでない」と考えています。

厳密には死んだが、死んでない。いや、一命を繋ぎとめられたに近いでしょうか。忘れてはいけません。改造人間だって作れるのが、ニッポンノワールです。カマキリ型才門が現れるまで、あと○○日です。

 

 

こちらのやりとりも面白い。先に旅立たれた喜志こと栄信さんとのやりとり。「地獄」で逢えた。と表現されています。地獄とはどこなのでしょう?生きるとはどういう事なのでしょう?単純に考えたら死後の世界ですが、死んでいるみたい・まるで地獄というように、生ある時にでも様々な比喩表現で使います。ですので、単純に死んだでしょと捉えるのは、安直かな?と思います。

 

最新の7話予告でも、「私が殺したの」と、とうとう薫までもが怒鳴るターンが出てきました。一体誰を?まさか強盗団全員を?薫すごすぎない?です。彼女の場合「笑って過ごせる社会」を作りたいというのが、信念のはず。そんな彼女がある意味自身の思惑や利害のためだけに、誰かの命を奪うとは思えません。では、誰を殺したと言ったのか。考えられるのは一人「克喜」の事でしょう。

人体実験の被験者にされたことで、克喜という人格を殺した。こういう比喩な気がしますが、このドラマ、どこに着地するのかさっぱり読めませんので、もしかしたら、強盗団を殺しましたという可能性も。または、作られた記憶の可能性も。

 

「覚醒編」も、本編に何度も「覚醒」というワードが入ってきます。どうやら、いきなり「覚醒」と本編にいれてもそれこそ「はぁ?」となりそうなので「覚醒編」と入れたのではないでしょうか。それならまだ、ワンクッションあるので「覚醒」を受け入れてもらえるだろうという読み。いやまって。それ以前に「覚醒」ワードが出てくる刑事ドラマってどうなん…。南武もまだまだ、怪しげですが、息子ワードがでてきましたので、どうなることやらです。名越は怪しすぎで、あいつは信用できません。明海はやはり、要~でさよなら。

 

宮城も意外と、深く物語に関連していそうです。

 

喜一は、やはり「薫の味方」であったと信じたい。黒幕である意味がわからないのと、喜一が黒幕だった場合、物語が物凄く陳腐になります。ただでさえ、困惑するしかないドラマなのに。どこまで「壮大」になっていくのか。

 

壮大でいいのであれば、これは遊佐が作り上げた「虚構の世界」で、認知世界的なところで、遊佐の都合のいいように、色々流れている物語。当初から感じていた「うそ臭さ」と「粗雑さ」そして「都合のよさ」全て説明がつきます。ですので、ガスマスクに襲われてもギリ死なない。冒頭もなぜか端折られる。薫のスマホも、隠しておかなければいけないのに、さらっと名越が持っている。これがないとなーとかいいながら、成分不明のドリンクを飲んで、パワーを得る。通行人もほぼ居ない。克喜の学校にも、不要な生徒・生徒は居ない。しかもナイスタイミングで「お父さん」と呼ばれる為だけに、懇談会が起きる。名越のパスワードがおかしいぞ?という理由付けにも都合よく出てくる。病院にも不要な患者は居ない。なのになぜか、一般外来にベルムズらしき二人がフラフラと歩いている。地下でやってんじゃないのかよ!強盗の時も、対向車は居ない。真昼間なのに、単独でワゴン車だけで走行可能。喜志もなぜか、要介護のお父さんが急に出てくる。芹奈の写真もリアルタイムで出てくる。あれもこれもすべて、遊佐の脳内の出来事ですので、逆に自分に関わりの無い細かい所は表現されません。なので、ボナーロにも不必要な客は居ないのです。誰が敵で誰が味方かも、遊佐自身がわかっていないので、脳内登場人物もかなりぶれた言動をしていたり。特に才門。

「覚醒」は、目覚めであり「早く起きろよ!」というお話。

遊佐の脳内現実と、本当の現実とが重なり合っているヘンテコな事に。

多分、地下の地下には「マザーコンピューター」的なものがあるのです。3人の薫、もしくは、ベルムズたちはネジにされる、もしくは大きな脳みそが浮遊している、こんなパターン。これ、刑事ドラマなのか?!

なぜ、この枠のドラマでやったんだろう…?