フォローされたら終わり 9&10話 考察
今回は、ミズキもまたまた出てきて、波乱が起きそうな序盤の始まりという感じの2話でした。それとは別軸で、梶浦ラインも動いています。ホント梶浦はバカ。ただやっぱり、パパとしては、良いパパだったのでしょうね。
前の記事にも、ゆまらしき人物がスマホを充電器に置くシーンについて、しつこいくらいにガタガタと書きました。あれが凄く引っかかっていました。
これです。
↑ゆまの待ちうけ画面。
LINEなどの通知がくると、↑こんな風に見えるはずなのです。
最初の充電器の上のスマホとは、少しばかり画像が違ってみえます。
今回9話で、新藤の持っていたスマホの画面が、チラリと映るシーンがありました。
少々観づらいかもしれませんが、一番上の充電器に置かれたスマホと見比べてみると、画面がそっくりです。(本編9話の04:09あたり)
何か、葉のようなものがあります。1話で、このシーンは前後の流れからしても、浮いていました。
もし新藤のものだとすると、ゆまの部屋に新藤のスマホがあった。という事に。なぜゆまの部屋にあるのでしょう?となります。
ただ、待ちうけは同じでも、カバーが1話の物とは違う気がします。スマホ自体はゆまのもの。中身は新藤のもの?ということに?
どうやらこのドラマ、細かい所にかなり多くの伏線が張り巡らされておられるようです。しかも高校時代の事については、伏線だらけな予感。
こうなると、純子と壮太郎が別れた理由、純子が怒っていたから。壮太郎が追いかけてきてくれなかったも、何かしら意味がある様に思えてきます。
純子の病室から「先生の…ことぅっ!」と何かを言いかけて、飛び出していった壮太郎を追いかけたゆま。そのまま手を繋いで、ラブラブモードへ。高校時代のおいなりさんエピソードについて、語りだします。
姫野先生に、恋愛相談をしていたゆま。姫野先生への信頼がとても高かったことがわかるエピソード。
おいなりさんの差し入れをしようとしたゆま。ですが周りに、おばさん臭い的な事をいわれ「チョイス間違えたーと思って、とっさに…」と言うゆま。即興で「嘘」もつける様です。
そのあとに飛び出した新藤が「コンペ」について語るのですが
「よかった。ゆまちゃんに先に伝えられて」と言います。先に?ってなんだろう?ととっても不思議な言い回しをします。誰より先に?何より先に?全く意味がわかりません。
そのあとのゆまの台詞
「やっぱり違うよね。大切な人を疑うのは」自分(ゆま)を疑うな。ということなのでしょうか。
「姫野先生を信じよう」というのも、何故なのか。目の前に居る友達に起きている事はスルーですし、自分も一応「怖い目」にあっているのに。悪いことは信じたくないから疑わないでは、どんどん被害が拡大するとは考えないのでしょうか。真っ直ぐとは違う薄気味悪さを覚えます。そもそも「警察に言おう」とは、提案しません。それだけ姫野先生を庇いたいのであれば、ちゃんと調べてもらえばいいだけの話。まだ純子の言うことのほうが、信頼できます。
ここのシーンではもうひとつ、気になる台詞がありました。今度はゆまが壮太郎に、私の事いつから好きだった?みたいに聞くシーン。徐々にだけれども、確信したのは「成人式の…」と壮太郎が言いかけた所で、新藤が現れるシーンへ。
この「成人式」は、高校時代の姫野先生関連エピソードから、現在に至るまでの空白の数年間で唯一、台詞だけではありますが彼ら(いつめんメンバー)との関わりのあるエピソードです。成人式で、何かがあった。だから壮太郎はゆまの事を意識するようになった。さらっと流されそうな台詞ですが、物凄く重要な気がします。
そもそもが、姫野先生の辞職関連の事だけで、今回の100万円社長関連事件に繋がるとは思えません。それだけであれば、いつめんにしろ、姫野先生にしろやったことは、どっこいどっこいです。
そのあと、バズり動画を発端として姫野先生を襲う様々な苦難が、何かの結果を生み出し、そこが100万円社長事件への起点になるのではないでしょうか。そう考えていくと、約3年前(成人式)に何かがあった。ここでもしかしたらミズキも絡んでくるのかもしれませんが、それでも何もミズキと姫野先生・いつめんとを関連づけられる伏線的なものはありません。
まっちんぐアプリの「かずっち」さんが出てきました。純子を陥れた髭男です。
どうやら「100万円社長2」という謎アカウントからDMきて、復讐を手伝えという事だったようです。披露宴会場のビデオ摩り替えたのは、かずっち。髭男サイテー。
梶浦は、身動きできない純子の手足となって、色々探りを入れているようですが、お金を貰って動いている模様。100万円の出所は、純子も知らない様子。リハビリから帰ってきたら置いていたパターンだったようです。
新藤は折角コンペに入賞できたのに、夜になると一転。職場は首な上に、もうデザインの仕事は二度と出来ないと言われたことを、壮太郎にぶつける。
週刊誌の記者が、「涸沢 勲」という人物から貰ったメールの話を切り出したとか。
名前の読みがそのままなのであれば「ミズサワ イサオ」と読むのでしょうか。ここでも「ミズ」が出てきます。ミズキと名前が被りまくりの、怪しい人物たち。
新藤も100万円社長にフォローをされました。本人曰く「ブロックしていた」にも関わらずです。
新藤は、高校時代に姫野先生のことを、週刊誌にメールし売ったと告白。想像以上に話が大きくなってしまったみたいですが、新藤は面白半分の気持ちもあったかもしれませんが、自分たちを騙していた先生が許せないという気持ちもあったといいます。
新藤がデザインを盗んだとする、ミズサワという人物のブログ。新藤は盗用していないと力説していました。勿論、コツコツ頑張ってきたのだと思いますし、自分でデザインをしていたのは、3話でも映し出されていました。新藤のデザインブックを見れるのはだれなのでしょう?もしくはPCをもハッキング?されたのでしょうか。確か1話の時、純子が帰るときに、ゆまは奥の廊下側から出てきていました。一体どこへいっていたのでしょう。お手洗い?かもしれませんが、純子が帰るねと言い出す少し前、なぜか純子とLINEをしていたゆま。同じ屋根の下にいるのに、なぜLINEしていたのだろう?と不可解な事が多く重なります。制作のミスなのでしょうか。
10話では、梶浦がターゲット。どうせ浮気だろ。とおもっていたらガチ浮気。しかも相手は誰?!美由紀はてぃあらちゃんを連れて出て行ってしまいます。
同じ頃…職場復帰をしたまゆの所へ、ミズキが頭を下げに。「もう一度担当をしてほしい」と頼むミズキ。渋々?受諾するゆまですが。画像作りもおちゃのこさいさいのおちゃちゃなゆま。
休憩がてら?ミズキが今こいつが「炎上」と、ゆまにタブレット画面を見せます。もちろん炎上主は梶浦。ほんとにバカ。
死んでやるよ!と、首にビニールヒモをくくりつけますが…。本気だったのかは謎です。足を滑らせたと見えましたし。ぐえぇと滑り落ちました。
ミズキとゆまが、梶浦宅へ。
「もう大事な人を失うのはいやなの!」と叫ぶゆま。「もう」とは一体。「傷ついたりするのはいやなの」ではなく、失うと言っています。ますます姫野先生の生死が気になる所。
どうやら、このあと梶浦は無事に救出されて、美由紀と待ち合わせ?な感じの流れな梶浦ライン。ここに、美由紀ちはるのバトルが勃発するのでしょう。もうここは、何もいう事ありません。予想通り。
そこへ壮太郎も絡んできて…。という流れなのだと思います。
梶浦を共同で救ったゆまは、やはりミズキの部屋へ一緒に行っている様です。そこで壮太郎がなぜかいて、ミズキが挑発を仕掛けます。
ゆまはゆまで、壮太郎の手を振り払うシーンが。一体何があったのでしょう。
「もういやなの」的な台詞を言っていますが。
OPでは、ゆまの手元にも100万円がありました。勿論紫の封筒に入って。一体どこからでてきたものなのでしょう。受け取っているかもしれませんし、もしかしたら?純子へ渡す前かもしれません。前後がありませんのでここは今はなんとも言えない。
マユの正体は「姫野先生」の可能性が高まりました。が、どうも他界している可能性のほうが高そうです。こうなるとやはり、新藤がマユだったのでは?と思います。9話での話しぶりからすると、新藤もマユの事が好きなのかもしれません。マユのフリをしている限り、ゆまが壮太郎のことを好きなのは、知っている訳ですし、自らの恋心を伝えることは愚策だと、新藤ならすぐに悟るでしょうし。
ただ、行動の原動力が新藤の場合「壮太郎」であることや、それ以外に興味をもっていなさげなのが、気になります。
太陽も久しぶりに出てきました。どうやら実家には戻らず、ネットカフェの様なところへ居る様です。なぜ、実家に戻らないのか。太陽にはまだまだ、何かしら秘密がありそうな予感がしますが、彼が100万円社長の可能性は、低いと思います。
今回の新藤の件。かなりキツイと思います。本気でデザイナー目指してて、コツコツやってきたことが、捏造とはいえ「盗作」だと言われたことは、多分一生残るでしょう。こうなると、彼のデザイナー人生は、かなり茨の道となってしまいました。自ら首を絞めるような行為はおろかです。ただし、デザイン会社?も雑誌社も、相当なアンポンタンだといえます。怪メールをそのまま信じるでしょうか?そういう類(悪戯や煽り的なもの)のメールなんて、いくらでも来るでしょう。それ全部を何の検証もせずに、信じるのでしょうか?ミズサワという謎の人物のデザインHPも、きちんと実在している会社なのか、実績はあるのか、ちゃんとデザイン会社として機能しているのか?は、最低限調べなければと思いますし、それもせずにメールだけを信じて、新藤のいう事は信じませんというのも、なんだか怪しい話です。
梶浦の場合、本気で死のうとしてたのかどうかも謎ですが、課金総額は10万円を越えていました。心の中では、舌を出して笑って居そうですし。どこに本音があるのかわかりません。でもバカなので、足を滑らせた。ほんとバカ。
100万円社長とするには、信念の足りなさや、バカさからして、ないと思います。
怪しさ急上昇してきたミズキですが、彼が何に関わっているのか、全くわからない現状推測するしかなく、恋人・兄弟・親族だとしても、妄想でしかありません。それを匂わせるものがひとつもない。
いつめんたちを陥れているアカウントが「ミズ」に関連する漢字を使うと言う点だけ。それならば「青」もイメージ的には「水」っぽいですよね?ってなりますし、そこが最大のヒントでしたとか、それは無いはず。
こうなるとやはり、壮太郎とゆま。
壮太郎は、プライベートルームが出てこない点が、凄く引っかかりますし、今回も一切出てきませんでした。なぜなのか。SNS嫌いって一体?そこはやはり、裏の顔でもなんでもなくて、性質?みたいなものでしかありませんし。
ゆまは、本音がまったくみえない。真っ直ぐなのだろう事はわかりますが、何に対して真っ直ぐなのかが問題。大好きな姫野先生を陥れたことが気に入らないのかもしれません。本音隠しといいながら、割と積極的に壮太郎へアプローチしている様にも見えます。部屋には、学校の頃の思い出から抜けきれていないと思わせるような「ひまわり」がいくつもある事も気になります。
二人の恋愛模様も、正直どうでもよくて、この物語の中でのスパイス効果でしかなく、最大限に生かせるのであれば、どちらかが犯人。
衝撃度が高いのはゆま。ですがゆまも壮太郎も、フラグが立ち過ぎていて、寧ろ犯人らしさ爆発しています。私からみると、二人とも全然ピュアに見えない。反面、とてもピュアなのだろうなぁと思うのは新藤。非道とありますが、今の所一切そういった面が見えません。むしろ壮太郎に、「裏の顔をみてきただろ!暑苦しいんだよ!」と気持ちを吐露したあと、彼は「しまった」と言う顔をします。それは、彼が高校時代にバスケ部で受けた事を思い出したからではないでしょうか。壮太郎も、人には表と裏があるということは、100も承知なのです。そのことを思い出したのか、あの表情は絶妙でした。
もう一人、ものすっごく不穏なのは後藤です。あの人なぜいるの?レベルで不穏すぎ。しかもレストランにいつも居る「鈴木啓三」さん。凄く気になります。すっごく気に入って毎日通われているだけかもしれませんが。
そして、後藤の働くレストランは、徐々にではありますが、客足も戻っているようです。
後藤は一体、姫野先生に何をしたのでしょうか。壮太郎は何をしたのでしょうか。
とにかく、後藤はつかめなさすぎて、不穏すぎますし、犯人足りえるものは持ってますから(動機はともかく)物凄く不気味です。
私は、序盤に書いた「スマホ」の待ちうけから「ゆま」に今回は絞ってみようと思います。壮太郎もまだまだ怪しいことには、変わりありませんが。
後藤も要監視対象。(メタ視点ですが、後藤の演技力は犯人にはちょっと向かないかなぁ?というのもあります)
新藤も、今回の入賞から会社クビまでの流れが、うーん?という疑問が浮かぶ流れですし、ブロックしてたのにフォローされたというのも、うーん?と思う面もあります。100万円社長は、ハッキングも出来るんだよ(インスタグラムで)と視聴者側に見せておいてからの、ブロックしてたのに~という流れですから、単純に見たら「ああ、ハッキングか何かされたな」と思えます。でも、それ自体も疑わしいと言えば疑わしい。
でも実際に、会社に送られたメールは存在しているみたいですから、そこは信じても良いのかなぁ?とも思います。でもなぜ、取材して居るときに記者が言い出した?になるのでしょう。雑誌社にも送られていた?メールを見ると「貴社」になっていますが…。
予告も出ています。AmebaTVの本編のほうには、また違った次回予告が展開されています。
ミズキが段々と表に出てくる様です。壮太郎も、いつめん達から容疑をかけられ、ゆまもそれを最初は受け入れないながらも、ミズキの部屋でとうとう…?と言う展開。
姫野先生に対しては「私たちだけでも信じよう」と壮太郎に言うのに、壮太郎のことは信じない?もしくは、壮太郎が「裏切り者」の内通者として、自分自身で吐露してしまうのでしょうか?
ミズキ側も、なぜいつめんと100万円社長との因縁を知っている?のでしょうか。
ミズキが犯人足りえる要素は今の所「推測」で全て補完するしかなく、このタイミングで実は過去に~とか出してくるのもどうかなぁ?とやはり思います。
仮にミズキが犯人の場合、あとだしが過ぎなければならないのと、実行犯と黒幕という「共同共謀正犯」として、犯人が二人になってしまうでしょう。
残り3週、どんでん返しがくるとしたら、ちはるか後藤。この二人のどちらかが犯人のパターン。後藤なんて、本当なんで居るのか不思議すぎます。
関係ありませんが、梶浦と美由紀はいつめんの中でも、飛びぬけて演技力が高く見えます。梶浦の場合、バカなのですがどこか憎めなさを持ちえているあたりも非常に上手く演じておられます。美由紀は、なんてことのない台詞のひとつが凄く自然体。そのあとの極妻変化も凄く楽しみです。
新藤の場合も、無表情に見えて、小さな心の動きが出ている表情が絶妙でした。ゆまの場合は、役柄というよりも、彼女本来持ちえているパーソナリティー的なものが、ゆまにある程度被っているように見えます。後半、豹変する可能性を多大に秘めている役柄設定な気がします。