さらざんまい 橋からみえるモノと第四皿@予告

燕太のおばあちゃん、何者なのー!いや、おばあちゃんでしょうけれども…。それはそうと、ちょっぴり、浅草界隈の橋について色々あるんだなー。と思ったので。

隅田川は、江戸時代から人々に愛されてきたのが凄くわかります。

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まずはなんといっても「吾妻橋

赤が印象的で浅草の雰囲気とも、とてもよく合っています。関東大震災時、木製の板橋が焼け落ち、一時的な修復の後、今の形になったのは1931年だそうです。

 

 

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黄色が印象的な「蔵前橋」 関東大震災までは「富士見の渡し」で往来。

蔵前という由来は、江戸時代、幕府の御米蔵があったから。だそうです。

 

 

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青がとても鮮やかな「駒形橋」 関東大震災があるまでは「駒形の渡し」で、往来。そのあとに建てられた橋だそうです。近くに駒形堂があり、ご本尊は馬頭観音様だそうです。

 

吾妻橋から駒形橋に行く途中に、このトンネル。

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4話の予告で出ていた、幼少時の悠が居た場所と似ています。

 

他にも両国橋、桜橋など、隅田川にかかる橋はたくさんあります。

赤・青・黄色→一稀・悠・燕太と、イメージカラーが同じだなと思いましたので、上記の3つを選んでみました。

どの橋も共通しているのは、関東大震災。この後に建てたり建てかえられたりしたのですね。その当時、人々が体験した恐怖が、よくわかります。

橋があれば対岸に渡れたのに。そうすれば、失われない命もあったのに。生き残れた人、そうでない人、様々な人がいたのだと思います。さらざんまいという作品は別にしても、災害の恐怖は今生きる私達へのメッセージの様にも思います。

 

ソレを踏まえて、もう一度さらざんまいという作品を思い返して見ます。

「橋があれば、助かったのに」という想いから、出来た橋。橋はあちらとこちらを渡す役割です。あの世とこの世を結ぶもの。橋は「人との繋がり」 誰かが誰かを必要としてくれたならば。誰かと繋がりを持っていれば。きっと橋は渡れる。

 

レオとマブによって、ゾンビ化したカパゾンビ達は、昇華されると存在さえ無くなりました。誰とも繋がっていなかった。モットクレーも、音寧のスマホから消えていきます。本当の繋がりは無かったという証かもしれません。猫山も、彼女に振られていますから、繋がっている人はいない。箱田はそもそも繋がりがあったのか、なかったのか…。

カパゾンビ達も、一稀・悠・燕太も、今わかっている欲望は、大差が無いように思います。ある意味、自分の気持ちが優先している部分を持っている。でも、一稀たちは自分達の思いとは別に「誰かを想っている」という大きな違いがあります。相手を想うから、自分の欲望がある。その差はとても大きいはずです。春河もスマホに、カワウソアイコンが表示されていました。この先、もしかしたら…と言う不安は拭えません。春河の欲望は、もしかしたら「サラちゃん」かも?と思いますが、カパゾンビになり得る条件として、誰からも本当に想われていない。という事を満たしていません。このあたりに、人との繋がり的なものがありそうです。ですが繋がりって良い面ばかりでもないでしょうし。「独占欲」というものを、ユリ熊嵐で銀子は発揮しました。コレも欲望といえば欲望。特に燕太は、一稀を独占したい。と思わないのでしょうか。最初から感じていた「等身大」の燕太。あの子さえいなければ、あれさえなければと、欲望は1歩間違えたら、とんでもない方に転びかねません。一稀も悠も、今ある状況に応じた「欲望」があるわけで、本来の希望や欲望とは異なるものを持っている可能性もあります。こうなると、ドロドロとしてしまいそうです。本当はサッカーがしたかった。欲望は、その時々で形を変えます。あのことさえなければ、あいつさえいなければ。まさに銀子が、純花を「見殺し」にした理由そのものです。この先、3人の欲望がどう転がっていくのか、非常に不安でもあり、見逃せません。

 

また4話で、ちらっと悠の幼少期?頃の、家の内部がわかりました。もしかしたら、悠も昔はサッカーをやっていたのかな?と思えるものが、チラリと映っていました。悠の兄・誓に対する想いは、予告を見ているだけでも、非常に切ないです。きっと、憧れもあるのだろう事は読み取れます。誓は、悠を自分の様にはしたくないというのも、何となく解るようなシーンも。

ティザーの「本当のこというよ。君は繋がっているけど、一人なんだ」これも、スマホやネット等々で簡単に他者と繋がれるけれども、本当に君の事想っている人はいるの?君は誰かを、本当に想う事できてるの?とも、今見ると受け止められます。

 

3話最後に出てきた星の王子様。誰しもが知っているサン・テグジュペリの同タイトルの本。王子様はたった一人しか居ない星から、地球へやって来ます。そこで主人公の僕と出会います。僕は王子様が出会った様々な話を聞きます。その中で一匹のキツネと出会うのですが…。このキツネは王子様に、大切な事をたくさん教えてくれました。大事なものは目に見えない。そして王子様は、ちょうど1年後の地球に来た同じ日、星が1年前と同じ位置に来た時に、魂だけ故郷の星へ帰っていきます。肉体は重くてもっていけないから…。

面白いのは、寺山修司も同タイトルで、戯曲を書いています。

倒錯しているとも言えるこの戯曲は、ホテルの女主人・ウワバミと、そのホテルへ訪れる客・点子との話を中心に展開していきます。その他にも個性豊か(すぎる)登場人物が色々出てきます。この作品の中では「大事な事は目に見えない」というのを「見えないものだけみたら、見えるものなくなりますよね?」と、真正面から否定してくる。結局は、あなたの人生は虚構ですよね?虚構の中で生きてますよね?と、言っているのだと思います。これは、ウテナへも通じることで、虚構の世界で王子様ごっこしてますよね?的な、星の王子様へのアンチテーゼ。現代でも虚構というアニメの中で、こうして色々考える事も、これはどうだとか、ああだとか言ってることも結局、虚構ですよ?と、言われているとも捉える事ができます。虚構の世界に生きるピーターパンシンドローム的なもの、見えない物を忘れ、見えるものだけを見るようになる大人。この両方の何かを、寺山版の「星の王子様」は伝えようとしていたのかもしれません。ここは、人それぞれの感想ですので、こうだ!とは言い切れませんが。ですが、虚構は非常に強い。人はそこに入り込みやすく、出口をみつけにくい。

 

春河が指した「星の王子様」は、年齢的なものから考えてもサン・テグジュペリの方だと思います。が、幾原監督です。そこにはきっと寺山的な何かが、隠されているという線も拭えません。

 

 

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♪カッパになって ラッキー♪

♪カッパになって サイコー♪

第四皿 予告です。

前3回の予告とは違い、かなりの情報量が詰め込まれています。そして、非常にダークな雰囲気。新鮮なお野菜云々な一稀と悠のやりとりも、ほぼ頭に入ってきません。それくらい、絵のインパクトが強い。流れも非常に速く、次々流れていきます。

 

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しょっぱなから、悠に抱きつくサラ一稀。もうよくわかんないw知られたくなかったんじゃないのかよ!はっちゃけてるのは何故ゆえに。そして、手にカップ麺を持つサラ一稀。ラッキーアイテム?なのでしょうか。前3回からしても、回転人形が持つ紙に書ける文字数でないとダメでしょうから、多くても3文字まで。2文字だとベスト。カップ麺ですと、無理がある気が。今回のラッキーアイテムは、予告では出ていない?悠に抱きついてますから、ハグ?とも思いましたが何かそういう雰囲気ではありませんでしたし…。麺。メン。面。容器が緑なので、ワカメラーメン。ラーメン。ワカメ。緑のたぬき。タヌキ。なら、燕太の家に行けばいいですしね。一稀の持っているカップ麺は、緑の河童ワカメラーメンかもしれませんし。一体なんなのか。

 

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チラリと映る、悠の家(だと思いますが…)の中に、サッカーの応援メガホンが見えました。襖に貼られている言葉も、なにかしらサッカーに関しての言葉の様に見えます。

もし悠もサッカーをやっていたのならば、一稀・悠・燕太と3人共に、共通して「サッカー」というものが出てくるのですが。尻子玉も、下手したらサッカーボールのように蹴れそうですしね…w3人の尻小玉が合体して、大きなひとつの玉になり…。シュート!!というのもありそうな、なさそうな…。尻小玉は合体しない。とは誰もいってないわけですし。そういえば、尻子玉って、意外と大きいんだなー。カパゾンビが大きいから?河童状態の3人が小さいからそうみえるのかな?とは、思いました。でも、尻小玉をサッカーボールとするならば…。河童状態の3人ならば、ちょうどそれくらいの大きさになるかもです。希望の皿は1枚なのでしょうか。仮に、一稀・悠・燕太が「生ある世界に居ない」としたら。希望の皿1枚で3人の願いが叶う事。それは「生きたい!」と言う欲望ではないでしょうか。生きるという「欲望」を、それぞれが手に入れたら。また誰かと繋がる事ができれば。僕は生きたい、俺は生きたい、俺も生きたい。とそれぞれが願うから、やはり3枚必要なのでしょうか…w「俺たちは生きたい!」で、なんとか、1枚で…。河童の王子様なのですから、それくらい叶えてあげて!もしくは、僕を妊娠してください的な、どこか身毒丸のような展開?三つ子の誕生に…。そう考えると、アの世界って「あの世」というより、生まれる前の世界?とまで、妄想は膨らむ訳です。

ちなみに、カッパ像の木彫り?の置物のモデルらしきもの↓

 



マブが一緒に撮ってました。

 

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問題はレオとマブです。2~3とカワウソイヤのダンスも舞台装置も微妙に変化しています。今回も、変化が。3話の時に、太鼓から水の波紋→あふれ出すという、幻想的なカットがありました。今回は一面の水。水は生命の源、生死のメタファー。命の行方が非常に気になりますが…。

彼ら二人はカワウソ帝国?の、ただの兵士?だとは思えません。何かしらあるのだと思います。彼らが欲望搾取するときに、カワウソマークがまるで桜の花びらのように舞うなぁ…と思いながら見ていました。ツイッターにも、4月になったら、桜を見に行こうと、マブがレオに呟いています。花びら的なカワウソマークは、散り往く命のようにも見えます。レオの心臓はやはり、機械のように見えますが…。機械と言うよりも歯車。歯車は時間のメタファーの場合もありますが、二者択一というように、どちらかを選び時間を動かす。と言う風にも取れます。二つの運命とは、レオとマブそれぞれの運命ではなくて、河童かカワウソか。と考えれば腑に落ちる面も。そしてひとつの生命は、もうどちらかがどちらかを支えなければ、存在できない状態。とも捉えられますが。この二人もどうなっていくのでしょうか。もし…マブが既に死んでいる状態で、レオがマブを生き返らせたいと願う、逆もしかり。もしくは傍にいたいと願ったならば、カワ「嘘」になってでも、傍にいる道を選んだかもしれません。

 

 

欲望とは生きること。

欲望を手放してはいけないのです。

 

さらざんまい 第三皿目 つながりたいけど 報われない

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三皿目は、燕太の回でした。笑いも込み、ベルばら込み、なんと!世界のあの巨匠アニメ込み?(かも?)な青春回でした。

 

今回は、1話2話に輪をかけて、たくさんの情報がでてきています。笑えるシーンも勿論たくさんあったのですが、その中にサラっと入ってたりします。

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一番気になったシーン。自撮り占いはやはり「キス」。一稀はキス(魚の)専門店らしき店に行きますが、よりによって休業日。困り果ててしまいます。春河にSNSを送るのですが

「ごめんなサラ!今日の自撮りちょっと遅くなりそうでぃっしゅ」


コレに違和感しかありません。春河は「吾妻サラ」と通信していると思っているはず。なのに「ごめんな『サラ』」と一稀は春河に送っています。この場合「ごめんねハルカッパ」とかならわかります。もしかして、「ごめんなさ『い』」が「ごめんなさ『ら』」になったのでしょうか?もしそうなら、非常にわかりにくい…wややこしさ満点ですw

 

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 ○回想

×海草

ダジャレだと思います。が!!海草ではなくて、これは水中の気泡。ブクブク言っています。海草=水の中ならわかりますが、それならワカメとか描いてもいい様な。河童視点だから?この回想は燕太のものです。なぜ水の中なのか不思議。燕太も元々河童?もしくは、死んでいる?または、まさかの燕太はカワウソ?なんだか気になります。

 

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 ゴールデンコンビ。サラッとポーズ。なんだそれ

学校内(試合場かも?)のモブは、ピクトグラムじゃないのですよね。これまた不思議。主要人物と袖触れ合う程度であっても、接触する人々はピクトグラムではないのでしょうか?そういえば、後で出てきますが、音寧が生還した場面でも、ピクトグラムは居ませんでした。

 

 

 

今回のカパゾンビ

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キース・モットクレー 27歳 自営業。鱚専門店「魚河原キース」経営。

結婚詐欺師。ゲス!!こいつも、変死体として発見されました。またまたレオ&マブが、捜査本部内で犯行をゲロします。どこで踊ってるんだ…w

玲央「そいつは俺らが釣ったのさ」

真武「それは昨日のキスなのさ」昨日のキス…どゆこと…

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勿論、カワウソイヤ!されました。やはり、カワウソイヤされると命を落としてしまう様です。文字通り「殺された」のでしょう。そして、モットクレーは、ゾンビに。これ元ネタは、キャンディーキャンディーの「テリュース・グランチェスター」でしょうか…。ひどいwテリーも、なんでやねん!と最後思った登場人物ですが、モットクレーよりも断然硬派でしたけど!

 

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「次のニュースでぃっしゅ。浅草一体で女性が飛んでいくという事件が起こっています。おやかたぁ~」サラの「おやかたぁ~」は、むむ!聞き覚えが…。そういえば、空から落ちてきた女の子、いましたね。君をのせて地球が回るやつ。滅びの呪文がアレなアレ。女の子がカパゾンビに狙われても、別段困らないですしね、このアニメ。なぜ、ラピュタなのか。バズーのお父さんは確か冒険家で、伝説のラピュタを飛行船から見つけています。女の子が空を飛ぶ・落ちる。という事よりも、星の王子様やラピュタに共通する、天空や宇宙に何かあるという事を示唆してくれているのかもしれません。それと、サラは「女性」と言っているのに、テロップは「花嫁」となっています。確かに空を飛んでいるのはドレスを着ている女性の様ですが…。どうやら、普通の女性でもカパゾンビの餌食として翔ぶと、花嫁姿に変身する仕組みみたいです。モットクレーが、結婚詐欺師だからかもしれません。

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燕太ん家のおばーちゃん、最早「女性」じゃな…。えっ!?まさかのおじーちゃん?!というか…。誰!そういえば、燕太には見えている様ですが音寧とは話してません。食事は3人分ありましたけれども。あなた誰!そもそも燕太の家、両親いませんが…。もう色々と不穏です。飛ぶではなく翔んだとあるのも何故でしょうか。通常では飛ぶ生物ではないから?猫と時は宙を舞うでした。箱の時は、箱が空を飛ぶでした。飛ぶ→舞う→翔ぶと来ています。次は跳ぶ?浮く?浮遊、駆ける、羽ばたく。


今回のサラリポートは、「きゅうりのささみごまあえのレシピでぃっしゅ。きゅうりを用意します。次に鶏をしめます。血を抜きます。羽をむしりとります。ちょっと休憩でぃっしゅ___」「サラの国ではKissをする前にきゅうりで歯を磨きます。きゅきゅきゅきゅきゅ~!仕上げにきゅうりのフレイバーウォーターを飲むでぃっしゅ」でした。

このサラリポートは、次回のカパゾンビに続くヒントな気がします。だとすると、次回は「トリ」「歯磨き」「歯」「羽」あたり?羽だとしましたら、羽ばたくもありそうですが、本来飛ばないものが空に行きますので、トリではなく、ニワトリ?コレなら、羽も鳥もクリアですし。ただ、ニワトリが飛ぶにしろ、誰に関連していいのかわかりません。歯もそうですが…。歯の浮くような台詞なら、モットクレーが既に言っていたでしょうし。

 

一稀がケッピに「キスがどこにもないんだ…」と、相談します。キスが無いって。普通無いよ?というか、別にぬいぐるみでも、それこそケッピでもなんでもいいだろ。キスしとけ。思いますが。投げキッスでもいいんじゃないのか。ダメなのかしら。相談されたケッピは「カパゾンビの仕業です。ケロ」そう言い、頭の皿が回転。中から薄型テレビが!ケッピの仕組み、どうなっているの。

 

 

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個人的に、とてもツボったシーン。シタッパーズが花びらを撒いています。赤じゅうたんに順番待ちで、並んだ花嫁達。これみたら、自然と宝塚を思い出します。素敵♪何気にキスゾンビもそれっぽい衣装着てますし。ある意味ウテナ風でもあるかも?階段を上り、キスゾンビとKissすると…なななんと、魚のキスに変わってしまいます。やだ、きもいw

これ…なんといいますか…。処女性を無くすと、ただの消費物になるよ。みたいに言われてる様で、こう…複雑な気持ちにも。実際はそういう意味なんて、持たせてないと思いますが。その列に音寧の姿も。足首には、妄想燕太がつけたミサンガが。ソレを観た燕太は、河童にしてくれ!と、お尻をケッピに突き出します。燕太はねーちゃんの心配をしていたのか、ミサンガの心配なのか、どっちなのでしょう…w前者と信じたいw

ですが、そのミサンガをしていたから、音寧とわかった訳で。ある意味、目印としてはかなり優秀だったと思いますし、だから燕太も助けようとしたのかもしれません。

 

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キスゾンビ。うねうねは、キス(魚)というより、うなぎかドジョウに見えなくも。人力車に乗っている時に「キッスは悪魔だって、兄さんが言ってたぜ」と悠。それ、キッス違いや!!ローリングストーンズではなく、Kissとは…w

「キスの質より量。奪った数こそ全て。僕は世界中の女の子に愛されたぁーい!」

と言うキスゾンビに

燕「キスの質より量?こいつ、何言ってんだ?」

燕「誰でも良いキスなんて、意味なんて無い!世界でたった一人への止められない

  気持ちがキスなんだ!」

 

熱弁します。確かに。一稀に止められないキスしましたしね。でも、勝手なキスにも意味ないと思うよ…?どうやら、毎回ブーメラン方式。

 

戦闘後、燕太の漏洩BGMもベルばら風。今回はギャグ回?なのかもしれませんが、全体に演劇舞台風でもありました。キスゾンビの欲望は「たくさんのキスを3枚におろしたい」でした。が、これが知られたくない欲望って。キス(魚の)を3枚におろすくらいなら、別に普通でしょ。という事は、普通に魚な訳がありません。女性を3枚に?!となると、かなり猟奇的に。結婚詐欺どころでは無くなります。じゃあ、何がしたかったのか?たくさんの女性に囲まれたかった。ある意味、タイガーウッズの様な病的性衝動かもしれません。骨抜きにしてやる!みたいな?身は美味しく頂きました。

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モテたかったのでしょうね。そして実際モテた。箱田・猫山とは真逆の様です。でもモテたい分、女性に対してマメだったのでしょう。ホスト的な感じだったのかな。

 

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「死に損ぶちゅー…」最後まで、気持ち悪かった…w今回のゾンビの声は、微妙でした…。前2回はよかったのにw

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 キスゾンビが昇華されたことで、欲望フィールドから生還した音寧。橋を歩いている女性達も音寧と同じく、生還者かもしれません。橋を渡っているのが意味深です。

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プロテイン?そういえば、予告で燕太が何かのプロについて、話してました。

 

 

 

 

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今回のメイン漏洩は燕太。前々回気になったところ、センターには誰がくるのか問題は、やはりその時々で変わるで解決。燕太の漏洩は、こう…。第三者的に聞いたら「きもーい!!」「そんなん引くわー!」的な事です。ユニフォームを嗅いだり、誰も居ない教室で、リコーダー(一稀の)を咥えたり。やばいです。ですが、恋心の欲望ってそんなものなのかも?実際そんな事されたら、マジ無理!ってなるとは思いますけれどもね。間接キスで、キスの漏洩です。

そして燕太がピンチになると、なぜか声のトーンが男前風になる一稀が現れます。大丈夫か?と。燕太の妄想ですけれども。妄想が酷いw燕太フィルターにかかると、ああなるのでしょうね…w漏洩情報を見て、悠はドン引き。正しい反応。一方、一稀は無反応。なぜか?「サッカー部の罰ゲームだろ?」と、軽く流しています。いや…むしろさ、その発想の方が怖いんだけど…wそれがすぐ出るってw皿学園?とやらのサッカー部、やばくない?どんな部活なのよと違う疑問しか生まれませんwですが、一稀にしてみたら、そんなにヤバイ事なのか?程度でしか受け止めていませんので、燕太にしてみたら、セーフ?

さらざんまいで、欲望昇華されたあと、出てきた皿は「銀」でした。観ていたら、ケッピも金か銀どちらが出るのか、わからない様子。ガチャ方式なのか?!燕太は「一稀の願いを叶えてやりたい」これが自身の願いでした。もう一度、ゴールデンコンビに戻る為に。直接的に「ゴールデンコンビ」に戻りたいとか、両思いになりたいとかではない所が、すごくピュアですし、根本的な解決をしなければ一稀の笑顔も戻らないと、本能的に感じ取っているのかも知れません。と、思っていたら、プロポォーズ!!人生のゴールデンコンビ。ナニソレ…wいや、勿論妄想ですけれどもね?キスの相手は、ケッピですけれどもね。もう、ケッピでええやん。

そして折角取り戻した燕太のミサンガですが。ネズミにチューされて、下水に持っていかれてしまいます。あーあー…。結局燕太も、妄想の一稀を作り上げています。想いはとてもピュアなのですが。この年齢特有の、相手への幻想とかそういうものの現れかもしれません。手を差し伸べてくれた一稀。ゴールデンコンビと言われた相棒。その時点で特別な想いが違う方向へ行った気もします。

 

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漏洩したあと、燕太は「ゴールデンコンビ」になる事を、諦めようとします。俺の言葉なんて届かないんだ!もういいや!諦める!と言い出す燕太。それをとめたのは春河。一稀はサッカー部を休部→退部していました。その際に、足につけていたミサンガを捨ててしまいます。だから燕太は、新しいミサンガを用意していたのですね。春河は一稀が捨てたはずのミサンガを拾い持っていました。それを燕太に託します。もう一度、サッカーをしている姿が見たいから、ゴールデンコンビでしょ?と。自分は一緒に走れないから。ミサンガは、燕太の特別な感情を表しているアイテムです。一度諦めた一稀への思いですが、春河から再び託された事で、好きを諦めない!となっています。

 

春河は、車椅子に乗っていました。これに気づいた人は、凄いと思います。言われたら、ああ!とは思えるのですが、いわれないとわからない。ただなぜ車椅子なのか?という事は現時点ではまだわかりません。燕太と春河が座り話していた場所は、浅草皿総合病院という、院内の庭みたいでした。「春河、時間よー」と、少し離れた場所から母親に呼ばれ、燕太が春河の車椅子を押すシーンへ。最後、春河は燕太に、今日観た凄くイイ夢の話をします。

「えっとね、大きなニャンタローに乗って宇宙を旅してたらね、星の王子様に出会うんだぁ」なんだそりゃと、燕太と春河が笑うところで3話は終わります。星の王子様は、ウテナ時代から、監督作品には髣髴とするテーマの様な気がします。それについては、改めて考えてみたいです。燕太はなぜ、春河と一緒にいたのか。一稀と幼馴染でしょうから、春河の存在は知っているとは言え、苦悩の相談相手が春河というのも。単純に、足が悪い?(難病で歩けない?)ので、お見舞いに?とも思いましたが、春河は2話自宅で朝食を取っていましたし、父親から「学校では~」と言われている点から、通学もしている様です。ですので、お見舞いというよりは、定期健診みたいなものでしょうか。ならなぜ、そこに燕太が同伴しているのか。これも謎といえば、謎です。単に一緒に居たと言うには少々、疑問が沸きます。

 

今回一番の情報だったのは、レオ&マブについて。

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帝国より入電、帝国より入電

??「ウッソー、近頃こちらへ転送される欲望エネルギーが、著しく減っている。ま

   さかとは思うが、裏切りは死を意味する」

真武「申し訳ありません。邪魔が入りました」

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??「ウッソー、言い訳は聞きたくない。せいぜい励むがいい」

玲央「おおせのままに」

 

どうやらカワウソ側に「帝国」というものがあり、欲望をそちらへ転送している模様です。転送しているのは勿論レオとマブ。ケッピに欲望を昇華されてますので、帝国へ転送する事が出来ていません。しかも、裏切りは死。口癖の「ウッソー」が、少々馬鹿っぽく感じますが、カワウソですので仕方ありません。

レオと真武がしているのは、①欲望を持つ者を捕獲する(人間世界でいう所の犯罪者)→②命を取る→③ゾンビ化させる→④欲望エネルギーを取ろうとする。

 

①は、欲望を持つものを簡単に捕獲できるように、警察官に紛れているとも思えます。

②は、確実に殺してます。

④で一稀たち河童にやられて、ケッピに尻子玉を食べられてしまいます。

そして、欲望を昇華されたゾンビは、その存在自体も消えていきます。ですので、浅草変死体事件は最初から、無かった事になるのだと思います。最初から存在してませんので、遺体もない。こういう事になるのでしょう。レオとマブの目的は、少し見えてきました。何のために欲望搾取しているのか。カワウソ帝国に送るため。ではなぜ、カワウソ帝国は、欲望を欲しがっているのか。ここは今はまだ謎に包まれています。

今更で書く必要も無いかな?と想っていましたが、殺人事件捜査本部でのレオとマブが急に踊り歌い狂う件。あれは、急にでてくる舞台装置からしても、実際彼らがその場でやっているのではなく、あくまでも心象風景だったり、もしくは彼らの姿も他の人から見えない等そういう状況です。実際、リアルにあんな事している警察官がいたら、そこは警察署ではなくて、どこかの病院でしょう…。ですので、周りの警官がピクトグラムなのだと思います。

 

 

ぼんやりと、全体の構図が見え始めた三皿目。個々の漏洩情報に伴い、それぞれが抱えている苦悩も浮き彫りになってきています。欲望とは生きること。欲望があればそれだけ苦悩するという事。そんな青春ストーリー的でもありました。

 

芥川龍之介の「河童」

ざっとあらすじ

主人公「僕」が、上高地穂高山に登ったときの事。深い霧の中で1匹の河童と出会います。僕は河童を追いかけ暫く走り、河童を捕まえるあと一歩!という所で、深い穴に落ちてしまいます。そのまま気を失っていたのか…僕が目覚めると、そこは河童の世界でした。河童世界は、人間の居る世界にそっくり。文明化されていて、銀座の柳通りそのままの風景。往来しているのが、河童なだけで。僕は河童世界では「特別保護住人」として、受け入れられました。そのうちに河童世界になじんで行きます。が、河童という生物は、とても奇妙な面を持っていると僕は徐々に気づいていきます。人間が真面目に考える事を可笑しいと言い、人間が可笑しいと思うことを真面目に考えたり。また、服で身体を覆う事もしません。雌が雄を追い掛け回したり、家族制度についても、どこかヘンテコな部分がありました。一番の違いは「生死観」について。河童は生まれてくる時に、生まれてくるかどうか、母体の中で胎児自身が決めるのです。また、死ぬのも、河童は非常に繊細な心を持っているらしく「お前は蛙そっくりだな」と言われ、どこが似てるのかと苦悩し死んでしまったり、悪口を言われて死んでしまったり。労働者は次々に解雇され、解雇された河童はガスで殺されます。そして死んだ河童の肉は、河童が食料として食べるのです。河童にも、様々な考えの河童がいて、悩む河童もいました。僕はそんな河童世界がだんだんと嫌になり、人間世界に帰りたいと思い始めます。ですが帰る道がわからず、河童世界の端に住んでいる見た目は少年の老人を頼ります。その老人が帰り道を教えてくれて、僕は無事に人間界に戻ります。ですが僕は、精神を病んでしまいました。事業に失敗し、精神異常と判断され逃亡。結局巡査に捕まって、精神病院へと入れられてしまいます。僕は病院で過ごしているうち「河童の世界に帰りたい」と考える様になります。行きたいではなく帰りたいと。ある日、僕の元に河童世界から、河童の友人であるバックが見舞いにきます。僕は泣いたのか笑ったのか覚えていませんが、非常に感動します。よくここへ来る事が出来たね。と言う僕にバックは、河童は川でも掘割でも往来できると返事します。ソレを皮切りに、河童世界から河童の友人達が、次々と僕を見舞いに来てくれました。ただし、バック以外の河童は月のある明るい夜にしか来ません。ある夜、哲学者であるマッグが、これもまた僕の河童の友人で、自殺した詩人のトックが死後に出版された詩集を、手土産に持ってきてくれました。そして河童の裁判官のペップの話を聞きます。ペップは職を失い、発狂して精神病院に入れられたと。僕はS博士(僕の主治医)が許してくれるのであれば、今すぐにでもペップのお見舞いに行ってやれるのですが…。という所で話は終わります。

大事な部分も大まかに端折りましたが、大体こんなお話です。

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河童という作品自体、芥川龍之介自身の苦悩や、心情が表れていると言われています。また、社会風刺的な意味合いも強い作品でもあります。

 

また様々な実在する思想家・哲学者・文豪の名前が出てきます。

 作中に

「これはツァラトゥストラの詩人ニイチェです。この聖徒は、聖徒自身が造った超人に

 救いを求めました。が、やはり救われず気違いになってしまったのです。もし気違い

 にならなかったとすれば、あるいは聖徒の数へはいることもできなかったかもしれ

 ません」と、あります。

これは主人公の僕が、河童世界にある宗教「近代教・もしくは生活教(生活教というよりも「食ったり・酒を飲んだり・交合を行ったり」)」を知り、その宗教の大寺院に行った時、長老から寺院に飾られている聖徒の像について、説明を受けている時の話です。ニーチェは、河童世界で「聖徒」として扱われていました。他にも国木戸独歩や、トルストイも出てきます。どうやら河童世界の宗教の中で、聖徒といわれるのは「自殺願望」を持ってはいるが、実際は自殺をしていない人。という括りがあるようです。

 

箇所・箇所でさらざんまい的な感じはある様な?気はするのですが、輪るピングドラムと「銀河鉄道の夜」のような、既視感は覚えませんでした。これはもう少しお話が進めば、あ!と思える場面がでてくるのか、そうでないのか解らないです。

 

共通点があるとすれば(河童→さらかっぱ)

自殺願望がある、もしくは決行した→放課後ラッパー

河童と獺の戦争→欲望をめぐり対立している

ピストルがでてくる→ピストルがでてくる

河童は、蛙といわれると死ぬほど悩んで死ぬ→蛙といわれるとキレる(ケッピ)

警官がでてくる→警官(レオとマブ)がでてくる

片手を目の上に当てるポーズをする→片手だけはさらざんまいポーズ?

芥川の河童の中で、河童と獺の戦争の発端は、河童夫婦の奥さんのほうが旦那を殺そうとして、飲み物に青酸カリを混入します。ところが、それを間違えて獺が飲んでしまった結果、戦争に…。だったと思います。河童の旦那には、高額な生命保険がかけられていました。殺されそうになった旦那も道楽者で、ろくでなしだったみたいですが。

それと河童世界では、獺の毛皮を剥ぎ取り、様々な商品として売っている。ともありました。さらざんまいでは、猫の毛でしたけれども。

あと、似てるというよりも不思議なのは、ケッピが要る欲望フィールドです。芥川の河童世界では、まるで人間世界の並行世界というか、パラレルな世界で、そこに居る生物が、人間ではなく河童。という感じでした。ケッピは、欲望フィールドの住人なのか、そもそも欲望フィールドには、ケッピ以外の幽霊?みたいなものは、人型のみなのか。それとも河童世界があって、そこの住人なのか。仮に、河童世界があるとしたらなぜ、ケッピしか居ないのか。コールドスリープしているのですから、もう何千年も前に絶滅したとか、そういう事でしょうか。それだとサラ(河童と仮定)の存在が矛盾します。サラレポートを信用すればですが。ケッピ自体が、人間界に存在していてるけれども、ニンゲンには見えない。という体なのか。このあたりも本当に謎です。カワウソの存在もどこに存在しているのか、謎です。何かの概念?

カワウソといえば、レオとマブは「欲望を手放すな ソイヤソイヤ」と唄っているのですが、本編でケッピは「欲望を手放すな」とは、まだ言ってないのです。むしろ、欲望が蓄積されている「尻子玉」を搾取し食べてます。カパゾンビのも。だとすると、尻子玉を抜かれた人は、欲望を手放した状態だといえます。

カパゾンビから取った尻子玉を転送する→意識共有→身も心も繋がる→それすなわち、さらざんまい。意味がわからない!キャッチコピーでもある「手放すな。欲望は君の命だ」的な事を言っているのはカワウソ側。どういう事…。カパゾンビから奪った欲望を、一稀も一度食べています。そのあとの「漏洩します」で、玉が3人を回ってますから、その時に尻子玉も3人の身体にそれぞれ戻るという仕組みでしょうか。だから、漏洩シーンでは人型に戻れている。そして最後、ケッピが食べるのはカパゾンビの尻小玉。カパゾンビは身も心もひとつになるさらざんまいしてませんので、そのまま死んでしまう。死に損だー?

 

川についても謎で、何かしら水を連想する絵はどんどん出るのですが、その水が何をさしてて、どういう意味があるのか。単純に考えますと、水というのは生死を連想しますが…。(劇場版ウテナでは、見事に表現されていました)

ティザーPVで「その河を渡れ」とあるのです。川ではなく河。この字の違いが非常に気になります。考えすぎかもしれません。河川ですから川でも河でもいいのかもしれません。ですが、近くを流れるのは「隅田川」なので、川ではなく河にした意味があるような、無いような。もし意味があるとしたならば、河とは隅田川ではない。そして三途の川(三途河と言う場合もありますが)でもない。だとすると、河があるのは「春河」です。河を渡る。というのが意味不明になりますが、そのあとに続く「もう戻れない」というのは、あの頃のようには戻れない。と言う意味には取れます。この編のティザーは、個人的に「一稀のこと」だと観ています。ですので、春河について何かしらあった。とも取れます。河を渡れというのは、こじつけると「春河のことを乗り越えろ」とも取れます。こうなりますと、春河の生死がなんとなく微妙な感じになりますが、2話で死んでいないとわかりましたし(過去の事でなければ)3話予告でも、燕太と話している様子が垣間見れます。ですので、春河は生きているとは思います。だとしたら、川よりも河のほうが様になるから。観たいな理由で「河」になさったのかもです。

川だと考えますと、隅田川や三途の川やら、色々浮かびますし意味もより、わかりやすくなりますから、川でも河でもいいんだよ!かもしれません。ですがとても、気になるのです。

ああ…「河童」だから、河なのね。

 

 

 

 

 

さらざんまい 漏洩@もれざんまい2

 

すっかり忘れておりました(/д`ο)゚。

4月19日にUPされた 一稀・悠・燕太のSNSです。

内容は、燕太からの一稀個人情報漏洩です!大変、大変。

 

◎やさか かずき

 中2 好きな食べ物は「かっぱ巻き

 血液型は「B型」

 誕生日は「4月29日」

 

あー、それでかっぱ巻き1年分ね!と、合点♪合点♪

燕太は一稀の誕生日こそ!すしざんまいに行こうぜ~と誘いますが

カ「ごめん 大事な用事があるから」

エ「そっかー。ちなみに俺の誕生日覚えてる?」

○(*´▽`*)○

○(*´▽`*)○○(*´▽`*)○

(´・ω・)?

ト「…いつだよ?」

エ「5月28日だよ!!」

 

一稀、安定の既読スルー!酷くね…?w

ツンに見える悠が見かねたのか、いつだ?と聞いてあげています。悠、やさしすぎ!空気読める感半端ない!きっと、色々苦労してきたんだろうなぁ…。やさぐれているようで、人の気持ちも汲み取る子なんだろうなぁ…。本当なら友達想いの、すっげーいいやつ!って言われる様な子だったんだろうなぁ…。とか、このSNS観てても、悠の生いたちや人柄に想いが行きます。

本当いい子だわー…。一稀!ちょっとは周りみような?!

きっと今後、周りが見えない・自分の想いだけで暴走してると…。大変な事になりそうですし。

 

 

そしてそして。

 なんと、3人でアニメイトカフェに行く事に!

カ「それじゃあ、みんなで放課後行こうか」

エ「やったー!!」

ト「チッ・・・」

エ「ん??!」

エ「あ!!!」

エ「今日俺部活だー!!」

カ「そっか、残念」

 

カ「久慈、駅で待ち合わせしよう」

ト「了解。」

エ「マジかー・・・」

カ「盛り上がってるよ」

(画像)

エ「おー!にぎやか!!」

カ「グラッテ」

(ケッピラテ画像)

エ「ケッピだー!!」

カ「久慈」

(一稀、笑顔でさらざんまいポーズ

 その後ろ、レジカウンターでメニューを見ている?悠の姿が)

エ「え」

エ「ツーショット・・・

  (´・ω・`)

ト「土産。」

(一稀の缶バッチと、燕太のトレーディングカード?シール?画像)

エ「!!!」

エ「ありがとう!!!」

 サラちゃんの「Happy」スタンプ

 

やっとこみんなで行けると思ったら、部活という羽目な燕太。本当ツイてない。というか、燕太ってそういう枠なのでしょうかw

じゃあ、別の日にしようか。と言う訳でもなく、一稀と悠は二人で…って、Beeデートの続きやん!

楽しげな様子をみて、燕太は羨ましそう。ここでまたまた悠。燕太の秘めたる想いを知ってか知らずか、一稀&燕太のグッズをお土産に持って帰る様子。本当にイイ子!自分のじゃないからなのか、わざと自分じゃないのを選んでるのか、それでも人のためにってところが、泣かせます。こんなにイイ子なのに…。希望の皿は悠にあげて!

 

 

SNSのやりとりですが、ほんわか日常が垣間見えるのと、それぞれのキャラクター性も凄く反映されておられると思います。やり取りに人柄が出ていて面白いです。

そして、1話での悠のピッキング。悠もスマホは持っているのでしょうね。スマホを盗む為だと思ったのですが。もしかしたら、盗んだスマホはそのまま、売りさばくのかも?ガラケーは、野菜の取引をする際、足が付きにくい様にでしょうか。それこそSNSとかで、隠語でやり取りしたほうが早い気が…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらざんまい 予告@第三皿目

第三皿の予告が出ました♪

 

youtu.be

♪カッパになって ラッキー♪

♪カッパになって サイコー♪

 

さらざんまい 三皿目 でぃっしゅ☆

 

やりたい事をやってるだけなんですよ、ホント。

キャリアは長いんですけど、やり方は自己流なんで

プロを名乗るのもおこがましいって言うか…。

あっ…ただ、ひとつ言えるのは、ここまで夢中になれるものに

出会えた俺は、幸せもの…って事ですかね。っははは…

 

食べる音 ばりばりばり

 

あり?何か、出てる…

 

♪かっぱ どぅー かっぱっぱ♪

 

 

 

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予告の序盤「キスを喰って キスを磨け」とあります。魚河岸さんが、屋号でしょうか。1話の時にこのお店は出てきていました。その後、燕太の自宅内へと流れがありましたから、ここは燕太の家?

2話でサラレポートでも、渓流釣りをしますとありました。ここに繋がってたのかな?

そして、音寧の相手らしき奴が!!その前に一稀の表情。一稀の格好と表情からして、ここは間違いなくラッキーアイテム(なのか?)が「キス」とかそのあたりなのでしょう。キスなんて!どうすりゃいいのー?ですしね。

そして、後ろのアイツ!「キース」とか張り紙してますが、貼り付けられた写真をみると、どうみてもゲス!!同じ相手とならまだしも、どれも違う相手ならマジでゲス!というか、なんでその写真を店先に貼ってるの…。キスを磨け!だから?キスを食べましょう!そしたらこんな風になれますよ。的な?ライザップでいう所の、コミットしたらこうなれますよ的な?

キースといえばARB。まさかの輪るピングドラム繋がり?!いや、キース・リチャーズローリングストーンズ?こいつのキースはどのキースなんだ!

www.youtube.com

なんとなくローリングストーン

 

キース(仮)がカパゾンビになるとしたら…「キスをしたかったんでチュー」とか…なんか…激しくキモイ気が…。音寧、ニゲテーーー!!!それとも音楽バカ?という路線も?いや、ローリングストーンズのあのロゴ。あれで唇連想→キス!やっぱりゲス!燕太自宅で、音寧もキスの練習?してる場合ではありません(燕太が勝手に一稀にキスをして、音寧の唇を見てそのことを勝手に思い出し赤くなっているだけかも?)

3皿目は燕太家の朝食?風景のようです。キスを食べているのかも。でも大体、幾原作品の食事風景は、後々あれやこれやな不穏な伏線の場合がしばしば。2皿目で朝食を拒否した一稀は無事かも。でも、朝食を食べちゃった燕太の今後が、案じられます!食べちゃダメー!だいたいロクな事にならない。

ウテナは、奴にアレされて、鮭がどうのアスパラがどうの言い出し、最後は…ですし

ピンドラは、おいしそうな朝食風景実は…で、最後は…ですし

ユリ熊は、ガウとろなハチミツ入りおかゆを作ったるる、最後は…ですし

やっぱり、食べちゃダメー!

 

予告を見る限り、3皿目は燕太のお話になりそうです。そして「ゴールデンコンビ」と燕太が言った由縁?がわかりそうな場面も。燕太の服が破れているあたり、最後の方に出てきた二人組と揉めていたのでしょう。そこへ颯爽と現れた一稀!まるで王子様!的な展開なのでしょうか。

燕太の一稀への、少々特別な感情はここからきているのでしょうか?途中で春河と、何か話しているシーンも気になりますし、その時に燕太の手のひらにあったミサンガも、気になるところです。

 

 

 

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欲望フィールドは、水の中?でしょうか。青の泡が気泡にも見えます。河童なので、水の中でも大丈夫。でもそれですと、燕太がなぜ、そこに人型で現れたのか、さっぱりわかりません。

パターンとして

1、欲望フィールドのこの世は同じ空間・時間軸にある。

 (描かれていないだけで、幽霊ピクトグラムと、普通のピクトグラムが混同している

  状態)

2、燕太がすでに、あの世のこの世のはざまにいる

3、燕太は死んでいる。

 

どれかでないと、ケッピの説明の意味が通じなくなります。ただ「ア」シールを貼り付けられてから、一稀・悠・ケッピの姿が見えてますので、そのあたりが謎です。

 

もうひとつ。

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燕太に関して、燕太の自宅にいるおばーちゃん。いつもテレビを拝んでいます。1話目では、河童様にー祟られませんようにーと言う意味で拝んでいるのかと思っていたのですが、2話でも猫山の遺体があがったニュースでも拝んでいました。単純に、成仏してくれって意味で拝んでいるのかもしれませんが。あとこういうポップな飾り物満載な家の住人は、ピンドラ・ユリ熊からして、誰か死んでいるパターン。どうみても庭付き2階建てな家なのに、サッカーの関連グッズを燕太の自部屋に飾るわけでもなく、テレビの横の一角にてんこ盛りなのも気になります。燕太と音寧は普通に会話してますから、燕太は死んでないと思いますが…。

寅さん風の写真も、なんとなく大袈裟にも見えます。遺影に見えなくも。

さらざんまい 妄想@みだりざんまい2

ここからは、考察にもならない筆者の勝手な「思い込み」と「妄想」で成り立っています。バカな事もしくは、見当違いな事言ってるなぁ、または「いや、そうじゃないだろw」と、観流してください。

 

 

「さらざんまい」の世界

 

私が現段階で思っているのは、先の記事にも書きましたが、「アニメ」と「現実」との繋がりのようなもの。この土・日でなんだろうなぁ…と考えてみたりしたのですが、いかんせんまだ2話しか放送されていません。その中で、こうじゃないか?と書き出すのは時期尚早だとは思います。が、こういう風にも見れないかな?と言うひとつの見方として考えてみたいと思います。

 

1話から、衝撃的なシーンがなんどもありました。まず未だに謎に満ちている「ア」

これは何の暗喩なんだ?と、誰しも最初に思います。上から落ちてきたと思えば、花びらのように舞ったり、街のあちらこちらにペタペタと貼られたり、設置されていたり。果ては、登場人物の衣服や小物にまでペタペタ。これだけ出されたら、気づかなかった!と言うほうが、どうかしてるぜ!状態です。どう考えても「ほら、君達こういうの好きでしょ?みんなで考えよー!」と、挑戦的なものを見せられている様です。結果的に思惑通り?になりました。しかも「ア」とつくモノの多いこと。これが他の文字であればまだ、候補が絞れたと思います。そこも絶妙です。愛・アンテナ・浅草・あなた・明日・ありがとう・アイス・赤・浅草・青・泡・網…もう、キリがありません。私は最初見たときに、頭に浮かんだのは「阿」でした。なぜかお坊さんのお話が、一番最初に出てきた。誰もが最初に何か浮かべたはず。果たしてそれは間違いなのか?いいえ、きっと間違いでは無いのだと思います。

実際の風景と比べてみても、アの場所に統一感がない。だとすると、「ア」には様々な意味が包括されている。と考えたほうが、すんなりと落ちる。時に愛であり、アンテナであり、浅草であり。特徴的なのは、1話・悠がピッキングをしようとしていたシーン。車の中、シートの上にも「ア」がありました。これはどういう事なのか?場所から言って、愛が落ちているとは思えません。アイスだと溶ける。浅草?意味がわからない。だとすると一番考えられるのは「アンテナ」 「ア」が「アンテナ」を意味するとすれば、その「ア」はスマホに置き換えられる。通常なら置き忘れる?と思いますが、置き忘れる場合も皆無ではない。もしくはわざと置いている人も皆無ではないでしょう。無理なこじつけになるかもしれませんが、2話で使っていた悠の携帯はガラケーでした。そのことを考えますと、車の中に「スマホ」を見つけた。それを取るためにピッキングをしようとした。と考えると、これまた、あぁなるほど。と思えます。スマホを盗んだ所で、使えるかどうかは謎ですが。ですが、ピッキングをしようとした理由としては、一番納得がいくものだと考えられます。

街の至るところにある「ア」の文字の一部が「アンテナ」だとしますと、確かに現在街中には、目に見えないだけで、様々なアンテナが張り巡らされています。それを可視化すると、さらざんまい世界のような感じになるのではないでしょうか。「ア」のひとつがアンテナである。ではなぜ、わざわざ「アンテナ」を可視化しなければならないのか。

アンテナがあるという事は、発信源があるはずです。さらざんまいの世界では、本当に美しくスカイツリーが描かれています。現在の私達にとってもある種のシンボリック的なものになっています。それを使い様々なメディアから発信される情報。この事についても先記事に書かせていただきました。そこからさらに考えますと、やっぱりさらざんまいと言う世界は、もうひとつの課題といいますか、メッセージ性があるような気がするのです。

 

アニメの中では、河童やカワウソという、え?なにそれ?と言ういわゆる謎の生命体が出てきます。尻子玉とか、実際見た人は居ないのではないでしょうか?それをナゼ描かれているのか。アニメだから。といえばそこまでですが、何せ幾原監督。無意味にただ河童を描いて見た。じゃないのは、いわずもがな。そこに何かしらの「暗喩」があるはず。と考えるのは、長年監督に親しんで来た者であれば、すぐに思い至ります。実際は「いや、河童描きたかっただけなんですが」かもしれません。が、それでもそこに、意味を見出す。無理にでも!これこそが、イクニストです。少々横暴ですが…。でもそれ位に、様々な見解と意味を見出せる。これも魅力である事は間違いないはずです。

上記を踏まえて考えますと、河童やカワウソも「暗喩」である。こう考えて見ます。では、何の意味があるのか?ここからは、かなりの妄想でもありますし、まだ2話段階ですから、今後大修正をしなければいけない前提で、仮説的に書き出してみます。

 

 

1話でケッピという、意味不明なUMAの河童の王子が出てきました。これを「幾原監督」と置き換えますと、より、明確になると思います。

3人の主人公達は、様々な思いをもって、これまた「欲望フィールド」と言う世界に入り込みました。そこが「アニメ製作現場」だとしたら。

尻子玉は欲望。この欲望はある意味「こういうものを作りたい!」という情熱だったり、こういうものが見たいんだ!という想いだったりすると思います。それを、ケッピが飲み込む。その人が作りたいものを、咀嚼する。汲み取る。とも考えられます。そして新たな作り手として、監督が「産み出す」こう考えますと、あの衝撃的なシーンも、なんとなく意味が通じる部分があります。

人力車のシーンも、王子自らが轢くんかい!と思いましたが、それも「さらざんまい」という作品にむかって走っていく。と考えましたら、車掌は監督ご自身です。その車に乗るのはスタッフの皆様。さまざまな人が乗っています。

 

カワウソ側も欲望を必要としています。これは視聴者側(もしかすると、これも製作者側かもしれませんが…)もっともっと見せて!と欲望をとどめる所を知りません。今度はどんなものを見せてくれるの?と、期待をもってみています。作り手側の苦悩も知るはずも無く。どんどん搾取していきます。逆に、面白い!と思えば、もっと造って!もっと見せて!と、欲望を膨らませていきます。カパゾンビに成り果てた物は、もっていた欲望を増幅させているように見えます。本当はこうしたかったのに…という事を忘れ、欲望に飲み込まれた姿。それがカパゾンビ。命を落としてまでも、満たそうとします。

カワウソ側も製作者側だとしましたら、人々の欲望、あれがみたい!これがみたい!という欲望を鑑みて、色々な作品を送り出している。とも取れます。お前らが見たいって言ったんだろ?的なもの。だからもっと、何が観たいのか言えばいい。と言うような。もしかしたら、もっと描け!もっとアイディアを出せ!そして枯れたらポイ。と言うような感じもあるのかも…?

それはもしかすると、アニメ世界の話だけではなく、様々なシーンで見られることかもしれません。初心、忘れるべからず。の様に。最初は夢や希望を持って、その世界に飛び込むけれども。その世界に揉まれているうちに、本当は何がしたかったのか。本当にしたいことはそれだったの?何のために?という、目的さえも忘れてしまう。ただ、欲望に飲み込まれてしまう。そうすると、ソレのみを造るゾンビと化してしまった。

それじゃダメだよ!と、3人組が立ち向かいます。本当にやりたい事ってそれなの?要望ってそれなの?じゃあ見せて…と。

3人の皿、頭を合わせるのは、一人じゃ出来ない事や思いつかない事でも、三人集まれば文殊の知恵。的に、それぞれが表現しきれない事も、他の人の知恵があれば出来る事もある。だから、あなたのアイディアや思っていること、作りたい欲望を共有する。と言う意味も包括しているのではないでしょうか。ある意味あのシーンは、アニメ制作における会議シーンみたいなもの。凄く爽やかでポップに描かれていますが、意識共有をする作業は、非常に大変だと思います。ですが、幾原監督にとって、それは非常に大事な作業なのだと思います。その上で、よりよい物を作り出す事ができる。なので最後にケッピがパクッと食べる。カパゾンビとなってしまった人の欲望も、綺麗に昇華しようとする。最後「死に損だ(にゃー)」と消えていきますが、もしかしたら、アニメの世界へ入ってきたけれども、現状に夢破れて辞めていく人なのかもしれません。せっかく夢や希望、自分がこういうものを作りたい!という情熱(欲望)を持って入った世界なのに、どれも叶えられなかった。ただ、その想いだけは汲み取る存在もいた。

こんな風に考えてみてはどうかな?と。繋がりは、人と人の繋がりを意味する事もあり、ひとつの作品を通して、発信側と受信側の両方を繋ぐと言う意味もあると思います。そこにどんな意味を持たせるのか、受け手側がそれをうまく受信できているのか。もしかしたら、制作側も想定していなかった展開があったりすることも。

まだモヤモヤと霧の中状態ですので、うまく書ききれていませんが。そして、本編のストーリーとは全く関係のない世界のお話・妄想でしかありません。でもそこに、何かしらの意味があるとするならばと考えたとき、ユリ熊嵐のリベンジとも感じましたし、その上で作り手側の熱意や苦悩、ソレと同じく受け止め側の希望や願望もなんとなく感じたりもします。なんでも造ればいい、迎合して本当に作りたいものを諦めるのか?売れればいいのか?みたいなもの。やりたいことを出来るのは、ありがたい事でもある反面、それだけ期待値もあがります。特に幾原監督は、期待値がかなり高い監督だと思います。

オリジナル作品を作る醍醐味は「他の何にも似てない」だ。そうでなければオリジナルという冠に意味がない。さらざんまい!

ご自身もこう仰られています。他の何にも似てないって、相当難しいはずです。今ではアニメジャンルだけでも、ワンクール何本のアニメが生まれている事か。映画もドラマも、当たらなければ忘れ去られる。駄作という烙印を押される。ですが、駄作と言われるのにも理由はあるはずです。時代に合ってなかった、何かの二番煎じ、こういうの作れば、視聴者側は食いつくだろ?という安易な思考。色々あるかと思います。ひとつのものが当たれば、それと似通ったものがどんどん出てくる。ハリウッド映画でもあるあるというものが、いくつもあります。

そういうものに逆らって、オリジナルにこだわり「他の何にも似てない」という、開拓者的な事をなさろうとするのは、言葉にするのは簡単ですが、凄い事だと思います。ここを観ている側の私も、さらざんまいからうまく汲み取りたいと、本当に思っています。そして多分、最後まで見ても「やっぱりよくわからない…」と、なるかもしれません。ここは全ての作品に共通して「見た人それぞれが感じ、こうなんだ。と思ったままでいいんだよ」と、言って下さっている様な…そんな作品になるのだと思います。ですので「よくわからない」も、間違いではない。だからこそ、2度3度と観たくなる。数年後に見たら、ああ!こういうことだったのか!と腑に落ちる事もある。そしてまたさらに数年後にみたら、あれ?これはこういう事じゃないの?と、新しい気づきがある。だからこそ、真の正解は用意されてなくて、曖昧な感じなのかもしれません。ただ、監督ご本人は間違いなく「テーマ」はご用意されておられると思いますし、今回は「繋がり」と仰られています。そのつながりが、私にも届き受け止められますように…と願うばかりです。その為には、もっと色々な事に興味・好奇心を持ち、知識を広げなければですが…。

 

もう少しお話が進んでからもう一度、本編であるストーリーと、裏にあるかもしれない世界を考えてみたいと思います。今はまだ本当に、何言ってるの?と自分でも思う事しか考えられずで、情け無い限りです。

そして勿論、本編も楽しみたい!です。そもそも本編も理解しきれていないのに、こうして書く事に意味なんて無いですし。

 

 

 

さらざんまい 妄想@みだりざんまい

2話までみて、もう一度1話を見て、その後2話をみて。

その後、レオとマブのtwitterを見返して。コレを繰り返す。

 

 

 

スカイツリー

どうしても引っかかる「スカイツリー」と時系列。2話で、レオとマブは間違いなく「カワウソ」チームだと思えました。欲望を搾り取れ♪と踊っているバンクシーンも、内部はスカイツリーに思えます。また、ゾンビの中に尻子玉が残っている事や、カパゾンビは欲望を持ったままであるという事から、レオとマブが搾取しているのはやはり「命」だと現時点では考えられます。

箱田の遺体は見つかりませんでしたが、猫山の遺体は見つかりました。多分、猫山と同じ様に、カパゾンビとなって現れた場所「吾妻橋」の下「隅田川」あたりに、箱田の遺体はあっても不思議では無いです。

レオとマブのツイートの最後は、非常に不穏でした。それまでは時々ツイートするものに「カワウソマーク」があり、ここはもうダメだ。と呟いているのがわかります。また、ガラケーには「ア」マークからの着信や、年賀状の「ア」などからしても、元々は「ア」チームだったのではないのか?という推察も出来ます。

 

レオとマブが、ツイートを辞めたのは、2019年3月31日ではありますが、3月30日のツイートを見る限り、花やしきのBeeタワーがある事から2019年のものではなく、2016年より前である事もわかります。使われている画像が、レオとマブの居る時系列どおりであれば。ですが。でも、わざわざこの二人が昔の画像を取り出して使う意味がわかりません。だとすると、そのままレオとマブがいる時間軸が、2019年ではない。と思えます。(2話の作中でBeeタワーが出てきていますので、どう捉えるのか難しいですが…)

だとすると、レオとマブに何かしらの事があったのは2008年。2008年といえば、スカイツリーが着工されはじめた年です。ここに絡めて考えますと…。

カワウソチームが、何かしらの理由でスカイツリーに仕掛けをした。

こう考えると、腑に落ちる面が色々出てきます。スカイツリーは電波塔ですから、スマホに簡単に電波を送ることも出来るのかもしれません。だとすると、カパゾンビとなった、箱田・猫山そして春河のスマホにも、欲望のアイコンが表れても不思議ではなく、また、個々それぞれの秘密が詰まっているだろうスマホの中身を見ることも、容易になるのかもしれません。

レオとマブが、なぜカワウソチームに?と言うのは、今の所謎しかないですが、何かの任務についていて、それがカワウソチームと関わりがあるのだとは推察できます。そこで、カワウソチームに寝返ったのか、取り込まれたのかは解らないですが、不測の事態が起きたのでしょう。

スカイツリーという現代のシンボル。アサクササラテレビも、スカイツリー経由の電波で、スマホにも送られているのでしょうし。カパゾンビが出てくる吾妻橋も、スカイツリーの直ぐ傍です。スカイツリーと言うシンボルを使い、欲望を集めている。と考えていくと、色々となるほど!と思える部分が出てきます。そして「さらざんまい」と言う作品を観ている私達も、続きが見たい!どうなるの?!と言う欲望があります。スカイツリーから電波を発信し、私達は様々なコンテンツを消費しています。そして個々それぞれの趣向に合う・合わないで要る・要らないと受け入れたり、切り捨てたり。時として横暴な消費者ともなりえます。大量消費の中に、目には見えないコンテンツも含まれているのではないでしょうか。たくさんの人々が関わり、物凄い熱量と時間をかけて造っても「惨敗」と言われ、忘れ去られていくものも、世の中にはたくさんあります。

今はまだうまく表現できませんが、何かこのあたりの壮大さは、モヤモヤとして引っかかりは覚えるのです。単にアニメ世界という話ではなくて、そこから飛び出していくメッセージ性の様な。だからEDは、あんな感じなのかな?と思ってみたり。アニメの世界と現実の世界。それを繋げているのは幾原監督。ココに何か想いがありそうで。

 

 

カワウソの目的

今の所、欲望が欲しいというよりも、欲望を増幅させている様に見えます。ですが、レオとマブは、欲望搾取・欲望を搾り取れ。と言い、唄っています。そして、カッパ側に尻子玉を抜かれる事か、カパゾンビが昇華してしまうことを良しとしていません。

流れから考えますと、欲望を増幅させる→そのあと欲望を搾取。なのかもしれません。だとしたら、レオとマブも狙いは尻子玉なのでしょうか。ですが、1話でケッピが言っていました。「カッパになった君達なら、尻子玉が取れる」と。カッパにならなければ、尻子玉は取れない。目的が欲望なのであれば、レオとマブも、尻子玉が狙いなのかもしれません。カワウソ側も、尻子玉をとる事が出来るのか?謎です。何のために欲望を欲しがっているのかも、全く解らないですが。

 

 

ケッピの目的

1話で「人の子よ!力を貸して欲しいのですケロ!」と、最初はお願いをしています。ですが「カエル」と言われてキレたので、なんだか曖昧になっていますが…。元々は力を貸して欲しかったのです。何のために?カパゾンビを倒すために?尻子玉をとるために?正直、浅草界隈にカパゾンビが出てきても、カッパ王国には関係の無い話だとは思います。カッパ王国なるものが、どこにあるのか?で変わるとは思いますが。浅草の裏世界とか並行世界とか、そういう所にあるのかもですが。このあたりも謎に満ち満ちています。そもそも、カパゾンビの尻子玉も、ケッピがとればいいのでは?というお話です。でもそれをしない。いや、出来ない?なぜゾンビを倒さなければならないのでしょうか。目的が全く見えてきません。カワウソチームに、欲望を取られたくない、敵対しているのだろうという事は、2話で見えてきましたが。

尻子玉自体は、カパゾンビになっても存在しています。一稀たちとカパゾンビの違いは、生死です。一稀たちは生きていて死んでいる状態ですので、完全な死状態では今の所ありません。それとは違い、カパゾンビは完全なる死を経て、ゾンビになっているようです。この違いから、ゾンビとなった個体の尻子玉は、ケッピには取れないのでしょうか。どちらにしろ、一稀たちに「尻子玉を取って欲しい。その代わり、希望の皿をプレゼント」という提案をしている事から、ケッピも尻子玉が必要なのでしょう。

 

 

尻子玉

ケッピもレオ&マブも、共通して「欲望」を搾取しています。もっといえば「尻子玉」が必要な様です。どうして必要なのか?それを食べないと生きていけない。とかでは無さそうです。現にケッピはとりあえず、しろはすの水を掛けられたら生き返って?はいましたし。サラレポートで、好物はきゅうりとありましたし。どちらも、何かしらの理由があって「尻子玉」という名の「欲望」が必要なのでしょう。

 

大筋的に、ここが重要になるのだろうな。とは思いますが…。まだ2話ですし、どうなるのかさっぱりわかりません。あちらこちらに出ているだろう、情報もどれとどれをつなげたら、どういう意味になるのか?というのも、まだ点でしかなく線となって私には見えてきていない状態です。とは言え、この2話の時点で、相当量の情報を提示してくださっています。そして、ウテナ・ピンドラ・ユリ熊よりも、随分わかりやすい作りにしてくださっています。ウテナでいう所の影絵少女的なシーンが、漏洩シーンだったりで、答え合わせも提示してくださいますので、解りやすい。

 

ウテナといえば、七実さんの回。特に卵の回。なぜかそれが頭を過ぎります。七実さんは、なんと卵を産んでしまいます。そしてその事について、非常に悩みます。女の子が卵を産むなんて!宇宙人と言われるわ!バレたく無い秘密になります。周りの言葉も彼女のフィルターにかかると、あっと言う間にヘンテコな事に。そんなギャグ回でした。彼女は「卵を産んでしまった少女」ということを必死に隠します。単純に性への目覚めだったりするのだと思うのですが(女性なら初潮とか)彼女にしてみたら、大事件な訳です。恥ずかしいから隠したい。誰にでも気軽に相談が出来ない。

卵を産んだというのは、そういったことの暗喩だったと思います。この回の最後も曖昧な感じで終わっています。結局なぜ、卵が七実のベッドにあったのかも、何の卵だったのかも解らないまま。ですが、あぁ…と思える回でした。

ウテナの登場人物たちも、様々な秘密を抱えていました。そして皆、バラの花嫁を欲しました。自らのある意味「欲望」の為に。誰かがどこかで誰かを欲し、そして見返りを求めてた。何かになりたいと願ってた。それは王子様なのかお姫様なのか。繋がりを求める事はきっと、人にとっては永遠の命題なのかもしれません。それがないと生まれて来ない。生まれてきてもなお、それがうまく行くとも限らない。

 

 

思春期ならではの苦悩だったりを描くのか、人として他者にどう接していけばいいのだろう?という苦悩を描かれるのか。

それでもきっと、ごちゃごちゃはいいんだよ。結局は「愛」なんだよ。愛だよ愛。なのでしょう。そこだけは、歪み無く自信を持って言えます。

 

だって。愛は人類にとって、永遠のテーマなのですから。

 

追記

今「#さらざんまい」で、他の方のツイートを拝読しましたら…。

◎春河の足が、不自由なのではないか?

と言う説があるようで。

なるほど、確かに春河は座っているシーンしかありません。唯一、第一話のアバンで「春河と思われる」靴が走っているシーンはありました。

だから、一稀は春河の願いを叶えたいと、必死なのでしょうか。

もうひとつ。

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このシーン。

春河が小学生である事、足が不自由だとしたら、扉の前にある室内遊具のジャングルジムが、そこにある理由がわかりません。

今私達が見せられているこのジャングルジム。これはもしかしたら後々、車椅子に置き換えられる可能性もあるのでは。と思います。

今見せられてるもの全てが、正解ではなく、何かの置き換えであると考えれば腑に落ちる事も多々。1話アバンでも、実際の風景と「ア」と置き換えた風景。この二つを私たちは目にします。最初から、置き換えているんだよ。と、答えを提示してくださっているものだとしたら、凄く凄くわかりやすいかもしれません。