さらざんまい 感想 第一皿:気になった点とメモざんまい
尻小玉(尻子玉)
尻子玉とは人間の肛門内にあると想像された架空の臓器で[6]、河童は、抜いた尻子玉を食べたり、竜王に税金として納めたりするという。ラムネ瓶に栓をするビー玉のようなものともされ[7]、尻子玉を抜かれた人は「ふぬけ」になると言われている。(wikipediaより抜粋)
なるほど、尻子玉=欲望。でしょうか。しかも面白いのは「竜王」に「税金」として納めるとか、どんな税金なの~。
竜王なるモノが出てくるのか、今後注目していきたいですw
そういえば交番シーンで、レオ&マブが搾取と欲望の湯のみを持ちながら、間にテレビを置いて、対面しているシーン。そこの壁に「迷い犬」的なブルドッグ(かな?)が描かれたポスターが貼ってあります。名前は「ドラゴン」1才。
この迷い犬が竜王でしょうかw
尻子玉なのですが、本編にあるあのシーンは衝撃的すぎました。アレはアレから抜いてるの?!アレから体内に入ってるの?!ということは、そこから墳出している液体は…えええ!!みたいな。観たままですとそうなります。何かの比喩でありますようにーと、ちょっと思いましたが、尻子玉の説明を読む限り「みたまんま」の様です。
ヤバイでしょ…w
「ハコゾンビ」とやらが、玉を抜かれるシーンも、もうなんだかこう、性癖博覧会の様相です。そう、大人の妖怪アニメです。大人の妖怪アニメですからね。
でも、ハコゾンビもそのポーズは無いでしょ!もう!と言いたくなるのは、ご愛嬌。
ハコゾンビもなんとなく、マドマギ風な感じもしましたが、いや同じにしちゃダメ。大人の妖怪アニメですからね。
でも、私、最後まで耐えられるのか現時点でわからないです…。ハイ…。
そして、Wikiにはもうひとつ面白い事が書かれてありました。
両腕は体内で「繋がって」おり、片方の腕を引っ張るともう片方の腕が縮み、そのまま抜けてしまうこともあるとされ、これは、中国のサル妖怪で、同様に両腕が体内で繋がっていると言われる「通臂猿猴」の特徴と共通している。(wikipediaより抜粋)
そう、体内で腕は繋がっている様です。猿の妖怪もでてくるのかな?PVの中に、二人の人が1本の線で書かれた絵があった気がしますが…。二人でひとつ。見たいなモノでしょうか。
そういえばスピンオフ漫画の「レオとマブ」では、サラちゃんが急におおきくなっていたような?この二人と、あのサラちゃんと一稀の関係性、春河ちゃんの存在も気になるところです。川嘘交番も謎です。警官二人はカワウソさんなのでしょうか。
序盤で一稀が、2段ベッドの上側で目を覚ますシーンがありました。
後半で出てきた春河ちゃん?のベッド周りのデコと、序盤で2段ベッドの下側のデコが
同じだと思いますので、そのまま汲み取れば一稀の妹かもしれません。
ただ序盤でベッドの上に居る姿は、一稀しか確認できません。
春河(ハルカッパ)ちゃんの存在も、謎に満ちています。生きているのか、そうでないのか。
何か含んだ存在なのか。
もう1点気になるのが、勉強机と2段ベッドの下側。
机はひとつしかない点と、ベッドの下段には、幼稚園鞄と制服(スモック的な)と帽子の様なものが掛けられています。室内で遊ぶジャングルジムの遊具や、サラちゃんモチーフなヌイグルミや仮面?もあることから、小さな妹がいるだろうことは、推察できます。
だとすると、勉強机の横にあるランドセルの意味がわからなくなります。
一稀は中2のはずです。そして、部屋を見渡してみても、中2の男の子らしいモノが余り見られません。どちらかと言えば、女の子の部屋の様な印象です。
元はサッカー部なのですから、それに関連したものの一つもあってもおかしくないハズ。
ベランダには、小学生なら誰しも育てた覚えのあるような、あさがおらしき植木鉢も。
こうなりますと、年齢がよくわからなくなってきます。
そして「僕は今度こそ、このつながりを守らなきゃいけない。そのためならなんでもする」
と、言い放ちます。この「今度こそ」は、1度目ではない。ということでしょうから、前回守れなかった繋がりがあるのでしょう。一体それは、何なのか。
もう1点気になるのは、スマホの色です。
中2男子でピンクは持たないでしょう。吾妻サラ=矢逆一稀だというのであれば、まだわかりますが、サラだと「偽って」居るのだと思いますので、同一でも無い気がします。
それに反して、春河ちゃんのスマホはライトグリーン。
この色は、女の子でもおかしくないとは思いますが…。
単純に考えますと、一稀と春河のスマホの色が逆転してるような気も。
この先の話の流れで、一稀とサラちゃんが(何かしらの諸事情があって)入れ替わる。とか、1話でいいますと、悠があの女と繋がってるのか。と思った原因にスマホがありましたから、サラと同じ色にするために、一稀のスマホもピンクに。と言う事もあるのかもしれません。
が、それでしたら、それこそミント色でも、金でも、銀でも、ブルーでもよかったのでは…。なぜ、ピンクなのか。
アの大きな丸看板が、一稀に落ちて来ます。
彼は…。事故で、もしかしたら?と、不穏な事も考えてみたり。
吾妻橋。渡し舟とかでてくるのかな。
吾が妻で、吾妻橋。なんだか素敵ですね。
吾妻橋@欲望フィールド
このバンクシーン(になるだろう)は、サイバーな世界が爆発していた気がします。
本当に綺麗でした。このあたりは、前作のユリ熊嵐を彷彿としました。
(そういえば、プレバトでなっちゃん先生が、俳句では吾が子の事を「吾子」とも言います。と、度々仰られている事を思い出しました。閑話休題)
隅田川といえば、桜や花火といった季節の情景も色々と浮かびますし
そういった景色も、作中で見られると嬉しいです
さらざんまいの「さら」は、どういう意味なのか。
皿なのか、名前なのか、晒す…なのか。
「知られて困るような秘密を持っている方が、悪いんだー!」
作中でこういう台詞がありました。晒したのでしょうか?
あの吾妻橋シーンって、戦っているのでしょうか。
「さらしざんまい」
だと、少々怖い展開な気がしますが…。
「溶ける前に転送するケロ。さらざんまい」
晒す。が近いのかもしれません。
どこかのタイミングで、炎上案件も出てくる様にも思います。
にしても、盗んだ箱を裸で被るのが好き。とは一体…。
こんな秘密を知る事って、誰得なのでしょう。人の秘密なんて、そんなに美味しいものじゃないと思います。本人にとってはどうなのか?が主体なのかもですね。
好きにしたら…?としか思えない欲望でした。でも盗んじゃダメ。
ただこれが何かの比喩だと考えた場合
裸で盗んだ箱を被るのが好き。川嘘交番に箱をかぶったおじさん
終盤、猫が「やってにゃーい」
何かしらの事をやってないーと言っています。
これがハコゾンビだとしたら、猫・箱。知られて恥ずかしい事。
箱の中身は欲望ですから、箱を被るのが好きなのではなくて
欲望を満たすための行為だとも考えられます。箱自体が、何か別のもの。
そして交番で、俺じゃないと否定していることから、一般的には「悪い事」とされる
欲望かもしれません。
しかも「盗む」という行為自体、何かしら犯罪臭がします。
盗んだものを被る。
フェチズムを満たす欲望かもしれません。
そして、なんだか悲しげに汚れた猫たち。どうしたのか。
捨て猫さん?
そしてそれを、転送し公に晒すこと。
「さらざんまい」
川嘘交番で座っていた猫?おじさん?は、レオ&マブによって、何かの刑に処された模様です。欲望を搾取・吸い取られた?
残ったのは、スマホだけ。その画面のカワウソアイコンだけが、はっきりと映ります。
箱は箱なのでしょうか?
確かにアマゾンとか、大型物流倉庫に行くと、箱の山だと思います。
それだけ、人のある意味において「欲望」が積み重なっている姿にも見えます。それだけの物欲が存在しているのですから。
そう考えると、箱を被るという行為は、箱の中を見たい。という欲望でもあるのかもしれません。しかも裸で…?w覗き魔だったのでしょうか。
箱そのものよりも、その中身に秘密が隠されている訳ですから。
燕太の中身は一稀にプレゼントしようとしていたミサンガ。BL的な観点から言えば、もしかするともしかするのでしょうかね…?
カッパとかわうそ
河童は人の尻子玉があれば、生きていけますが
かわうそは、どうなのでしょうか。
実はカッパ王子のほうが、悪役なのかもですし。
カワウソチームが邪悪側に見えて、実はそうでは無いのかもですし。
OP
サラちゃんと一緒に居るのは白いカッパ?ですから
ケッピとも知り合いなのでしょうか。
サラちゃんは、ケッピの仲間なのか、ケッピを探しているのか、謎です。
作中で
~フツウのニンゲンには みえません サラッとレポート☆プリンスを探しています 特徴はイケボでイイニオイでイロジロでモチハダでカエルじゃないディッシュ すきな食べ物はキュウリです……~と下に英文字で書いています。多分ケッピの事だと思いますが。でも、イイニオイ…なのかしら。
ちなみに、あと2回 サラちゃんニュースがあり、テロップもありました
~プリンスはコールドスリープで どこかで眠っているはずディッシュ。もしそれを破壊した者は 祟られるディッシュ。ぐたいて…(確認不可)~
~サラはチョコバーブラック3ダーを 大人買いしているディッシュ。誰にも言えない秘密ディッシュ。夜逃げにも箱が必要ディッシュ~
今はまだよくわからない、猫?型の何か。
少々わかりづらいですが、橋が異様に大きいのと
スリバチ状のくぼみの中に街があるようです。
街の上空は、こんな感じでした。
シンゴジラのような…w
欲望怪獣「カワウソラ」みたいなものでしょうか。
ハートマークが炎で囲まれ、ほんのり炎上してるっぽいですので
あの世のもので、生きている人間には見えない怪獣かもしれません。
一稀→春河
燕太→一稀
悠 →誓
玲央→真武
これは、生→死 側かな?
切に願っても、繋がりたいのに、繋がれない世界。
スマホの中でもいいから、あなたと繋がっていると言う思い込み。
見てはくれないかもしれないけれども、メール・SNS・ブログ。その人の何かが
ネットの中に残っているのなら、そこに書き込む事で繋がってると感じられる。
ただ実際は繋がっていない。
繋がりたいけれども、自分の心に偽りを抱き、現実を受け入れたくないという葛藤。
こういう展開もあるのかな。
ただこの展開ですと、一稀の存在が非常に曖昧な位置になってしまいます。
生死の狭間に漂う存在。
悠の場合は、コインロッカーの様な場所に隠した箱の中に、ピストルがありました。
ただこのピストル、グリップ部分に布(包帯?)のようなものが巻かれ
新品とは言い堅い。誓の遺品なのかもしれません。
燕太は、一稀にサッカーを辞めた事について、どうしてなんだと問いただすシーンがありました。ゴールデンコンビだろ?と。燕太の箱の中には、ミサンガがありました。
彼らは、返事の来ない相手に対して、怒りや悲しみ、時には自分の欲望をぶつけている様にも見えます。
誰にも見えない。机の上にお花。
イジメなのか、幽霊なのか。
どちら側からも、繋がりたいのにという欲望があるにも関わらず
交わる事ができない。世界が違うから。
欲望の昇華はできるのでしょうか。
「ア」
その昔、お坊さんに「阿」とは、すべての事象を包括するそのものであり、それ自体が最初でもあり、最後でもあり、滅びも生もない。全てである(曖昧な記憶ですが…)
と言うようなお話されていたのを、思い出しました。
文字の最初は「ア」発音の最初は「ア」
コミュニケーションには不可欠な文字や言葉。
確かに、喜怒哀楽どれも「あー」で、表現できますし。
人間は三大欲求とは切り離しては生きていけません。それも「欲」です。
浅草の「ア」かもしれませんし
アンテナの「ア」かもしれません。
アンテナだとしましたら、あちらこちらに有るというのも頷けます。
物凄く、捻くれて考えましたら
あの世の「ア」かもしれません。
もっと横暴に考えましたら「ア」の意味は一つではない。
愛・アンテナ・穴・アイドル・アイス・明日・雨・頭etc
その場その場で、色々な意味を包括する言語が「ア」
たくさんの情報や意味があり、それを「ア」で現している。
こうだとしましたら、お坊さんのお話に通じるものもあるのかしら?
と思えます。
それにしても…「ア」 謎めいていますよね。
欲望@フィールドには「ア」は無かったようです。
ケッピの説明では、「ア」の無い世界のほうが、亡者の世界のようでしたが…はてさて?
ピングドラムの時
運命の乗り換えをした、地下鉄に明確な説明はありませんでした。
ウテナの時
決闘場の種明かしはありました。
ユリ熊嵐の時
断絶のコートについて説明は全くありませんでした。ヒトとクマの彼岸とだけ。
ウテナ→ピンドラ→ユリ熊と難易度があがってると思います。
この流れに乗れば、今回のさらざんまいは、かなりの難易度かもしれません。
ただ、要所要所で意味が解らないまま。というのは、どの作品にも共通しています。
ユリ熊嵐は特に、いまだによくわからない点が多々あります。
前2作品は、なんだかんだと、こうなんだ。という着地点が見えました。
ユリ熊の場合「神話だから」という所で、私は着地しました。
これも、放送前から堂々と発表されていたことでした。
ピングドラムも「僕の愛も、君の罰も、すべて分け合うんだ」と、愛について真正面から、投げかけて居られたと思います。
では、さらざんまいはどうでしょうか。
「つながっても、見失っても。手放すな。欲望は君の命だ」
こう、仰られています。
今までの作品から考えますと、このキャッチコピーに全て含まれていると思います。
欲望が無くなれば、死なのかもしれません。ただ、死しても欲望が消えるとも限りません。残された欲望はどこへ行くのか。
死が決して、バッドエンドではなく、欲望を「昇華」する事も、あるんでは?とも。
「手放すな」とありますから、手放してしまえば、それは存在自体が消えるということなのかもしれませんが…。
なぜゾンビになったのか。
欲望に飲み込まれたから?なんで交番に猫?
箱マニアの次は、猫マニア?
置かれていたスマホが、箱おじさんは水色
猫おじさんは黄色。ですので別人でしょうね。
カワウソとカッパの関係性も、やはり謎。
昔は、カッパとカワウソを見間違えた。なんていう事もあったようです。
カワウソを見て、河童!化け物!みたいな感じでしょうか。
伝説などでも、カッパとカワウソも案外無関係でもなく、繋がりがあるようです。
つながりって、一体、なんなのでしょうね。
繋がりたいでも、秘密は隠したい。
隠したい欲望がある事は、悪くは無い。誰しもあります。
だって…
現時点では、さらざんまいを視聴していることを、隠したい?様な…w
お尻アニメといわれない事を、切に切に願います><
この世界が空っぽになっても 編
でも、それが嫌なんだ 編
本当のことを言うよ 編
色々と摩訶不思議でした。
ここまで、思ったことをダラダラと取り止めも何もなく書きました。
ですが必ずどんでん返しもあるでしょうし、1話でわかることなんてほぼありません。
そして、セーラームーンの頃からそうですが、幾原監督が描かれてこられた世界にはどれにも共通して「愛」がありました。今回はどんな愛の形を見ることがでるのか。非常にワクワクします。
考察的な事…と言いますとおこがましすぎて、そんな風には恐れ多くて言えませんが、今までの感じで言えば、深読みは良くない!ということです。
案外単純明快だったり、観たまま受け取ればよかったり、モチーフや着想の原点は、類似の作品があったりしますが、そこに深い意味を付け足す様なこともなさってません。
結局は「愛」なんだよ。的な感じです。
1から10まで丁寧に説明してくださる監督ではありません。ですが、秘められているメッセージ性は決して難解なものでは無いと思います。
何これ?意味がわからない…となるものは、もう、意味がわからないモノ。これが正解だったりします。なぜ意味がわからないものなのか?現実世界ではないから。と言うように、導かれるものは本当単純な気がします。