さらざんまい 感想@メモざんまい3
2話放送まで、あと5日もあるなんて!
なんて長いの…。
ピンドラの時、すべての放送が終了した後見返した1話。正直、目から鱗というよりは感動しすぎて、目から水状態だったことが鮮明に思い出されます。
今回も1話に、様々な伏線になるものが詰め込まれているのだとしたら、目を皿にして見なければとは思うのですが…。どこまで仕掛けに気づけるのか。ただ、ここはこうだろ!と言うような明確な答えではなく、観たまま、感じたままでいいんだと言う、自分なりの解釈もきっと、大事なのだと思います。
「欲望」と「つながる」
何に繋がりたいのか?という事にもよると思いますが。「誰か」と「繋がりたい」
この場合、相手のある事ですから、一方的な想いだけではつながれません。
放課後ラッパーの歌が、いわゆる「イジメ」的なものだとしたら、そこに居るイジメを受けている側からすると、その場に居る人間や空間・環境と「繋がりたい」と考えるでしょうか?
しかも自らの意思で、つながりを絶つという行動を簡単に出来る訳でもありません。義務教育の間は特に。社会に出ても、絶ちたい人間関係などいくらでもあります。
つながりたくないのに、つながざるを得ない状況。というのは必ずあると思います。
親子でもそうでしょう。家族との繋がり。全ての親子が家族愛で繋がれているとも限らないのです。
それを踏まえた上で「繋がり」ってなんだろう?と考えたら、人は必ず母体の中で、へその緒を介してつながっています。生まれでた時に、それが切られます。
そこから、様々な繋がりを広げていきます。
もしかしたら、素晴らしい繋がりかもしれない。逆に煩わしく悩ましい繋がりかもしれない。寧ろ絶ちたい繋がりかもしれない。
そんな個々の繋がりは、様々だと思います。
明な繋がりだけではなく、暗の繋がりもあるはずです。
今作品のテーマ「繋がり」は、一体どのように描かれていくのか。
それと欲望が重なり、どんな形に豹変するのか。
SNSというツールは、誰かと繋がりたい。という「欲望」の形が具現化したものかもしれません。中には、コンナ人だとは思わなかった。という人と繋がってしまう事もあるかもしれません。
ユリ熊嵐が放送される前、幾原監督ご自身が経験したお話がありました。
そのお話を拝読した時に「ユリ熊嵐」のテーマってこれのことかな?と、思いました。ですが、「同調圧力」や「透明な嵐」果ては「自己犠牲」といったいつもの言葉が、ネット界隈でよく見られたように記憶しています。本当のテーマってそこなんだろうか?と、私自身は思いました。もしかしたら、「同調圧力」や「自己犠牲」的な、それがテーマなのかもしれません。「承認欲求」という言葉も、今ではあちらこちらでよく聴きますが、ユリ熊嵐あたりから特によく聞くようになった様に思います。受け止め方は人それぞれですから、そこはその人の感じたものが正解なのだと思います。
個人的には、この「さらざんまい」は、そのリベンジ作品の様な気がしています。
ユリ熊嵐は、どうしても「同性愛」と言うような世界と、人と熊というセンセーショナルさが先行してしまったのかもしれません。ですが、ユリ熊の作中にはネット社会を彷彿とするワードも、たくさんありました。それが曖昧になってしまい、伝わりづらさがあったのかな?と。
そしたら今度はもっと、違う形でど直球で投げかけよう!という想いがあったのでは?とどうしても思ってしまいます。でもそこは幾原監督。表現者として、どう私達に見せてくださるのか?という点に拘られた。ストレートに書けば、非常に解りやすいと思います。でもそれですと、幾原監督でなくてもよくない?となってしまいます。
今回の「さらざんまい」
もう既にイクニワールドにどはまりしてるなぁ…と思いながら…。
そんな事を考えつつ、何度目かのリピート。
1話ですから。1コマも見逃したくはない!のですが、どこまで追いつけるかしら。
最初の最初「ア」が出てきます。ピンクの丸には「TSUNAGARITAI」の文字。
ピンクに文字があるのは、今の所このシーンだけかと思います。
その後の一稀の回想シーン。
「ア」がありません。
ここも「ア」がありません
ここにも。
OPでは
「ア」が登場します。
こちらにも「ア」
「ア」が何を意味するのか。
しばらくは、この謎は大きなものとして、君臨しそうな勢いですが
同じくOPで
ピクトグラムモブが、どんどん「ア」に変わっていくシーンがあります。
一稀の回想シーンでも、大きな「ア」が落ちてきた後に
まるで桜の花びらが、水面に落ちていく様なシーンがあります。
OPでは
ケッピになっていました。
同じくOPで
このシーンはとても印象的です。
普通に見れば溺れています。でも河童になったら問題ないのかも?
ですがこの時点では、河童ではないわけですから。
欲望は君の命。と仰られている事を考えたら、そのまま命を落とし、河童になりました。と見れますが…。
一稀の回想シーン、もうひとつどうしてもわからないのが
「○まちゃーん」という、幼い子供の声がします。
この声で一稀は振り返り、大きな「ア」看板が落ちてくるのですが。
何度聞いても「たまちゃーん」か「はまちゃーん」としか聞こえないのです。
仮にタマちゃんだとしたら、誰?!となります。
なぜ、一稀はタマちゃんで振り返ったのか?
+この靴は一稀のものでは無いようです。
一稀の靴は
これです。
では誰の靴か?なのですが
本PVで
似た様な靴を履いている子がいます。
多分、春河ちゃんでしょう。
そして、横に居る猫。
OPに出てくる猫に似ています。
単純に考えますと、この猫が「たまちゃん」なのかな?とも思えますが。
猫を追いかけていた春河ちゃんに、何かしらの事が起きるのでは?とも思えます。
あの声が、何て言っていたのか、非常に気になります。
河童の国の王子 像
ケッピの事なのでしょう。でもなぜ、ケッピの姿が銅像に。
ニンゲンにみえているのでしょうか。
このポーズ、なんだか何かに似てるなぁと、ぼんやりとですが思っていたのですが。
歌舞伎かしら?とおもってみたり。
そういえば…
3人がハコゾンビを倒した?あと、一稀の秘密が漏洩する前に、水面をスケートするシーンがありました。
その時、足で2度水面を叩きます。その時拍子木の音もして。
なんとなくですが、見栄ポーズにも見えました。浅草が舞台ですしね。
こんな感じで「粋でいなせな江戸」が、あちらこちらに見受けられます。
そういえば「ア」が「阿」な、お坊さんのお話の続きではないですが、占いというものは「嘘」という教え?があるみたいです。
おみくじどうなるのー?とは思いますが…w
基本的には、未来予想なる事は出来ない。という事です。それが間違いない運命とは言えない。ということでしょうか。楽しむ分には、構いませんよ。ということでしょうか。どちらにしろ、決まった運命などないのだから、あなた次第です。ということなのかもですね。
そう考えますと、ラッキー自撮り占いって一体…w
「変なのきませんように…」
気持ち、わかりますw
朝の占いとかで、ラッキーアイテムは○○~と言われても、は?そんなの無いわ!って思うことしばしば。
「皿回し」とか言われた日には、皿回しをしながら自撮りをする。という高等技術が必要となりますし。一稀のルールでは、それをしなくてはなりませんから、かなりハードなミッションとなるでしょう。
グッドサラーック…
そのあと「僕たちのことは、誰にも秘密だ」
と、一稀は言うのですが…。
仮にハルカッパちゃんが、春河ちゃんだとしたら、ナゼ秘密にしなきゃいけないのか?一緒に住んでいるのであれば、秘密にする必要がわかりません。
一稀が「吾妻サラ」と偽り、ハルカッパちゃんに自撮りを送っているならば、「僕たちの事は」という言い方はしないと思います。
自撮りの交換をしている事。この事を秘密にしなければいけない。二人だけの秘密にしないと、何か不都合がある。という事なのか。
ではどんな不都合があるのでしょう。それこそ、春河ちゃんが兄弟だとしましたら、こういうやりとりをしていますよ。ってバレた所で大きな問題では無いはずです。
吾妻サラを偽っている。ということを一番知られたくない相手は、春河ちゃんのはずです。でも、そういう言い方はしていません。
自撮りを送っている相手「ハルカッパ」ちゃんが、春河ちゃんで無いという可能性も捨てきれませんが、事前情報と1話の段階では他に「ハル」がつきそうな人が見当たりません。
この繋がりさえあれば、他に何も要らない。
と言い切っているあたり、相当な想いを秘めているのは間違いありません。
その後に、ピッキング中の悠に出くわす訳ですが
「サラはあのことのミッションをコンプリートするんデッシュ」
「ハコがたくさんあるほど、ハッピーディーッシュ!」
「は?」
わかります。悠は正しい。
コスプレしてるとはいえ、逃げる際の捨て台詞にしては、コジャレすぎ。
なりきり度も相当なものです。
悠・燕太に女装がバレた時
「僕はおかしいやつなんだ!」
といっていましたが、おかしいやつというより、本格的すぎて逆にスゴイんですけど。と思ってしまいます。
他の気になる点は、現時点では前2つのメモに書き出しました。
EDの
ねこちゃんは「そらちゃん」らしいです。
ここに紹介があります。胸にハート型のオブジェが埋め込まれていて、そこから街を覗くと面白い景色が広がるとか。
下の方にある「ササエル」とか面白いオブジェがたくさんあるようです。
人と人が支えあう。テーマの「ささえる」を素直に造形したアートベンチ。そのくぼみに腰を下ろすと、三人の人間が絶妙なバランスで支えあう。思わず笑みがこぼれるユーモアあふれる作品。 【源森橋花壇脇(墨田区)】
面白いです。
いよいよ本日さらざんまいノベライズ(上)が発売です!ミギーさんの素敵なイラスト&箔加工の豪華な装丁!そしてなんと第6皿までのストーリーを収容!漏洩しますので、読んでから観るか、観てから読むかは自己責任ですケロ(・∈∋・)☆#さらざんまい pic.twitter.com/8OIWs5MrSt
— さらざんまい (@sarazanmai) April 14, 2019
ノベライズ(上)も、発売される様です。
先を知りたい!という欲望がとめどなく溢れでますが…。
きっと手元にあると読んでしまいます。
ですが折角の待ちに待った新作ですから、放送終了後に振り返りで読んでみたいと思います。
それでも、気になるー!どうなるの?!と思われる方は、ぜひ♪