さらざんまい 戯言@ざれざんまい

アー!木曜日まで長いなー!

 

なんて思いながら過ごす今日。昨日。そしてきっと明日。

さらざんまいという麻薬をキメてしまった人には、共感してもらえるハズ。

予告と言う名の餌をちょっと与えられると、またまた深みに…。泥沼。

 

 

監督がTwitterを始められたばかりの頃の事が「イクニとメルとも蔵blog」に、残されていました。このブログを観ると、様々な感情に取り込まれます。そして、とめどなく「ウテナ」を観たくなります。

 

最後の更新は2011年。ちょうど東日本大震災のあった年、輪るピングドラムが放映された年。監督にとっても、大きな出来事が幾重にもあった年だとおもいます。

 

 

そんな2011年の前年、2010年初頭あたりからTwitterを始められたご様子をブログに書かれておられました。

 

今回のさらざんまいと、どう関わりがあるの?と言うのは別としても。

監督のお人柄を知るきっかけにはなると思います。そして、監督がネットに対して抱いて居られた疑問や捉え方、今はどう見られておられるのか?という価値観といいますか、そういったものの遍歴もほんの少しでも、感じ取る事が出来る部分も、あるかもしれません。そして、今作品の「さらざんまい」もきっと、物凄い熱量と時間をかけて造られたんだろうなという事が、当時とリンクして、今もそうなのだろうことは想像出来ます。エキセントリックな作品を作るのは、非常に骨の折れる事なんだろうな…。

 

 

ikuni.net

 

↑ここ、好き…w

 

ikuni.net

 

↑すでに、しりざんまい…

 

 

 

…いちご大福 買いに行こう…w

 

 

 

 

 

 

なぜ、カッパで隅田川なのだろう?と思いました。いや、河童と隅田川は深く繋がりがあるのは解るのです。でも、カッパといえば全国各地に伝承・伝説があるわけで。でもなぜか東京。なぜそこを選んだのだろう?と素朴な疑問を抱き、ちょっとぐぐったら。

 

東京150年記念。カッパバッジ。と出てきました。長年親しまれてきたカッパバッジを21年ぶりに復刻します。え?どういう事?全然知らないのですけれども…。長年親しまれてきたとか…。初耳なんですが…。

 

都民とカッパ | 臥竜塾

 

上記サイト様に、くわしく経緯を書いておられました。ナルホドー!「空耳アワー」でおなじみ、安齋肇先生デザインのカッパバッジ!知らなかった。ははーん、なるほど、きっとこのバッジがカッパのきっかけだな!?などと、勝手に思った訳です。空耳アワーとか、監督お好きそうだし!

 

昔の隅田川には、たくさんの河童の家があったからだそうです。人間が、いくら川に橋をかけても、雨がふるたびに流されてしまうのでカッパたちは、ふだん住まわせてもらっているお礼に、自分たちの手で橋をかけようと相談し、一晩のうちに見事完成させました。それが合羽橋だという説があり、あわせてカッパは水難よけのお守りになりました。これは伝説だけでなく、実際に江戸は大湿地帯で治水が最も大切な事業でした。ですから、カッパと庶民が力を合わせて治水工事を行ったという伝説があるのです。いわば、カッパは江戸東京を作ったなかまです。江戸言葉の「そんなの簡単さ、大丈夫」という意味の「へのカッパ!」は、この工事中に溺れかけたカッパが「屁」の力で見事に浮かびあがり、「たいしたことないよ」と言ったのが始まりという説もあるくらいです(一部抜粋)

 

なるほど!それで、東京でカッパ!といえば、隅田川!なるほど!と、なるほどがたくさん並びました。隅田川といえば、浅草!スカイツリー!そりゃそうなるよねーと、妙に納得してしまいました。へのかっぱは、面白いですね。「屁の力」とは。これまた。スゴイです。これだけ拝読しますと、人間とカッパは仲良く折り合いをつけて、共存していた様にみえます。というか、人間にカッパの姿が見えていたのでしょうね。摩訶不思議。

 

そして、猫で思い出したのが、浮世絵。浮世絵といえば、歌川国芳の「東都三ツ又の図」 スカイツリーが描かれている?!と有名になった、アノ浮世絵師です。歌川国芳といえばもう一枚。相馬の古内裏という作品もかなり有名。これは大きな骸骨のある作品。といえば、あぁ!となる1枚。彼は、動物を擬人化するのもお得意だったようで、猫を擬人化し江戸の風俗的な作品もたくさん残しています。今で言えば、人気漫画化さん。という所だったのかもです。

作風は、本当にまるで幾原監督とそっくり!奇抜でエキセントリック。そして想像をはるかに越えて来るダイナミックさ。凡人では思いつかない角度から物事を可視化していく感性と技術力。そして、猫男のスマートフォンの背面にあった、猫の絵?は国芳が得意とするところの「寄せ絵」でした。ただ、あのスマートフォンの絵は、国芳ではなく、国藤の化け猫風なのかもしれませんが。

 

随所に江戸文化が散りばめられていて、そういう所を見つけるのも楽しいです