ニッポンノワール ep0.3

 

本編チョコっと解禁されました。

シリアス・ハードボイルド系のミステリーになりそうですね。

笑いの要素が皆無なのか、工藤さん演じる「パーティーピーポー」刑事が、場を和ませてくれるのか。ハードボイルド系では、この手の人は早々に殉職するか、実は黒幕の手先だった、またはそこから最後黒幕を裏切り、主人公を助けて自らは命を落とす、姿を消すなどのオチなのですが、ニッポンノワールでの立ち位置はどうなるのでしょうか。

 

3年A組からの引継ぎということで、「群像劇」的な要素も入ってきそうです。それぞれがそれぞれの場所で起こした・起きたこと(過去)が、今どう交差していくのか。

ちょこっと解禁を見る限り…

「なぜ、彼は疑われたのか?」

ここは、不思議です。そりゃ銃を持ち、横に遺体があれば一番に疑われるでしょ…。と、状況からはそうなってしまいます。しかも、意図的なのかなんなのか「記憶喪失」といった有様です。本人が記憶喪失のフリをしている可能性だってあるのです。普通なら、超絶怪しすぎ。それなのに、なぜ疑われたのか?とあります。

これだけを考えると、彼(遊佐)を陥れたい人がいる。もしくは、遊佐自身が疑われる何かに関与している・疑われる様な人物・性格だった。などがあげられます。

多分、陥れたい何かが居る・あるほうだと思います。

そこに、碓井の忘れ形見である一人息子が出てきます。ここも

「なぜ彼(克喜)と出会ったのか?」とあります。必然的に、一緒に居なければならない事情があるのでしょうか。以前も書きましたが、本来なら克喜からみると、母親殺しの容疑者である遊佐と居るのは、危険でしかありませんし恐怖でしょう。なのに、一緒に居る意味は。容疑者に克喜を預けた南武も、何が目的なのか、何を知っているのか。答えを遊佐が導きだすように仕向けているのか、もしくは、遊佐以外の誰か・何かをあぶりだす為にそうしたのか。不思議な行動といえます。

 

10億円強奪も、どこから10億円が奪われたのか。事件になってますから裏金的なものではないでしょう。また、裏社会関連の金とも思えません。ただ、一般人の住宅や店舗に10億円は置いてないと思います。では、どこから?銀行だとしても、犯人捕まらないなんて、警察無能ってなりかねませんし、そもそも10億って大事件でないにしろ、一人で運べる量ではありません。

10億円というのが「現金」ではなく「ネットマネー」という可能性もあります。これも足が付きやすい気がしますが、どういう形でどこから盗まれたのか?というのもポイントになりそうです。

仮にネットマネーだとしましたら、それなりの知識が必要になります。今いる登場人物で、それほどの知識がある人はまだ居ない様ですが…。

 

裏社会との繋がり的なものがあるとしたら、ベルムズあたりも匂います。半グレみたいなものでしょうから、その上の組織があってそこと、警察関係者との繋がりというものもありえます。設定的には、本城愉あたりが怪しさ満載ですが、そんなにわかりやすいものでもないでしょう。仮にそうだとしましても、本筋はそこではないはずです。

 

遊佐が「目的のためなら、手段を選ばない冷徹な男」という設定を鑑みますと、彼自身が苦悩する方向に流れていくとも捉えられます。冷徹なのは、彼にとって何も関係のない、もしくは心が痛まないからであって、もし、遊佐自身が苦渋の選択をしなければならなくなった場合、冷徹さを保てるのだろうか?という事もあるかと。

大きな鍵を握る克喜との交流は、冷徹な遊佐にとって何を意味するのか。同僚が何かしら犯罪に手を染めているのであれば、遊佐はさくっと表に突き出すでしょう。同情することはないはず。