ユリ熊嵐 8話を前に

 

公式で、エピソード08が出ました。

http://www.yurikuma.jp/story.html

 

内容を読む限り、ユリーカが本性(?)を現し始める様です。何故、銀子を元凶にしたいのか。それとも、本当に銀子が元凶なのか。この場合の「排除」と言うのは、銀子をクマとしての「排除」なのか、排除の儀による「ハイジョ」なのか、どちらなのでしょう?星のペンダントの事から想像するに、クマとして…の方なのでしょうか。

それだと、蜜子を紅羽が撃った時に「まさか、紅羽ちゃん疲れているのね」と、話をマトモに受け入れなかった事に、矛盾が生じてしまいます。ですので「なんですって!星のペンダントを?紅羽ちゃん、あなたの言っていた事は本当だったのね…クマが人間に化けるだなんて…」的な、台詞展開なのかも?と予想してみます><

 

ユリーカが澪愛を食べたとしたなら、愛しいからこそ「食べた」

でも、蜜子は言っていました。その場の「ノリ」が大事。獣は記憶を持たない。ユリーカと銀子は、記憶を持っています。るるもです。この差は何故なのかわかりませんが、ユリーカは澪愛を食べた事によって、大きな存在を失くし後悔をしたのかも知れません。

もうひとつ。クマに「殺された」と言っていますので、澪愛の死因が食べられた事によるものだとは、今の所わからないです。もしかすると、違う理由で亡くなっている可能性も多大にあると思います。

 

どちらにしろ澪愛と言う大きな存在を失ったユリーカは、澪愛にそっくりな紅羽に思いを重ね、澪愛の身代わりとして自分のほうへ取り込もうとしたのかも。学園の排除の儀を使って。孤立させ、自分しか頼れるヒトが居ない状況を作れば、自然と自分が思い描く関係を築けると画策したのかもしれません。

ところが、邪魔者が現れた。純花と銀子です。純花は薫を使って、紅羽から遠ざけようとした。でも、蜜子が余計な事をした。結果的には、純花が居なくなったのですから、結果オーライ。そして、計画を実行させた薫はもう用済みです。紅羽と関係を築きたいのに、邪魔でしかないですから。

あとは銀子です。母の仇と刷り込めば、紅羽の事です。素直に受け止めて、銀子を撃つでしょう。

ユリーカに関しては、この辺りが妥当なのかも。と思いますが…。想像の域ですし、まさかの大どんでん返しがなきにしもあらずですよね。

 

そしてとうとう、銀子と紅羽が対峙するようです。楽しみですね♪

銀子は自分の事や、過去の事を自らは言えないはずなのですが…。どこまで銀子自身の口から伝えていいのか。と言う所も見所です。多分、手紙の内容も明らかになるはずですし。

銀子の罪はなんだったのでしょう。手紙に書かれて居る事は、確実に銀子にとって、マイナスになる事だと思います。

ですが1話で紅羽が、6話で純花が言っていました。

「透明な嵐は、大事なものから壊す」

銀子にとって大事なもの。それはもちろん、紅羽。そして澪愛だと思うのです。この大事なモノであるはずの二人。澪愛の死に、銀子は関わっているのでしょうか?

 

 紅羽は、何かポイントとなる時には「嵐」が起きているんですね。この対峙シーンも、雷鳴の中の様です。嵐の前兆としての雷鳴なのか、嵐の真っ只中の雷鳴なのか。もし前兆であるとしたら、この先さらなる大きな対峙が待っている事になりそうですが…。

紅羽の記憶の喪失の原因も、嵐に関係あるのでしょうか?

 

 

 

 

 

7話を何度か観ていて、ヒトVSクマのシーンで、クマ側の性別はわからないのですが、ヒト側は女性(少女?)しか居ない事が、初見の時から不思議でした。ユリ熊自体が、ユリ的なものだからでしょ?と言うには、無理がある様な気がするのです。物語全体については、それでかまいませんし、いわゆる同性愛的なものを描いている。とは、私自身受け止めてはいません。正直、そこはそんなに重要じゃない。くらいに思っています。

ただ、この戦争シーンに限って言えば、男性が居ないのは、ちょっと不自然?かもと思いました…。なぜ、男性が居ないのか。それは、クマ側にヒントがある様に思います。

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クマ側は、身寄りの無い孤独な子グマ達を集め、戦争に刈りだしました。誰かに承認されたい。という心理を利用して。集められた場所、そこは教会の様です。そこで洗脳活動をしていた様にも見えます。

 

同じような光景を、2話、3話で見たと思うのです。

 

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そう、嵐が丘学園という空間で。

そこには、少女しかいません。そして彼女はそこに居る少女に言っています。「友達が大事。友達こそが命を守る術。決して一人にならないで」と。

 

決して、レディ・クマスターとユリーカが同一人物では?と言う訳ではありません。が、言っている事は違えど、構図はそっくりです。

 

 

 

 

 

ここからは、またまた想像ですが…。

f:id:rarafoutune:20150220071303j:plainもしかすると、この戦う女性(少女?)達は、嵐が丘学園の生徒達だったのでは?と思うのです。そうだとしたら、男性が居ない事も納得が行きます。

ならどうして、学園の生徒が戦ってるの?という謎が生まれてしまうのですが。

 

 

f:id:rarafoutune:20150220071643j:plain戦場に刈りだされた子グマ達は、皆、身寄りがない孤グマです。孤独な心理を利用し、クマリア様に承認される為、使命としてヒトを排除するべく、戦っていました。

 

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もし、ヒト側…嵐が丘学園に通う生徒達も、同じように心理を利用されていたとしたら。群れていなきゃ駄目。か弱い存在だから。友達と群れていなくては。というのは、ある種洗脳です。同調圧力的なものではなく。

その群れを壊す存在。それがクマ。ならハイジョしなければ行けません。単に「害獣」であるだけではなく、自分たちのルールを破る存在なのです。

 

 

 ただ、レディ・クマスターが洗脳活動をしていたのは、最低でも11年前です。その時期、ユリーカが嵐が丘学園で、何かしらの活動をしていたのかどうかも不明ですし、今現在は、あのような戦闘状態では無い様に思います。レディ・クマスター自体、現在どうしているのかもわかりません。ですので、今の嵐が丘学園が、どういう位置づけにあるのかもわかりません。ただの学園かもしれませんし。

ですが、カルト臭は物凄くするのです。

 

 もしユリーカがクマだった場合、クマを排除しようとする理由もわかりません。

 

ですので物語の性質上、戦場に居る戦闘員も少女たちにしているだけ(ユリだから)という事かもですし、深読みしすぎなのかもしれません。

それでも、何人もクマに襲われている事態は、異常ですけどね。学園自体が。

 

 

 

 

ユリーカの存在、クマとヒトとの争い、断絶の壁、クマリア流星群、星のペンダント。

 

星のペンダントに関しては、どうやらオルゴールに秘密がありそうです。もしかするとオルゴールは、澪愛からのスキの形かもしれません。二人が出会ったとき、銀子の星のペンダントと、紅羽のオルゴール。それを合わせたら、引き出しが開いてその中から真実が出てきそうですよね。また、手紙なのか、写真なのか、またまた別のものなのか。

 

ジャッジメンズに関しては、言及されない気がします。飽くまでも抽象的な存在。ヒトとクマの間に立つ物。

もし、言及されることがあるとしたら、クマリア様とセットになっている気もしています。

 

そのクマリア様なのですが、どう考えても「澪愛」しかいません。もし、登場人物に置き換えるのであれば…ですが。まさか!とは思っていましたが、ギリシャ神話の中での地母神に「レイアー」が居ます。まさに、母なる大地の神です。

レディ・クマスターが言っている事は、クマリア様の存在を、自分勝手に利用していたのではないでしょうか。

 

 

3話までのストーリー展開と、6,7話での連動が素晴らしいです。ひとつのシーンで、きちんと纏めてお伝えになられたい事を、きちんと表現なさってくるのは感嘆するしかありません。私みたいに、だらだらだらだらと書きなぐるのではなく、ワンシーンだけで、あー!と納得できるようになさるのは、もうもう神様ですwだから幾原監督作品を拝見する事は、やめられない…。中毒になるのです><

この先、もっと謎が解き明かされていくと思います。

 残り8話。どう締めくくっていくのか…。そして、提示されているものを、私は拾えるのか…。ちゃんと理解できるのか…。

不安です^^;