ユリ熊嵐 8.5話~今すぐあなたに会いたい がうがう

f:id:rarafoutune:20150303030251j:plain

 

今回は、本編とは別の特別版「ユリ熊嵐」でした。

 

OPはノンクレジットで、絵を思い切り堪能できる様になっていました♪折角なので、OPで一番好きな所、小さな子供の手と小さな熊の手がタッチしているところを、トップ絵にしてみました♡

歌詞の「ずっと」とタイミングも凄く合っていて、可愛くて、きゅんきゅんほわわんとなるシーンです。

 

 

 

 

 

まず、登場したのは「銀子・紅羽・るる」役の声優お三方、荒川美穂さん、山根希美さん、生田喜子さんでした。

 

お三方視点から見たユリ熊嵐という作品を、語っておられました。

好きなシーンは?と聞かれて、山根さんはレギュラー作品がコレが初めてとおっしゃられて、やっぱり1話が思い入れ深いです。との事。荒川さんは、銀子の内面に迫った5話。生田さんは、観ている側にも評判高いるる回である4話かと思いきや…7話とおっしゃっておられました。

「るるかしこ~い♪」があんまり賢くないけれど、愛おしさが…。と言われてて、わかるわかる!と思った次第です^^

 

次に、印象深いキャラクターと聞かれ、生田さんはこのみ。とおっしゃられてて、「このあとも、ちょこちょこ出てくる」的な発言をなさっていました。え!?このみ、でてくるの!?とプチ衝撃ですよw回想で出てくるのか、それとも生きていた!?となるのか、ここは気になる所です。山根さんは「蜜子」。本能のまま、クマらしい彼女に惹かれてる?!という感じでしょうか。そして、荒川さんは「澪愛」。素敵な母像にあこがれる!とおっしゃられていました。

 

この他にも、EDのお話や、ED曲のお話も。

 

この次に、幾原邦彦監督とボンジュール鈴木嬢の対談がありました。これが観たかった!わくわくドキドキです♡

 

と…始まってみたら、ボンジュール鈴木嬢が、ヴェールに包まれている!いや、謎のヴェールに包まれている(比喩)ボンジュール鈴木嬢!一体どんな人なの?!で、ご登場なさったら…謎のヴェールに包まれている(現実)だったのです…wやられた!感満載でしたw

 

ボンジュール鈴木嬢の衣装が、どこかウエディングドレス風だったのですが、これはユリーカの花嫁を意識なさってかな?と思えますよね♡声優のお三方は、嵐が丘学園の制服姿でしたし。ユリ熊嵐の中で、一番可愛い服装は、なんといってもユリーカのドレスでしたから♪そこを意識なさったのかしら?と思ったりしています。

 

ヴェールとドレスに飾られたアイビーも、森や百合と言った物が出てくる作品ですし、白いドレスにとっても映えてました。胸元にちらりと飾ってある、紫の小花も可愛かったです♡

紫グマと言えば、ユリーカですしねっ!

 

それと、歌声と同じく、とても可愛らしいお声の方でした。

 

幾原監督は、OPテーマ曲「あの森で待ってる」について、ユリ熊嵐と言う作品は、スタッフもイメージ共有を完璧に出来ていると言うよりも、直感的に作っている面もある。それでも、鈴木さんが(幾原監督は、ボンジュール鈴木嬢を、こう呼ばれてました)台本を読んでくださっただけで、点と線を結びつけて、作品の言わんとする所のイメージにかなり近く、ポイントになる言葉や場面を拾い上げてくれている。と、かなり気に入られているご様子。確かに、これはどういう事なの?どういう意味?(ヒトリカブトとか^^;)と聞きたくなるようなシーン・言葉がたくさんあります。それを、読み取り汲み取ろうと無さって下さったことに、凄く感激したとの事。

個人的な見解でしかないですが…幾原監督は「お願い いい子になるから 私を承認して」の歌詞部分、結構お気に入りなのでは?ないでしょうか♪

 

ボンジュール鈴木嬢は、ご自身が今まで使ってこなかったワードが散りばめられていたけれど、それをどう理解するのか。と考えた時に「断絶の壁」をご自身が留学なさっておられた時に感じた「言葉の壁」というものを、反映なさった様です。

 

お二人に共通しているのは、言葉から受けるイメージ・印象だけではなく、その言葉に秘められている意味や感情、もしかするとその先にある世界なども掴み取ろうとなさる方なのかも?と思いました。

 

全体を読まれて掴み取られたイメージと、キーとなる言葉以外にもボンジュール鈴木嬢の感性で、ちりばめてある言葉がたくさんあると思います。私なんかは、彼女がイメージなさった言葉のほうが、すんなり入って来る部分があります。アレンジも秀逸ですし。「ずっと」の所なんかは私でなくても、この曲を聴いた方なら物凄くインパクトを感じられると思いますし。

「花びらがゆっくりと 二人を包むよ 星の夜に」という所が大好きなのですが、これはユリ熊嵐という世界を考えた時に、これほど甘く切なく、そして刹那的で官能的な歌詞は無いと感じました。何と言ってもロマンティックです。 

その後にある「あの場所でまってるから」「あの森で待ってるから」と続くのですが、もう、胸がキュッとなってしまいます。「見つけて」や「いい子になるから承認して欲しい」というお願いなんかも、自分を押し殺してでも、受け入れて欲しい。という切なる願いが伝わります。

 

ひとつの作品を読んだり観たりすることで、何を感じるのか?というのは千差万別・人それぞれだと思います。自分なりの解釈でやれるのであれば、それは自分の世界観で構成していく作業に近いかもしれません。が、ボンジュール鈴木嬢はあくまでも、ユリ熊嵐の世界観に添って、幾原監督の感性を読み取ろうとなさったのかもです。でもそこには、自分らしさや、オリジナリティーを十二分に発揮なさっています。もしかすると、ユリ熊嵐とボンジュール鈴木嬢の世界観が、原始の部分で似ているからこそ、共鳴しあって出来上がった素晴らしいOPなのかも?です。「いい子」と言うワードや「ねぇ…」と繰り返す所なんかは、まさにそれではないかと思います。そして、この曲は、フランス語が使われています。英語よりも、やわらかい印象のあるフランス語だからこその色が出てると思います。

 

幾原監督のおっしゃっていた「イメージ共有が完璧に出来ているというよりも、直感的に作っている面もある」と言う様なお話。これは、スタッフさん皆が、訳わからないけれど作っている。というのではなく、作品のスタンスや、世界観は共有していても、部分・部分では、それぞれの感性やイメージが反映されている。と言う事かと思います。ひとつの物事を聞いて、受ける印象は人それぞれだと思います。勿論、同じように感じる事もあるかと思いますが。そう言った人それぞれの感性を受けた時に「あ!それ面白いな」と感じたり「それいいね!」って思う事は多々あると思うのです。そう言う意味で、皆が完璧に共有しているのではなく、直感的に作っている。と表現なさったのではないでしょうか?だからこそ、物凄い時間を割いて話し合われてたり、すり合わせたりなさっているのではないかと。1本決まった物しか作っちゃ駄目!ではなく、関わったスタッフ皆で築き上げて行っている。というスタンスだと思います。勿論、そこには根底となる「軸」があるからこそ、出来る作業だとは思います。

 

幾原監督からの「シャバダドゥ」も、対談の最後、でましたよ♪

 

この後、もう一度声優お三方へと場面が変わります。

f:id:rarafoutune:20150303103637j:plain

 

f:id:rarafoutune:20150303102643j:plain

そして、スペシャルED。普段は右下でユーモラスでキュートなダンスを披露しているミニクマちゃんが、今回はなんと!大きくなって3匹も登場!とっても可愛いかったです♡

 

f:id:rarafoutune:20150303102735j:plain

このポーズは、ED曲「TERRI TORY」のジャケットで、銀子・紅羽・るるの三人がしているポーズと同じ様ですね♪今回、大きくなっていたのと、3匹だったことで初めて気づきました^^;

 

http://www.animate-onlineshop.jp/resize_image.php?image=02181751_54e4527c6a1b8.jpg&width=300&height=300

(こちらで、ED曲「TERRITORY」のジャケット絵が見られます)

 

f:id:rarafoutune:20150303181715j:plain

ちなみに、クマ達の背景は4話で、るるとみるんが「ねぇみるん、お姉さまの事がすき?」「うん!大好き!」とやり取りをした所と同じ様です。

 

 カバージャケットと同じポーズ…

え?!だとすると…?!え!?と宜しくない想像をしてしまいました…w

ラストのEDは、この3匹のクマが左から銀子(黒クマ)紅羽(赤?青?制服の色が青なので青かな?青クマ、もしかすると白クマ?ピンクも可愛いよ?!)るる(茶?オレンジ?クマ)になるのかしら?!とか><

この1枚の絵で、色々想像しちゃえます><

 

がおー!がおー!がおー!と口を大きく広げる所も迫力満点。でも、一緒に踊ろう!と言うのは、無理があります。出来ません!w

 

ED曲の発売は、3月のカレンダーで、毎週放送の予定で考えるとですが、11話放送終了後の3月25日です。

多分…このEDには、大いなるネタバレが組み込まれているのかも?と思います。タイトルの「TERRITORY」は、人間世界とクマ世界のテリトリーの事なのか、それとも、それぞれの心の領域のテリトリーの事なのか。どちらもなのか。

EDに入る所の、ギュイーンという音が凄く格好いいですよね♪

 

この曲を作曲なさったのは、いわゆるボカロPと呼ばれる分野ではとても有名な方でいらっしゃる「八王子P」さんとおっしゃられる方です。私は余り詳しくないので、お恥ずかしながら、初めてお名前を拝見した次第でした>< でもかなりかなり、ご活躍されているようで、え!?これも、この方の曲だったの!?と嬉しい発見(いまさらですが><)もありました。

 

八王子P×伊東歌詞太郎/By Your Side 【ダイハツ COPEN 「XPLAYミュージック」】第 1 弾 - YouTube

 

 

作詞の方は「はいのことん」とおっしゃられる方で、この方も、ボカロ分野では、かなり有名な方の様です。

お二人共に、とても才能のある方で、私もこの作品で始めてお名前を知り、ニコニコ動画などで、過去作品を拝見することができました。


【鏡音リン】ハートは万華鏡 【オリジナル】 ‐ ニコニコ動画:GINZA

 

私は、OP曲・ED曲両方ともに、聴くたびにどうしても、銀子&紅羽を軸にした歌。というよりも、ユリーカ&澪愛の事を浮かべてしまいます>< 誰!という明確に軸になさっている物はなく、全体の作品の印象からお作りになれているのかもですが…。

 

 

 

このあと、まちにまったユリ熊嵐、初の予告が流れました。

f:id:rarafoutune:20150303103247j:plainこの髪型は…思い切り見覚えがあります。そう、腕章が撃たれただけで、生死不明だった委員長の蜜子。これは回想なのでしょうか?

 

f:id:rarafoutune:20150303103702j:plain

ユリーカも、何やら悪い笑みを浮かべています。ちらりと見えるのは例の箱の羅列でしょうか。あの部屋でまた、何か起きるのでしょうか?

 

f:id:rarafoutune:20150303103812j:plain落ちる星のペンダント。後ろに見えているのは、断絶の壁?それとも、断絶のコートのドア?いや、もしかすると断絶の壁=断絶のコートなのかもしれません。

 

f:id:rarafoutune:20150303103921j:plainこれは銀子の胸元のようです。星のペンダントをしていません。そして胸には包帯をしています。そこから考えると、8話のラスト。紅羽は銀子を撃ったと思われます。回想でなければ…。胸に銃弾を受けたけれども、命拾いをした。その時にペンダントが落ちた。という感じかもです。

 

f:id:rarafoutune:20150303104054j:plainここで、包帯姿の銀子がはっきりとわかります。クマ耳が付いている様に一瞬みえますが、どうやらベッドの枠が上手い具合に、銀子の頭に重なり、そう見えるっぽいです。

 

f:id:rarafoutune:20150303104319j:plain

やはり、この髪型…蜜子です。どう考えても、キスをしているように思うのですが…。なぜ、銀子と蜜子が?

 

この予告、終始「がうがう」だけでしたので、声としての予告はありませんでした><

ですが、絵的にはかなり意味深で怒涛の9話になるだろう事が予想されます。

 

まず、生死不明だった蜜子。回想での登場なのか、現時間での登場なのか。もし、後者だとするとなぜ生きていたのか。腕章だけしか撃たれてないにしろ、屋上からぶっ飛んでいます。無傷ではいられません。ですが、予告でちら観ではありますが、それを拝見する限り、ほぼ無傷?のような印象を受けます。そして、このみが登場するような事を、るる役の生田さんがおっしゃられていました。そこから考えると、クマは不死身なのか!?と思わなくも無いですが…。

 

ずっと不思議だったのは、蜜子とこのみが、なぜ化けクマとして人間世界に紛れ込んでいるのか。と言う事。他のクマ(銀子・るる・ユリーカ)に関しては、それなりの理由があり、裁判を受けて「ユリ承認」されているのです。この二人だけイレギュラーなのです。もしかすると、このあたりを描くにあたり、蜜子とこのみが回想と言う形で、再登場するのかもしれません。

 

蜜子に関しては、回想というよりも、やはり現実時間で登場してそうだなぁと印象があります。星のペンダントを肌身離さずつけていた銀子が、それをつけていない。と言う事を考えた時に、紅羽に撃たれた時に落とした。と思うほうがいいのかもです。それプラス、怪我をしていますので。蜜子が撃たれる前(蜜子が生死不明になる前)の時点で、銀子は怪我をしていませんでした。そこを考えると、そうなるのかなぁと。

 

ただ、胸を撃たれて死んでないとかゾンビか!!ってなるかもですし、星のペンダントが銃弾を受けた?から、軽症だった?のかもですが。

何より不思議なのは、撃たれたとして、なぜ、蜜子が介抱しているのか?と言う事。るるが居ません。この場合、るるが介抱していそうなのですが…。るるの存在が無いと言う事が、どういう意味を指しているのか。

 

もし、このシーンが回想だとすると、何かしらの原因で、銀子は怪我を負っている。星のペンダントをしていないのは、大事なものだから、悪い事をしている時に、身に付けて居たく無かったから?とか、色々考える事は出来ます。

 

スマートに考えたら、紅羽が銀子を撃つ→銃弾を受ける→ペンダント落とす→蜜子が銀子を助ける。

この流れなのかもしれません。

るるの事も、気になりますが…。

 

ユリーカはどうなるのでしょう?目的通り、紅羽を取り込めるのでしょうか?銀子はそれを、許すのでしょうか?

真実は、ユリーカが澪愛を食べたのです。そこを紅羽が知る事が出来るのかどうか。ここがポイントになりそうです。

 

あと、EDのクマを見て、もしかしたら紅羽もクマに?!と妄想したりしたのですが、これも、根拠無くではありません。

断絶のコートは「人とクマの彼岸」と言っていました。彼岸とは?言葉の意味そのままを解釈するのであれば、煩悩や欲から解放される場所です。現世が煩悩や欲に雁字搦めなのに対し、彼岸を渡ればそれから解放されると言う事。

彼岸(ひがん)とは
 
釈迦が「彼岸に渡れ」と説いたように、彼岸は人々が欲や煩悩から解放された世界です。彼岸はサンスクリット語で「パーラム」、渡る事は「イター」といい、これをつなぐと「パーラミター」となります。どこか聞き覚えにある言葉です。これは有名な「般若心経(はんにゃしんぎょう)」の一節「波羅蜜多(はらみつた」の事です。大乗仏教の基本経典で、まさしく「彼岸へ渡る」事を説いたものです。

 

面白いのは「蜜」がある事。罪の逆の蜜かもですが、ここに蜜が出てきています。蜜子は、欲望のままの存在ですが。

 

そして断絶のコートは彼岸であるはずなのに、正直「欲望まみれ」「エゴまみれ」の人が、自分の欲求を満たすがために「承認」されています。これはどう言う事なのか。

 

欲望やエゴ、煩悩の無い世界はやはり、生まれる前か生まれた直後、そして死後です。その狭間に立っているのが断絶の壁なのかもですね。そこに足を踏み入れていると言う事は、その状況に置かれている時なのか、そうでないのか。るるなんかは、どう考えても生死の瀬戸際に居たとは思えません。自ら命を絶とうとしていたのなら別ですけど。ただ、生きる者として、ほぼ空っぽに感動もなにもなく、死んでる様に生きてきた。というのであれば、ユリーカと共通する部分はあります。

 

こういう部分を踏まえた時に、紅羽がもし「クマになる」事を望んだのあれば、ヒトとクマの彼岸なのですから、ヒトがクマになる事だって出来るはずです。そして「クマ承認」があってもおかしくないのです。

 

前日記で、ここは罪を断罪するのではなく、それぞれの感情の確認場所なんでは?と書きました。その前は、ぼんやりとですが、生まれる前の話なのかな?とも書きました。

コレを踏まえて考えた時、思い浮かぶのは「誰しも両方である」と言う事。クマでありヒトである。と言う事。何かのきっかけでクマにもなれるし、人にもなれる。のではないでしょうか。

そもそも、ヒトとクマが会話している時点で、??ですし。言語通じるの?とか。

 

だとしたら、澪愛はそれを知っていたのではないでしょうか?

絵本のお話で、鏡を打ち破る場面がありました。死ぬかもしれない。それでも、鏡を割れますか?と。鏡に映っているのは、それぞれ「今の姿」です。それを打ち破って、もうひとつの自分を受け入れる事ができる、今の自分を殺す結果となっても。と言う事なのでは?と思ったりします。が!なんだか書いてても、ややこしいので、このパターンは無いのかしら?と思わなくも無いです><

 

 ※追記

 

他のサイト様で拝見したのですが、謎のヴェールに包まれているボンジュール鈴木嬢のお顔は、これではないのか?というのがあります。

 


#vs_WORLD / ミルフィーユ ft.ボンジュール鈴木,KAKU,彩-xi-&Yuto.com™【PV出演:楠ろあ,梶原龍星】 - YouTube

 

ここに出ておられているのは、「楠ろあ」さんとおっしゃれる方で、ボンジュール鈴木嬢ではなく、ボンジュール嬢は、この楽曲で音楽とメインボーカルを担当なさっています。基本的に、お顔を前面に出されているものは、ほぼ皆無と言っていいのではないかと思います。

もし、お顔を見れるとしたら3月6日に「私こぶたちっく」(1月14日発売)を記念して初めてのミニライブ、インストアイベントを、タワーレコード渋谷店で行われるようです。ここで拝顔できるかも!?です♡

 

http://tower.jp/store/event/2015/03/003007

(イベント詳細です)

私も時間があれば、飛んでいきたかったです><あぁ悔しい…。