ニッポンノワール ep.1
とうとう始まりました!まちにまった開幕です。
ヴィヴァルディの「四季」から「冬」がとても印象的に使われています。音楽のチョイスは非常に洗練されていると感じました。
ここからは、素直に感想を書いて行きたいです。良い面も悪い面も。
正直1話という事で、かなり期待していました。が、期待はずれは言い過ぎかもしれませんが、ちょっと散らかった印象を受けました。人物紹介に重点を置かれていたのかもしれません。何がポイントなのかが掴み難く、遊佐という人物に関しても、少々肩に力が入りすぎている感は否めません。10億円事件に関しても、重大事件なのかそうでないのか、扱いが雑で、碓井殺しに関しても同じです。掘り下げはここからなのかもですが、両方同時にだしたことで、どちらも中途半端な紹介になってしまったと言えます。
その他の登場人物に関しても同じで、それぞれが個性的であり、面白い設定にあるにもかかわらず、予想通りの範疇でそれ以上をまだ見ることが出来ません。
予想外だったのは、克喜です。彼は本当に必要なのでしょうか?見ていて、なぜ彼が必要なのか、現時点ではわかりません。子役ということで、多少は大目に見れてもさすがにこの内容で、あの演技では浮いている感がものすごいです。遊佐の子供か?とも思いましたが、それでは安直でしょう。
遊佐と克喜とのやり取りが、これからも見所(?)になるのかもしれませんが、個人的には、無用な気がします。ある程度のやりとりはいいとしても、それをメインにされるとどうしても、ほのぼのホームドラマを見ている気分になります。どのあたりまで克喜を食い込ませるのか。ここもポイントになりそうです。
良かった面は、謎解きとしてみた時に、それなりにちりばめられた謎は既に出している点です。途中からポッと出しをするのではなく、ヒントはちゃんと入れているよ。といったところでしょうか。遊佐が記憶の断片を持っていることから、ソレを繋ぎあわせていくと、ある程度の真実にたどり着けるのだとは思います。
1話で気になった点
冒頭、遊佐の記憶?の断片で出てくるもの
コインロッカー?「145」¥100
老婆?口元から血 笑っている?怒っている?(感染者?)
国道?沿いのめがね屋 緑のめがねフレームの看板 P ○○工…よし印?
※1話の中で、メガネ系のものをしていたのは、主要人物の中では
才門と名越でした
監視カメラに映る白い車(バン)扉に何かの文字(読み取り不可)警備保障?
カエル(緑)
血管?管?の中を通る、緑色の液体
新聞記事「新型インフル感染拡大」「全国500箇所でウィルス調査」
「警戒レベル6?」「2009年は歴史的」6月12日(土)※6月12日が土曜日なのは2004年と2010年
スハラ車14年度販売~(平成14年は2002年)
日本を変える 五十嵐証券(広告)
全国各地で梅雨入り(実際2010年当時の梅雨入り時期とほぼ同じ 中国・四国
近畿・東海・関東甲信越は6月13日に梅雨入り)
2つ並んだコーヒー?の入った白いカップ。そこに液体が落ちる
タバコの吸殻「Fore…」
仮面ライダー?どのライダーなのか、私には不明ですが…。
(どうやら3-Aに出てきたライダー「ガルムフェニックス」の様です)
心電図?21/81
緑の液体が入れられた注射器
「金融機関共通」の封紙のされた札束
何かの傷?金属?爪あと?
↓
遊佐が目覚める
「笑えねぇ」といいながら、証拠隠滅をする遊佐。なぜ?自分が疑われると思ったから?→実際疑われるが、即座に証拠隠滅をしようとする思考が謎
現場に落ちていた「弾丸」
元ベルムズの喜志はなぜ、遊佐に対して頭があがらないのか。言いなりなのか。
死亡推定 遺体発見まで2日 遊佐は丸1日眠っていた
(発見したのは午前7時ごろ)
誰が発見して、誰が通報したのか?
碓氷薫が班長になったのは、7月。3ヶ月前
遊佐の記憶は3ヶ月消えている
なぜか既に遊佐が疑われている。よくわからない展開。
(かばんの中から、手帳・スマホ抜き取られている。遊佐が取った模様)
(弾頭・薬莢もなし。遊佐が取った模様)
午後6時
そのあと、しっちゃかめっちゃか刑事劇。なんだこれ?
パーティーピープー、見ている側が置いてけぼり。この展開は今回限りにして欲しい
遊佐は不眠症 禁煙
10億円強奪事件の犯人グループは4人で撃ち合い絶命
(監視カメラ映像あり)
※のちのち、遊佐は喜志にアリバイ作りとして、フェイク画像を作らせています。
この監視カメラ映像もフェイクである可能性も。ただし、そのあと実際に遺体は
発見されていたと思います。フェイク映像通りに倒れていたはずです。
10億円事件に関しては、上層部が蓋をしたがっているとの事
「芹奈、あの件はなんとかなりそうだ」→「そう。今立て込んでるから」
名越に耳打ちする本城
喫茶「ボナーロ」マスター・深水の存在
克喜は持病がある模様。
※遊佐の記憶にある断片、インフルの新聞記事。
日付から予想されるのは、2010年の記事。克喜は10歳であることから、2009年生まれ。1歳の時、なんだかの感染をした?とも思える。そのため、薬を飲んでいる?とも。その持病を治すために、10億が必要だった?と、ミスリードさせられているのかもしれない。
名越がバカ。多分早々に死ぬ。
遊佐の過去。壮絶だった模様ですが、必要あるのか無いのか不明。別段なくてもいいような。ありがちといえばありがち。ここからどう展開するのか。豚が鍵のようですが。
豚インフルと豚。何かしらの実験?
克喜と薫の間柄。これも今後、どう関わっていくのか。
愛情がある・なしではなく、愛情の形がどう現れていくのか。
タバコの銘柄は「Fores」
遊佐の自宅の棚に10億円強奪関連の書類と銃
東堂銀行襲撃計画案
なぜか、遊佐の自宅ビル周辺を取り囲む警察
銃を持っていることを知る本城
ざっと書き出してみましたが、不思議なのは強奪犯が4人同時に撃ち合った事
遊佐が最初から容疑者として、浮かび上がっていたこと。そのことを疑問に思わない人だらけな事。名越がバカすぎる事。喜志が遊佐のいいなりな事。
個人的に、ボナーロの深水は何かしら関連していると思います。
10億円の書類がなぜ、遊佐の自宅にあったのか。彼自身が隠したにしては、すぐに見つかる場所におきすぎです。重要ならば、自宅であっても目に触れにくい場所へ隠すでしょう。むしろ、遊佐がすぐに見つけられる様に置いたと考えるほうが自然な気がします。疑われず、簡単に遊佐の自宅へ入れるのは、今のところ深水が一番有力な気がしますが。また、自家製の栄養ドリンク?とやらも、怪しすぎです。何が配合されているのか。ただの栄養ドリンクかもしれませんが。ソレが無いとダメという設定みたいですし、遊佐自身も何らかの感染を受けているか、記憶喪失に関して関係しているのか。記憶が無いはずなのに「昨日は飲んでいない」と言う遊佐(1日碓氷の遺体と共に転がっていたから?これも、本当に1日転がっていたのが不明です。記憶が無いのですから、どの時点でその場に来たのかもわからないはず。もしかしたら、目が覚める1時間前にそこに来たのかもしれません)どちらにしろ、深水はかなり怪しさ満点です。また、深水の娘が一人他界しているのも、なぜ?だったのですが、もし新型インフル(と呼ばれるもの)が原因だったとしたら…。碓井と共犯という線もあるかもしれません。
飛躍しすぎかもですが、国家的プロジェクトの新型ウィルス開発で、なんだかの事故があり、パンデミックが起きた。それを公表できず「豚インフル」からの人間への感染という情報を流した。その際に、克喜や深水の上の娘も感染してしまった。それがきっかけで、碓氷と深水との関連が生まれる。といった流れもありそうですが、今は妄想でしかありません。
まだわかりませんが、私的に深水喜一は、黒幕では無いと思います。ただし、何らかの事情を知っている・関与している可能性は非常に高い。また克喜との名前の関連も、何かしらあるのではと思っています。
※またまた飛躍しすぎかもしれませんが、碓氷薫が未婚というのも腑に落ちません。深水喜一との名前の関連、長女が既に他界していることなどを鑑みると、克喜は亡くなった長女の忘れ形見とも考えられます。その場合、なぜ碓井薫が克喜を引き取ったのか?も謎になりますが。南武もこのあたりの事情は、重々承知な気がします。そうすると、長女と克喜が同じ病気に感染している(長女は妊娠中に感染した?)という辺りで、一応流れは出来ますが、まだまだ推測・妄想の域でしかありません。
現時点では、克喜の持病に関して、9年前の新聞記事が何らかの関連があるように思えます。感染し、命を繋ぐにはどうしても10億円が必要。となると、碓氷薫は10億円に関して、白ではなくなります。が、これはやはりミスリードなのかもしれません。まだ1話ですから、ここからまた違う展開があるのだと思います。
遊佐と克喜が親子である可能性は、ゼロではないとは思いますが…。
もしそうであれば、碓氷はそのことを遊佐に話しているのでしょうか。碓井自身の命と引き換えに何かしらの事を遊佐と実行しようとした?とも考えられます。
9年前のインフルも、本当にインフルなのか謎です。パンデミック的に感染者が増えていたようです。本当の病名は別にあるとも考えられますが…。それに関連して、隠したい誰かが居てもおかしくはありません。たとえば生物兵器的な何か。豚を介してなにかしらの実験をしていた?とも。
南武(北村一輝)が克喜の父親の場合。
やはり克喜の持病に関して、なんだかの治療をさせたいという想いから、碓氷薫と共謀し、遊佐をハメた。とも考えられます。そのためには、碓氷か南武が死ぬ必要があったということに。
世界線が繋がっているとはいえ、仮面ライダーが出てくるのも謎です。
ただのサービスなのかもですが、入れ込んでくるのであれば、克喜が仮面ライダーなんたらのグッズを持っていたとか、そのあたりにしておけばいいのに、そうではありません。とても重要だと思われる「遊佐の記憶の断片」に出てきています。
「世界を敵に回してでも、正義のために戦うのがガルムフェニックスだ」
碓氷薫の正義が関係しているのか?それとも、本当にただのサービスなのか。謎。
世界とは警察組織で、それを敵に回してでも正義のために戦うを示唆しているのか?
エンディングで、碓氷薫(広末涼子)が誰かと通話しています。
通話記録を見れば、誰と話していたのかわかりそうですが。
また通話している場所からしても、ここ3ヶ月の間での出来事だとわかります。
口元の動きだけですが
「大丈夫、大丈夫だから」「…ありがと」「…おやすみ」と言い、通話を終了している様にみえます。そのあと、スマホ片手に、何かをつぶやきます。
涙をこらえて「ごめんなさい」と言っている様にもみえますが…一体誰と何の話をしているのでしょう。ここも、後々出てくるでしょう。
あと、ここは気にしてイイ点なのか悩みますが、やけに「緑」を強調していた記憶の断片?的な冒頭。
色合い的に強調させたくて緑にしている、実は違う色とか、様々な意味はあると思いますが、緑はとても気になります。緑の液体、葉緑素的な何か。
1話の時点で、かなりのものを出してきていますから、話はそう単純では無いはずです。今後の展開に期待したいところです。