ユリ熊嵐 11話~私たちの望むことは~その2
Bパートは、嵐が丘学園の地図らしき物を、黒板に貼り付けて、その地図を叩きながら熱弁する、蝶子のシーンから始まりました。
「皆さん、おわかりですよね?この学園に潜んでいるクマを、ハイジョしなければなりません。それでは用意はいいですね?」
どうやら、例の「排除の儀」をまたまたまた行っている様です。
「クマを誘き寄だす為の餌は誰なのか。もう一度皆で、確認しましょう」
「レッツ・サーチ・サクリファイス!!」
イーヴィルからベアーへ。そして、サクリファイス。生贄になりました。もうこうなると、排除の儀で決まる悪は、誰でも何でもいいんだなぁと思うしかありません。どうでもいい難癖をつけて、悪に仕立て上げている。という構図。
そして今回も、やはり「悪=椿輝紅羽」と言う結果に。
生贄となった紅羽は、椅子に座らせられて、手錠を掛けられています。何てことを…。クマを敵視するまではまだ良いとしても、同じヒトに対してやっている事がもう、常軌を逸しているとしか言えません。10話ラストで、銃口を向けられた後、こうされたのでしょう。本当に酷いです。
その後、銃声が響き、銀子の右腕を銃弾が掠めます。どうやら潜んでいた銀子を、クマタギ隊の生徒が見つけて狙撃したようです。
「その傷。舐ぁめてあげましょうか?」
聞き覚えのある声。銀子の中に入り込んだ蜜子です。何故か銀子の中から飛び出して、東屋の下で、銀子とは逆側に座っています。
「いらないっがうがう」
「あぁら、今日はガードが固いのねぇ」
ヒト状態だった蜜子ですが、くるっと銀子側に回ってくると、クマへとなっています。
「良いこと?私はあの娘。椿輝紅羽が食べたいの。それは、私達共通の欲望」
言いながらベンチから下りる蜜子。次に現れた時は、足だけでしたがヒトの状態に。クマ→ヒト→クマと言う化け変わりが、とてもスムーズに違和感なく、しかも画面を動かす事なく変わっていきます。「早く見つけて食べましょ。うあぁぁ、匂うわぁデリシャスメルッ。スキを諦めない娘の匂いがする…」蜜子が、銀子をまた欲望の淵へと引きずり込んでいきます。
「デリシャスメル…。ゴリッ…ゴリゴリゴリ」
目の色が、どんどん蜜子カラーの赤へと変わっていく銀子。
そして…
「グワアァッ!!」
クマタギ隊の生徒を、銀子が次々と襲っていきます。とうとう本気を出した銀子。目の前に出たクマになす術もなく、倒れていく生徒たち。
気絶している。という様な状態ではなさそうです。完全に息絶えている風に見えますが…。
「そう、それでいいの。あの子達は知るべきだよぉ。狩るモノは、狩られる危険もあるんだって…」
蜜子が銀子に囁いています。いやまって。先に手を出したのは、クマ側です。私達が見ていた限りですが…。確かに排除の儀は、下衆く胸糞悪いものでした。ですが、あれは同じヒト同士。そして、命は奪っていません。
どんな理由があれ、先に「食べる」と言う行為で、ヒトの命そのものを奪ったのはクマ側でした。蝶子が現れるまで、ほぼヒト側は無抵抗状態でもありました。壁にも意味がありませんでしたし。何故無抵抗?という疑問が沸くほどに。そして今、防衛しているだけ。ヒト側からすると、そういう理屈だと思いますし、それは間違っては居ないと思います。
ただし、生贄を作り出したのは、もう頭がおかしいとしか言えませんが。いつの時代の話だよ。という感じです。
覚醒した銀子。エヴァの音楽が流れても違和感なさげです。咆哮が響きそうな勢い。もう、誰にも止められません状態。ただ無心に、紅羽の元へと行く銀子。
そんな銀子をしっかりと、撃子が殺熊光線車内部から、モニターでチェックしていました。
「こちら殺熊(サツクマ)光線車。ターゲットαを確認っ!エコクマロジカル砲、発射準備します!」なんと!前回、読み方がわからない!と嘆いていたら、撃子さんがちゃんと、読み方を教えてくれました>< 感謝♪
そしてそして!撃子さんの台詞が増えていました!
「ビリっ…ビリビリっゲスゲース!!」可哀想なメカ・このみ。またまた発電させられています。
「ゲスゲェエエエエエエエス!!」
大きな爆発音に振り向く紅羽。校舎が爆破されていきます。
屋上には、蝶子と囚われ状態の紅羽。そんな紅羽に、蝶子は「どうやって手なずけたの?スキだといって、キスのひとつでもしてやった?」と挑発しますが、すぐに
「ふんっ!チョー!汚らわしい!!」と、紅羽を罵ります。
そこへ蝶子のスマートフォンに、LINE風なSNSの様なモノからのメッセージが。
「チィッ」舌打ちする蝶子。
とうとう現れた「田中花恋」さん!縦ロールちゃんではありませんでした…。残念。
ですが、田中花恋さん、とても貴重な情報を観ている私達に教えてくれています。ユリ花壇の扉=ともだちの扉の事でしょう。銀子や蜜子が、扉を使ったとは思えません。じゃあ、一体何故扉が開いているのでしょうか?
「やはり、あそこを出入り口に使っていたのね。こざかしいっ」
ほんの少しの沈黙の後、何かを思いついた蝶子さん。
「そうだぁ!良い物があるのっ」声色まで変わっています。大丈夫なのか、この子…。
「あなたの家を捜索したら、こーんなモノがっ」嬉しそうに出したのは、澪愛の残した遺作の絵本。紅羽の大事な形見。
動揺する紅羽を無視し、これ以上ない意地悪さを発揮します。正直、蝶子の行動が一番、この作品の中で私の理解の範疇を越えています。
「お母さんが残したんですって?ヒトとクマがトモダチぃ?こんな話を書いてるから、クマにやられちゃうのよ!」
クマを憎むのは全然構わないのです。そこはわからなくもない。実際に考えた時、私の隣の家の人が、クマと生活している、鎖もせず檻にも入れず。と言うような事があれば、間違いなく怖いですし、例えその隣人の方が「襲わないから大丈夫。ほら、トモダチだから」と言っていても、そりゃあなたはいいでしょう。でも私は違うし、動物に人間のルールや感情なんて、関係ないだろうし、いつ本能表すのかわからないじゃない!って、心底思うに違いないのですから。飼い主として、最低限のルールは守って!と思います。それだと、クマを憎む気持ちはわかる。ですが、蝶子はそこではなく、紅羽個人への攻撃を始めてしまいました。
大事な遺作を、引き裂いてしまいます。ヒトとして最低の行為です。遺作だということをわかっていて、やっているのです。
「クマリア様?ばっかじゃないの?!…この世界に神様なんて居ない…。透明な空気だけが世界を支配するのよ」
蝶子さんの目が、おかしなことになっています。まるで何かにのっとられて居るかのように…。自分の意思で動いていない人形のような目に。
少し前後するのですが、引き裂いた絵本は、粉々になって屋上から舞い散っていきます。キラキラ輝いて。澪愛が込めた愛情の輝き。なのでしょうか。とっても綺麗に舞い散っていきました。
そして最後、手に残った絵本の破片を「ふっ」と、吹き飛ばしてしまった蝶子。歌まで歌いだす始末。「くまっくまっくまくまっ早くおいで。お前の餌は、ここにあるっ」
本当下衆い。胸糞悪い。なんだこの女!と思ってしまいそうなのですが。神様なんて居ない。といった時、もしかすると、蝶子も「排除」されていたのではないか?という思いがしました。誰も救ってはくれない。だから、自分は群れる。自分自身を守るために。そういう経緯があるんではないのか?とふと思いました。これは蝶子だけではなく、透明な嵐に属している子達、それぞれが抱えているんではないのかな?と。スキの相手を見つけられた人は、ある意味において「幸運」なのかもしれません。スキを諦めない!という気持ちを抱ける事が。彼女たちは、そういった気持ちを抱く事もできず、群れるしかなかった。そう考えると、本当に愚かすぎるけれども、それだけの理由を抱えているのかもです。
落ちていった絵本の破片を、見つめる二つの目。赤くはありません。白です。誰の目なのでしょうか。
校舎はどんどん破壊されていきます。砲撃がまだ続いているようです。
「あーぶない所だったわねぇ…。いつの間にあーんな趣味の悪い武器を」
螺旋階段下に身を潜めた銀子。銀子に話しかけているのは蜜子です。もう、肉体がないからかして、危機感なく、螺旋階段に座っています。そして、蜜子からみても、メカこのみは頂けない趣味の悪い物のようです。
「さっ。早く紅羽を食べにいきましょう?あなたは負けない。だってぇ、誰かをヒトリジメしたいって気持ちは、何より強いもの」
黙って聞いていた銀子ですが…。気づくと蜜子の目の前に立ち
「私はスキを忘れない。私はスキを諦めない」と宣言しました。
同時間、メカこのみは…ショートしてしまいました。酷使するから…。本当に可哀想で仕方ありません。
「ゲスゥゥゥ…」
銀子は、螺旋階段を上っていきます
「やっと見つけた。ホンモノのスキ」
銀子の後から、蜜子がついていきます。
「何を言っているの?あなたは私を受け入れた…。そうでしょう?」
そんな蜜子の声が聞こえているのか、いないのか、銀子はそれでもなお、スキについて語ります。
「ホンモノのスキは、嵐に負けて折れたりしない。
ヒト状態だった銀子が、クマ状態になっています。撃たれた右腕を、応急処置はしているようです。星のペンダント…なんでしてるんだろ?
「スキは…」
「私をひとりぼっちにしない!!」
ヒトに戻り、目の色も通常にもどした銀子。その瞬間…
鐘の音と共に、トモダチの扉へと続く階段が現れました(注:イメージ映像)かもです。
「聞こえる!紅羽が私を呼んでる!あの時と同じだ!」
嬉しそうな声で言う銀子。
「私がはぐれてしまったあの時、紅羽だけが見つけてくれた。スキを与えてくれた。だから今度は、私が紅羽を助けるんだ!」
「だめよ!」なんと!蜜子が銀子を引きとめようとしています。何故?
「だめよ。私達はクマ。忘れたとは言わせない。私はあなたの欲望。スキそのものなんだから…。」
9話での甘く悪い誘惑が、銀子を誘おうとしますが…。
「違う!!ホンモノのスキは…私を嵐に飛び込ませる!!!」
銀子の言葉を聴いて、驚愕する蜜子。え?そんなに凄い言葉だったの!?というのが本音です…。嵐に飛び込ませるってどういう事…。蜜子がそんなに、驚くような事だったの?と。
嵐に飛び込むは、紅羽を助けたい・守りたいから。でわかるんですが。蜜子の驚愕っぷりとBGMに、ちょっぴり私が、置いてけぼり感を覚えてしまいました><
凄くすごく簡単に表現するなら…「なんじゃこりゃ?」という感じでしょうか^^;
「私を捨てるって言うの?できっこない!私はあなたの欲望なのよ?」
引き離されていく蜜子。
ここで私自身が、今回一番のモヤモヤを抱えてしまいました。蜜子のいう欲望と言うのは「食べる事」のみなのでしょうか?スキという感情や、人間の女の子になりたい。紅羽を守りたい!というのも、一種の欲望に違いはないと思うのです。ある一部のものだけを指して「欲望」と呼んでいるのか。それとも、欲望という感情そのものを指しているのか。もし後者なら、大きな矛盾になってしまうと思うのです。
「欲望を失った獣は、死ぬわよ!」
蜜子が叫びますが、銀子は振り向かず、突如現れたトモダチの扉へ向かい、歩いていきます。
やはり、ブランチの名言に繋がっていました。欲望は生きる糧であり、それがなくなることは死である。それは、獣だけではなく、生きとし生けるもの全てにおいて、そうなのだと思います。
ライフセクシーが言う様に…。
「さようなら」
銀子は、蜜子に振り向く事はせず、別れの言葉を口にします。そして、最後の1段を上り、扉の前に立ちました。
「私は…私を…引き裂く!!」
「がうがうぅーー!!!」
そんな銀子を見た蜜子は…
「おばかさん…」と、少し寂しく微笑みながら、銀子を見送りました。腕章も捨てて。もう、透明な嵐のルールは無用と言うことなのかもしれません。いや、欲望と言う名の幽霊・蜜子が昇天したのかもですね。銀子の中から消えた。腕章を残して。腕章だけが残っているというのが、なんとも皮肉です。
扉を破った銀子は、屋上でとうとう紅羽を見つけます。
「紅羽!見つけたよ!がうがう」
ところが
「こないで!!」
と、銀子を拒絶する紅羽。一瞬歩みを止める銀子。
「それ以上、私に近づかないで!…いまさら何のつもり?あなたのせいで、こんな事になったのよ」
ある意味正解な気が。でも、銀子がこなくても密子は、純花を食べたのかもですし、もしかすると紅羽も食べられていたかもしれません。逆に、銀子がこなければ、蜜子もクマとして覚醒していなかったかも?しれませんが…。
屋上のライトの裏には、蝶子が身を潜めています。どうやら、紅羽は銀子を助けたいがための嘘をついている様です。
紅羽が、銀子をこさせないように、必死に言い続けます。
「最初から、あなたなんかトモダチじゃない!ヒトとクマは断絶されてるの!何をしたって、一緒になんか居られない!」
「知ってるがう。だから…どんなに拒まれても、私は君と、もう一度トモダチになる!君とトモダチになって、約束のキスをする。そうすれば、人の女の子になれるから!」
え!言っていいの?!いっちゃ駄目ルールはどうなったのでしょうか…。どうやら、気持ちが高ぶって話しているのかも?です…。
「スキを忘れなければ…いつだって一人じゃない。スキを諦めなければ、何かを失っても、透明にはならない!」
銀子の言葉に、心動かされる紅羽。ですが、銀子を蝶子の銃口が狙っています。「やめて!あなたのせいで、みんな死んだわ!純花も死んだ!私はあなたを…クマを許さない!」
「消えて…壁の向こうに帰って…。百合ヶ咲さんも、私が帰した。行って…二度と戻ってこないで…」
紅羽の言葉を聞いていた銀子でしたが、静かに歩き始めます。囚われた生贄の紅羽の方へと。
紅羽の悲痛な言葉が、口からこぼれます。こないで。と繰り返す紅羽。ですが、スキを諦めないを繰り返し、進む銀子。
紅羽の脳裏に、純花の「紅羽ちゃん。私はスキを諦めないよ」という姿が浮かびます。涙をこぼす紅羽の元に、銀子が歩み寄ります。そして銀子の手が、紅羽の頬を触ろうとした時…。
蝶子の銃口から、弾丸が飛び出しました。大きな音と共に。
その瞬間、勢いよくかけてくる、見覚えのある色のクマの足。まさか。まさか。が重なります。ですがもう、冒頭からの予感が的中するとしか思えない状況です。
鳴り響いた銃声。
落ちていき割れたハニーポット。
そこには
るるが倒れていました。
「るるーー!」駆け寄る銀子。
「ごめんね。くれちん…。戻ってきちゃった。キシシっ…。くれちんは嘘が下手だね」
「くれちんが、るるを逃がしてくれたんだ。るるの事、トモダチじゃないなんて言って。だけど…嘘…ばればれのすけだよ…。だからね…」
「くれちんは銀子の事、許してくれる。ううん、もう許してくれてる」
「るる…」
「銀子はくれちんと、トモダチになれるよ。スキ…叶えてね。約束のキス、出来るよ…。銀子なら…」
「ほら、二人の未来、見つけてきたよ」
「ね?るる…かしこーい…でしょ?」
BGMがピタリと止まり、無音になったと同時に、力の無い手だけが、だらりと下に落ちています。
撃ち損ねたといわんがばかりに、舌打ちする蝶子。呆然とする紅羽。そして…
「るる?るるーーー!!!」
あまりの出来事に、観ている私までも呆然としました。もう間違いなくこうなるだろう事は、冒頭から予測がついていたのに。とてもとても綺麗に描かれていたるる。そして、紅羽と同じ様に、「銀子を守るから」という言葉を、貫いたるる。
以前の日記で「花びらがゆっくりと 二人を包むよ 星の夜に」というOPでの歌詞が、ロマンチックで素敵だから、観てみたいと書いた事がありました。まさに今回、そのままのシーンが、銀子とるるで再現されていました。あの歌詞は、このシーンの為の歌詞だったのかもですね。本当に素敵だった。でも、その素敵は、大きな痛みを伴いました。花びらが優しく、銀子とるるを包んで…。大好きな銀子の腕の中で旅立ったるる。彼女の存在は、見ている私達にも癒しをくれていました。
絵本の破片は、約束のキス。それを今度はるるが銀子へ届けました。
そう、あまりにも痛く、切ないクマリア流星群は、蝶子が破った澪愛の絵本の欠片たち。
もう失われたクマリア様。ですが、月の娘と森の娘の中には、存在しています。そして、絵本の中には「ホンモノのスキ」も描かれています。屋上は天。天で、心無いモノの手によって裂かれました。ですが破片となって、約束のキスとなり降り注いで行き、それをみるんがるるにしてくれたように、今度はるるが銀子へと届けました。
もしかすると、そうではないかもしれません。そう意図して製作されていないかもしれません。ですが、私の中ではそう理解しましたし、たとえ違っていても、もうそれでいい。と思えるほど、るるの拾ってきた欠片が、綺麗で儚くて…。でも、たくさんのるるの思いの篭っている小さな欠片。澪愛の思いが篭っている欠片なのです。私は私の理解でいい。と思える、本当に胸の奥が締め付けられるシーンでした。
クマリア様の消失も、もしかするとこれと似たようなモノだったのかな?と思います。生きとし生けるものが、その存在を忘れてしまったら。クマリア様はもう、存在しないことに。クマリア様自身を「承認」しなくなってしまっていたら。その身を砕いたのがクマリア様なら。
そして失われてしまっていたのなら…。改めてクマリア様として、誰かがその身を昇華させることもできるのかも?と思います。
今回もCパートがありました。が、告発状や口パクのパターンと同じく、次回の次回へ持ち越しの、紅羽が断絶のコートへ立つシーンでした。
台詞が少々違っていましたが。
セクシーが紅羽に言います。
「被告人椿輝紅羽。あなたは罪を認めますか?」
紅羽の罪って何でしょうか?!
11話はここまででした。
前回で、るるはクマ世界へ行っているとばかり思っていたので、るる退場の流れは、衝撃ではありました。
本当にここまで、綺麗に伏線がまとまってきています。小さなものから大きなものまで。そしてどれも、なるほどと思えるものがほとんどではあります。ただ、まだ小物の謎が散在しているのも事実です。私が見落としているだけかもですが…。
今回、るるの旅立ちに関して、思う事がたくさんありすぎて、安直かもですが言葉を尽くしても尽くしきれなくて…。何も書けなかった。
「愚か」と言う言葉を、皆が背負っているかもしれません。もしかしたら、るるの行動も「愚か」だったのかもしれません。ですがそこには、優しさがあった。真心も。誰かを思う気持は、誰にも奪えない。スキは奪われないのです。
でも度が過ぎたり、相手が望まないものの押し付けになったら。このバランスが難しいのも事実です。
ラストへ向けて、どういう展開がまっているのか。
もうこれしか、予想できないよね。というものが、まったく持って見えない状態です。どうなっていくのでしょうか。
ラストのエピソードタイトル。「約束のキス」「約束のキスをあなたに」とかかな?と前回予想しましたが、輪るピングドラムの時のラストエピソードタイトルが「愛してる」でした。もう、これ以上ないくらいの言葉を、ラストにもってきています。全てが凝縮されている言葉。でも、私の言葉のボキャブラリーが貧困すぎて、まったく思いつかないです><
「星に導かれて」とか「スキの星に導かれて」とかかなぁ?としか…。
あと、ユリ熊嵐は、ウテナ・ピンドラと比べると、全然分かりやすい!というお話をよく見聞きするのですが、私としたら、ウテナ・ピンドラ・ユリ熊の順で難易度が高くなっている様に思えます><
スピード感は言うまでも無く、ユリ熊嵐が一番なのですが、謎という部分に関しては、ユリ熊嵐ほど、何?!それどういう意味?!と、頭を悩ませるほどではなかったと思っています。今回はもう全て「クマって何?!」これにつきます。これが一番頭を悩ませ、未だに食べるは「捕食」しているってことでいいの?と、そんな事を、この3ヶ月間くるくるやっていましたし、今もそこから脱出できていません><
ぎゅっと凝縮された展開だといえるのかもですね。
ただ1点残念なのは、ウテナやピングドラムで観られたギャグ回やカレー回、日常回が無かった事が、少し残念かもです。5話で少し観れたかな?と言う感じはありますが。
本当に泣いてもないても泣いても、ラスト1話。
最後まで、しっかりと彼女たちの行く末を、目に焼き付けたいと思います。
~追記~
ふと思った、クダラナイ呟き。
欲望の欲。これは「欲しい」で「ほし・い」になり、「星」が入っているなぁ…と思ったのですが…。だから何?駄洒落にもなっとらん!と言うお話でした><
惑星クマリアや、クマリア流星郡、星…。欲望が降り注いだ?うーん…。ここまで何を観て来たのでしょうか>< 全然考えが纏まりません…。最終回までに、考えが纏まれば…また、書き出せたらいいなぁ><